槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

主ルートに支障ありません。秋めいてきています。ご自分の力量にあった山登りを。小屋には16時到着のゆとりある計画で。

大天井ヒュッテ近く 牛首展望台から見る日没 (大天井ヒュッテスタップ撮影)(2017.08.21 槍ヶ岳山荘 )
大天井ヒュッテ近く 牛首展望台から見る日没 (大天井ヒュッテスタップ撮影)(2017.08.21 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

08/17(木) 10:00 晴
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
21℃
7℃
明後日
24℃
4℃
日本気象協会提供 2024年4月17日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
21℃
5℃
明後日
23℃
3℃
日本気象協会提供 2024年4月17日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日まで強風とガスで、天気はすぐれませんでした。
今朝は晴れ。でも風は次第に強くなるかもしれません。

●天候と自然
槍ヶ岳山荘
8/16ガスと雨の1日
ガスが開き、穂先が見えることも時折ありました。

8/13 最盛期到来!
連休中日に続いて本日もたくさんの登山者で賑わいました。

8/11 山の日
霧に包まれ小雨も降った1日でしたが、18時過ぎから劇的に霧が晴れました!

●南岳山荘
8/16
お盆を過ぎると寒くなるとよく言いますが、本当に最近めっきり寒くなりました。

8/15 朝から霧雨が降る肌寒い天気です

●大天井ヒュッテ
8/15 午前中は、雨は無かったのですが霧に覆われていて視界は利かず。午後からは本格的に雨が降ってきました。
台風5号の時の雨以来ですから7日ぶりという事になり、山の日からお盆連休にて初めての雨降りとなりました。
表銀座を歩く登山者も随分と少なくなって来ています。
二俣谷で サラシナショウマ サラシナショウマ 」です。秋の訪れを知らせる花のひとつです。
梓川の源流では「ママコナ」 背丈10cm程の小さな花 
クロクモソウ、 クルマユリ クルマユリ にタカネ グンナイフウロ グンナイフウロ もまだまだ見る事が出来ました。

8/14
早朝から高曇り、早朝には穂高岳~槍ヶ岳まで見えていましたが、10時以降雲に隠れてました。
気温は11℃~19℃、風はなく穏やかな陽気となって通過する登山者もグッと少なくなって来ました。
今朝の「朝焼けウォッチング」では、その雲に阻まれ槍ヶ岳には朝日が届かず。高瀬川の上に広がる雲海と遠くに見える立山と剣岳の雄姿が朝日に輝く姿が見られました。

展望台から下山途中、「ミヤマコゴメグサ」の小さな可憐な花を見つけ、もうこんな時期なんだと。
夏から秋へと移り変わる頃に花を咲かせる高山植物にて季節は晩夏にですかね。
秋の高山植物の代表格「 トリカブト ヤマトリカブト 」の鮮やかな紫色が目につくようになっていました。
そしてミヤマタンポポは胞子となって今にも飛び立とうとしている姿に
立ち出した白い花が「オニシモツケ」です。やはりこの花も初秋の高山植物にて「秋」を感じる風情です。
「ミヤマ アキノキリンソウ アキノキリンソウ 」と「ミヤマモンキチョウ」
更に秋の花「クロトウヒレン」も開花し出していました。
それでもまだまだ夏の高山植物も健在にて「テガタチドリ」の赤紫や「 ウサギギク ウサギギク 」の黄色や白い「エゾシオガマ」等々、夏から秋への移行時期にて更に増えた高山植物です。

登山道の状況

主なルートで大きな支障はありません

●槍沢~槍ヶ岳
槍沢に雪が残るところがありますがアイゼンはなくても大丈夫でしょぅ。
スプーンカットになっていて転んでも滑落するようなことはないでしょう。

●槍ヶ岳~南岳 支障ありません

●表銀座方面 支障ありません。

●飛騨側
・西鎌尾根、飛騨乗越 通行に支障ありません。
・南岳新道 ルートが荒れており、山に慣れない方やお子様は入らないように。

登山装備

3000m級の夏山登山装備が必要

雪渓の風は冷たいです。曇やガスだととても寒く防寒着は必携
紫外線対策のサングラスや日焼け止めも必携です。

※スニーカーでは登れません。

注意点

装備の油断なく、現地で最新情報を得るようにしましょう。
山の基本は早出早着。これから夏山最盛期には夕立や雷の時期でもあります。早めの小屋入りが安心です。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

●予約 夏のシーズンの混雑状況
問い合わせがとても多くなってきました!
よくある質問をお伝えしたいと思います。
・毎年だいたい海の日の連休から小屋も、テントも混雑します。
※テント場は全部で39張なので早い時はお昼過ぎには受付終了になります。
こちらがいっぱいになると殺生ヒュッテさんのテント場をご利用いただくか、小屋で宿泊していただくことになります。

・予約は「海の日連休~シルバーウィーク終りくらいまで」で「4名様以上のグループ」のみご予約承ります。
「本当に大丈夫なのでしょうか?」という電話をよく受けますが、大丈夫です。
槍ヶ岳山荘は場所がら、混みあっていて泊まれません。ということはありませんのでご安心を!
こちらである程度の人数を把握するための予約であり、食事の申し込みも着いてからの受付で間に合います!

・予約は、部屋を確保するための予約ではありません。
・予約は 先着順ですのでご了承ください。
※個室の予約は受け付けていません。

・予約と山の安全とゴハンの支度
どの山小屋も晩ご飯の準備があります。
また、日没になるにつれ危険なことはたくさんあります。
寒くなります。ヘッドライトだけでは想像以上に山は暗いです。
野生動物と遭遇する場合もあります。
遅くても16:00までには到着してください。
自分の体力などを考えて15:00~16:00に到着できるプランを立ててお越しいただければと思います。

●テント場
週末を中心にたくさんのテントが張られます。到着はお早めに。

●大天井ヒュッテ
個室の無料サービスについて
平日には2名様以上にて個室を無料(御宿泊料は通常通りです)でご利用頂けます。
本日~10月13日(金)の平日(連休・土曜日以外)
無料個室をご希望のお客様には事前にご希望をお聞きしますが、当日の御到着順とさせて頂きます。

●2017年系列小屋営業日 各山荘への連絡は07:00~20:00(岳沢06:00~)
・槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・槍沢ロッヂ 0263-95-2626 または 090-3135-0003
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)
・南岳小屋 090-4524-9448
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土)
・大天井ヒュッテ 090-1401-7884
期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土)
・岳沢小屋 090-2546-2100
期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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