立山 | 立山室堂山荘

室堂~一の越、一部残雪あり。稜線は夏道。称名道路通行可(朝6時~)。稜線の風雨に耐えるウェアが必要です。

一の越までの雪渓(2017.07.20 立山室堂山荘 )
一の越までの雪渓(2017.07.20 立山室堂山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

07/28(金) 04:50 雨 気温12.9℃ 南の風 平均風速0.2m
富山市の天気予報
明日
晴のち曇
25℃
10℃
明後日
曇のち晴
23℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月25日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
8℃
明後日
曇のち晴
23℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月25日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

・連日雨の多い日が続いております。室堂平周辺はほぼ雪が解け、ターミナルから室堂山荘までの道も夏道を通過できるようになりました。

・称名の滝への道OPEN
落石により長らく通行止めとなっておりました称名道路が平成29年7月15日(土)午前6時より開通しています。称名滝の駐車場から先へ徒歩での通行が可能となります。

●高山植物
・一ノ越から浄土山を経て室堂山の分岐まで花が見頃です。
ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ チングルマ チングルマ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ クロユリ クロユリ 、ヒメクワガタ、イワツメクサ、ミネズオウ、イワウメ、コシジオウレン、 ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ 、タカネツメクサ、 イワイチョウ イワイチョウ 、ベニバナイチゴ、 ハクサンチドリ ハクサンチドリ ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ シナノキンバイ シナノキンバイソウ 、アオノ ツガザクラ ツガザクラ などが咲いています。

・みくりが池温泉さんから室堂山荘間の遊歩道脇
ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、コ イワカガミ イワカガミ ミツバオウレン ミツバオウレン 、ミヤマハタザオ、ミヤマゼンゴ、キジムシロ、ヤマガラシ、クロユ
リ、 ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ イワイチョウ イワイチョウ が咲いています。

●気温と日の入り、日の出
・日中の気温は室堂平で15℃前後、朝晩は10℃前後程です。
・7/30の日の出は04:55頃、日の入りは19:00頃です。

●重要文化財である旧室堂山荘を開館中です。10月上旬まで内覧できる予定です。

登山道の状況

※五色ヶ原方面 早出でお願いすま。
五色ヶ原向かう方で出発が遅く、五色ヶ原山荘の到着が遅くなる方が多いようです。
山小屋の方の迷惑になりますので到着は夕方前になるようにスケジュールしてください。

・室堂平:ターミナルから室堂平周辺の道は一部を除き夏道が出ています。

・室堂山:一部急な斜面の雪渓はステップ切って歩きやすくしてあります。夏道が6割ほど露出していますが、まだ雪渓残っているため雪渓歩き慣れていない方や自信の無い方は軽アイゼンがあると楽です。

・浄土山:一ノ越経由は夏道出ており迷わないと思いますが、室堂山方面から浄土山登る時は、分岐に木の柱でできた道標が出ておりますので、そこで雪渓を渡ると浄土山への取り付きがあります。

・一ノ越まで:一ノ越へ至るまでの雪渓斜面を歩行しやすいように道切してあります。
以前より歩きやすい状況になっていますが、雪渓歩きに慣れていない方や不安のある方は、軽アイゼンも持ってきた方がよいです。たまに道で立ち往生していたり、滑って手をつき痛めてしまったお客様が見受けられます。

・一ノ越~雄山:夏道出ており、稜線上雪はありません。

・立山三山~別山縦走:三山の稜線上は夏道になっていますのでアイゼンは不要ですが、大走りなど稜線に上がるまでの上り下りで状況によりアイゼン&ピッケルorストックが必要です。

・五色ヶ原方面:浄土山から五色が原へ行く途中、鬼岳の雪渓を50m×2か所トラバースする必要があります。
ステップが切ってあり、慎重に歩けば問題ないですが仮に滑落するとシュルントに入ってしまう可能性もあるため、10本爪以上のアイゼン及びピッケルが必要です。

・読売新道 支障ありません。
平の渡し場より奥黒部ヒュッテの間も道は修復されており問題ありません。
奥黒部ヒュッテ営業中。

●入山届の提出義務化期間は終了しましたが、室堂ターミナルでの提出推奨です。

登山装備

3000m級の夏山登山装備が必要です。

稜線上は体があおられるほど風が強いこともあり、天候が悪い時は立ち止まると一瞬で体が冷えます。
ウェアは、雨・風にしっかり耐えられるレベルが必要。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは通年必須。

夕焼けや星の観察をする場合は寒さ対策のため薄手のダウンジャケットやフリースウェアが必要です。

お知らせ

●室堂山荘HP
http://www.murodou.co.jp/

8月下旬までは平日でも個室が満室の日が多いので立山室堂山荘ホームページにて空
室状況をご確認いただくか、電話、メールにてお問い合わせ下さい。

●奥黒部ヒュッテ(室堂の兄弟山小屋です)
営業中です。
現状読売新道は通行に支障ありません。平の渡し場より奥黒部ヒュッテの間も道は修復されており問題ありません。

昨年の今頃の様子は?

2003年アルペンルート開通は4/15。山荘営業も4/15~(予約受付中)。立山室堂は完全に雪山です2023.04.13

室堂は完全雪山。荒天時トレース消失もあり。登山者やスキーは 入山届提出+雪崩ビーコン携帯が必要2023.04.26

融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 夕景 
  • 夕方は太陽が出ました。
  • 朝は予報とは裏腹のガス。視界20mほど
  • 立山の様子
  • 室堂山荘の様子(小屋明け準備中)
  • 周辺山岳はまだまだ雪山です
  • 昨日の降雪で、うっすら積もりました。今日は1日いい天気でした
  • これより下山します。今年度も多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 先週末にまとまった降雪がありました。現在約1mほど積雪しています
  • 小屋に来るまでも踏み跡以外を歩くと腰まで埋まりました。
  • 富士の折立と大汝山
  • 雄山頂上

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 / 飛騨山脈北部

立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

富山県 / 飛騨山脈北部

奥大日岳 標高 2,611m

 剱・立山連峰と同じ山域にあるためちょっと目立たないが、弥陀ガ原や室堂平からの姿は大きくて重量感がある。  立山三山と剱岳を結ぶ主稜線の剱御前(つるぎごぜん)で西に分岐し、新室堂乗越に下ってから起伏していく大日尾根の最高峰で。  大日という名から分かるように、ここも修験の山で、霊峰立山の前衛峰として大日如来体現の聖地であった。ここから立山川の深い谷越しに見上げる剱岳の峻厳な姿はすばらしく、遙拝の地にふさわしい眺めだ。  大日尾根もここまでは剱岳と同じ閃緑岩だが、この先は明るい新期花崗岩になる。ゆったりした山容のため、お花畑も多く、ハイマツの間にハクサンイチゲやチングルマ、ミヤマダイコンソウ、クロユリ、コバイケイソウなどの群落が美しい。  一般向の登山コースは、アルペンルートの終点室堂から浄土川を渡って新室堂乗越へ登り、西へ大日尾根を行く3時間の行程だ。もう1つは主として下りに使われる称名坂コースで、称名平から大日平、中大日岳を経て山頂に至るもので、7時間の急登だ。

富山県 / 飛騨山脈北部

真砂岳 標高 2,861m

真砂岳は立山連峰の北側に位置する山。山頂から東側に5分ほど下った場所には内蔵助山荘がある。 山体の東側にある内蔵助カールは、日本国内で7箇所確認されている氷河の1つで(2019年時点)、唯一、一般登山者が立ち入ることが出来る場所として知られている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報