徐々に秋も深まり、木々の紅葉も進んできています。草紅葉がだいぶ進み、ヤマウルシ・ツタウルシは真っ赤に葉を染め始めました
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原では徐々に秋も深まり、木々の紅葉も進んできています。山ノ鼻の植物研究見本園でも様々な秋を見ることが出来ます。
ヤマウルシは真っ赤に葉を染め、ツタウルシが紅葉し、
イワショウブ
イワショウブ
も赤い実をつけた物が増え、アヤメ平では草紅葉がだいぶ進んでいます。
池塘の
ヒツジグサ
ヒツジグサ
の葉が色付く様子は、草紅葉や山の紅葉と並んで尾瀬の秋らしい風景だと思います。
また、尾瀬で最後に咲く花、エゾリンドウは見頃を迎えています。
紅葉のピークに至っていない今の時期の尾瀬はとても静かで、広い尾瀬ヶ原を独占できる機会が多くなります。
鹿や鳥の声、風の音を聞きながら、ベンチで光のうつろいを楽しむ。たまにはそんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか?
登山道の状況
鳩待峠から山の鼻までは、とくに問題なく歩けます。尾瀬ヶ原では木道でのスリップに注意してください。
至仏山は7/1より登山可能となっています。「花の名山」のひとつにも数えられる至仏山ですが、次第に登山道から見られる花も限られて来ています。
現在は
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
、オヤマリンドウ、ヒメシャジン、ホソバコゴメグサ、ミネ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
などが咲き、まだしばらく楽しめそうです。
ミヤマワレモコウ、
キンコウカ
キンコウカ
、タカネトウウチソウ、
チングルマ
チングルマ
などは、盛りを過ぎていてあと少しで見られなくなってしまうでしょう。
登山装備
秋の気配を感じてきました。雨具と防寒対策をしっかり行ってください。
注意点
ミズバショウの実が熟してきているので、クマが食べに来ているようです。 最近クマの目撃情報が増えてきているので、ミズバショウが群生している場所などを通る際は注意して通行してください。
尾瀬はツキノワグマの生息地なので、クマ鈴をつけるなどのクマ対策をして、もしクマに出会っても、写真を撮ったり大声を上げるなどの刺激を与えないようにしてください。
出会ってしまったら、背中を向けたり、走ったりせずに、目を合わせないようにゆっくり後ずさりして立ち去ってください。
シカの植生被害度を調査するための柵を設置をしました。近年、尾瀬ではシカの問題が起こっています。シカがミズバショウを荒らしたり、ミツガシワの根、ニッコウキスゲの新芽や蕾等を食べます。
花が咲く前に食べられてしまうと言うことは、種(子孫)を残せなくなるので、次の年には数が減少してしまいます。
シカ柵設置作業への、ご理解ご協力を、お願いいたします。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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