尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

ニッコウキスゲが最盛期を迎えています。尾瀬ヶ原は日陰はほとんどないので、晴れた日は帽子は必須です

尾瀬ヶ原のキンコウカ(2017.08.01 山ノ鼻ビジターセンター)
尾瀬ヶ原のキンコウカ(2017.08.01 山ノ鼻ビジターセンター)
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天気・気温

07/26(水) 雨、07:00の気温18.1℃、昨日の最高24.1℃、最低17.6℃
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち晴
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晴のち曇
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日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
会津若松市の天気予報
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晴時々曇
30℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

関東甲信地方は梅雨明けが発表されていますが、尾瀬は連日雨模様となっています。

ニッコウキスゲ ゼンテイカ は最盛期を迎えています。山の鼻の植物研究見本園では、池塘の周りに咲く ニッコウキスゲ ゼンテイカ の黄色い姿が水面に写り込むのがきれいです。
池塘には、 ヒツジグサ ヒツジグサ が咲き、中ではニホンイモリ、ハッチョウトンボ、ゲンゴロウなどが生息しているのが見ることもできます。

またさまざまな夏の花が咲き始めています。 キンコウカ キンコウカ が咲き始め、サワランが鮮やかな花を付けています。ほか、小さく愛らしいヒメヘビイチゴ、ハナニガナ、 ノアザミ ノアザミ などが咲いています。
ノアザミ ノアザミ には、ヒョウモンチョウの仲間がたくさん集まっています。 コオニユリ コオニユリ も、いくつか咲き始めています。
一方、 チングルマ チングルマ やサキスゲは、すっかり綿毛になりました。

尾瀬ヶ原は日陰がほとんどありません。晴れた日は、しっかり帽子をかぶって、熱中症対策をお願いします。

登山道の状況

鳩待峠から山の鼻までは、とくに問題なく歩けます。尾瀬ヶ原では木道でのスリップに注意してください。


至仏山は7/1より登山可能となっています。残雪は消えましたが、一部でぬかるみがあります。
先日(7/22)は、笠ヶ岳まで視察に行きました。笠ヶ岳も至仏山同様に蛇紋岩特性の山であり、貴重な植物が生育しています。 ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ 、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、タカネ ナデシコ カワラナデシコ 、ミヤマムラサキなどが咲いていました。至仏山に比べると人が少なく、ゆっくり植物が観察できます。

登山装備

熱中症対策をしっかり行ってください。晴れた日は必ず、帽子をかぶってください。

注意点

シカの植生被害度を調査するための柵を設置をしました。近年、尾瀬ではシカの問題が起こっています。シカがミズバショウを荒らしたり、ミツガシワの根、ニッコウキスゲの新芽や蕾等を食べます。
花が咲く前に食べられてしまうと言うことは、種(子孫)を残せなくなるので、次の年には数が減少してしまいます。
シカ柵設置作業への、ご理解ご協力を、お願いいたします。

昨年の今頃の様子は?

山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

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燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

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群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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