飯豊山 | 飯豊山・天狗平ロッジ

石転ビ沢ホン石転ビ沢すぐ下流の亀裂は1~3mの幅でルート工作が必要、赤谷林道は再び土砂崩れで通行止め

鏡山(2017.08.28 飯豊山・天狗平ロッジ)
鏡山(2017.08.28 飯豊山・天狗平ロッジ)
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※ご利用上の注意

山と周辺の状況

飯豊山は夏山のシーズンを迎えようとしていますが、まだ残雪あります。登山中は、滑落などに注意してください。最近の主な注意点、変わった点は以下のとおりです。

・赤谷林道(加治川治水~湯の平温泉経由・北股岳方面の登山道)は、7月26日に大規模な山崩れの発生が確認されたことから、現在、通行できません。8月5日(土)に予定していました山開きは中止となりました。
http://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?cd=10768

・御西小屋の水場を掘り出し使用できるようになりました。

・杁差小屋の水場は、若干降った所の融雪水が使用できます。

・本山小屋、御西小屋の水場は管理人が掘り出したので利用できます。

・石転ビ沢ホン石転ビ沢すぐ下流の亀裂は1~3mの幅でルート工作が必要です。作業が出来ない方は入渓しないでください。今後亀裂は大きくなります。

・大日杉から登り、切合小屋直前の残雪はまだ消えていないので、滑落に留意してください。

その他、詳細情報は、飯豊朝日連峰の登山者情報もご参照ください。
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

登山道の状況

飯豊山では、まだ登山道に雪が残っている箇所が多く残っています。とくに東側斜面(山形側)は、多く残っています。場所によっては、アイゼン・ピッケルを必ず携行してください。

・大日杉口から登る場合、切合小屋直前の残雪はまだ消えていません。滑落しないように留意してください。

・石転ビ沢は、ホン石転ビ沢すぐ下流の亀裂は1~3mの幅でルート工作が必要です。作業が出来ない方は入渓しないでください。今後亀裂は大きくなります。
 梶川出合は高巻きになります。石転ビノ出合までは全て夏道です。
 http://www.iideasahi.jp/2077.html

・足ノ松尾根は、奥胎内ヒュッテから足の松尾根登山口までの乗り合いタクシーが再開されています。

・弥平四郎から三国岳までは特に問題ありません。種蒔山は残雪があるので、滑落しないように通行してください。

・梶川尾根は雪が消えました。梶川尾根~扇ノ地紙~梅花皮小屋~梅花皮岳の間の残雪も、すべて夏道となりました。

・梶川尾根は丸登山口から765mピークの岩場地帯の上部の最も大きな岩場付近で、岩に空いた穴に数年前からマムシが棲んでいます。今回も捕獲に失敗し、潜ったので、楔形の石でふさぎましたが、注意して通行して下さい。
 http://www.iideasahi.jp/2076.html

・稜線では、梅花皮小屋と御西小屋の間で残雪があります。梅花皮岳~天狗ノ庭の間は、急斜面に張り付いた残雪の末端部分が氷結しており、滑落注意です。

・御沢登山口(川入)からの登山道は、三国小屋までは特に問題はありません。切合小屋の前で雪渓が現れます。

・赤谷林道(加治川治水~湯の平温泉経由・北股岳方面の登山道)は、7月26日に大規模な山崩れの発生が確認されたことから、現在、通行できません。8月5日(土)に予定していました山開きは中止となりました。
http://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?cd=10768

・ダイグラ尾根取付きの桧山沢吊橋は、ワイヤーを修繕するため通行禁止ととなりました。ダイグラ尾根は基本的に通行できないと考えてください。

・大石ダム~権内尾根の林道は、終点直前で路肩が崩れていますが、徒歩で通過する分には問題ありません。

登山装備

登山道には残雪が残っている箇所があります。登山道によっては、雪に対する装備が必要です。

お知らせ

天狗平ロッジは7月初旬から8月下旬までの間、管理人が常駐しますので、予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。

稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。

昨年の今頃の様子は?

4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27

足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11

飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子

  • 登山ポストが設置されました
  • 開設準備を待つ倉手山登山口
  • 2023年12月30日の頼母木小屋の様子
  • 10月22日撮影、丸森尾根標高1,100m付近にて
  • 崩壊が進む石転ビ沢
  • 梅花皮小屋から撮影した石転ビ沢。融雪が進んでいる
  • 石転ビ沢を見上げる
  • 御西小屋へ続く主稜線の様子。御西小屋に資材を運ぶヘリから撮影したもの
  • ダイクラ尾根の吊り橋は、まだ掛かっていません
  • 石転ビ沢遠望
  • 国民宿舎飯豊梅花皮荘から飯豊連峰

飯豊山・天狗平ロッジ

電話番号:
090-5846-1858
連絡先住所:
山形県西置賜郡小国町

地図で見る
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

施設の詳細を見る

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 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。  山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。  山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。  それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。  夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。  メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。  飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

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