湿原がだんだんと秋色に染まってきて、ヤマドリゼンマイの黄葉とヤマウルシの紅葉が見事です
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原、山ノ鼻地区の台風後の様子は、川上川は増水していたものの水が氾濫する程ではなく、尾瀬ヶ原の方も木道が冠水している場所はありませんでした。
湿原がだんだんと秋色に染まってきました。ヤマドリゼンマイの黄葉が見ごろを迎えており、竜宮~ヨッピ吊り橋間では色のコントラストが非常に美しいです。
また、湿原で一際赤色で目立つのがヤマウルシです。大変きれいで目立つのですが、ウルシの仲間でかぶれることもあるので、気を付けてください。
紅葉の中で、エゾリンドウの花が開いているものが、あちこちで見られます。また、タムラソウの群落が生育している箇所があります。ほか、白いブラシ状のような花がよく目立つ、
サラシナショウマ
サラシナショウマ
もまだ咲いています。
気温が10℃を下回る日が出てきています。秋の尾瀬はとても素晴らしいですが、朝晩の気温の変化に対応出来るように防寒着などをお持ちください。
登山道の状況
鳩待峠から山の鼻までは、とくに問題なく歩けます。尾瀬ヶ原では木道でのスリップに注意してください。
至仏山は7/1より登山可能となっています。「花の名山」のひとつにも数えられる至仏山ですが、次第に登山道から見られる花も限られて来ています。
登山装備
秋の気配を感じてきました。雨具と防寒対策をしっかり行ってください。
注意点
ミズバショウの実が熟してきているので、クマが食べに来ているようです。 最近クマの目撃情報が増えてきているので、ミズバショウが群生している場所などを通る際は注意して通行してください。
尾瀬はツキノワグマの生息地なので、クマ鈴をつけるなどのクマ対策をして、もしクマに出会っても、写真を撮ったり大声を上げるなどの刺激を与えないようにしてください。
出会ってしまったら、背中を向けたり、走ったりせずに、目を合わせないようにゆっくり後ずさりして立ち去ってください。
シカの植生被害度を調査するための柵を設置をしました。近年、尾瀬ではシカの問題が起こっています。シカがミズバショウを荒らしたり、ミツガシワの根、ニッコウキスゲの新芽や蕾等を食べます。
花が咲く前に食べられてしまうと言うことは、種(子孫)を残せなくなるので、次の年には数が減少してしまいます。
シカ柵設置作業への、ご理解ご協力を、お願いいたします。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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