尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

湿原がだんだんと秋色に染まってきて、ヤマドリゼンマイの黄葉とヤマウルシの紅葉が見事です

至仏山から見下ろす尾瀬ヶ原(2017.09.27 山ノ鼻ビジターセンター)
至仏山から見下ろす尾瀬ヶ原(2017.09.27 山ノ鼻ビジターセンター)
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天気・気温

09/21(木) 曇り、07:00の気温10.7℃、昨日の最高19.3℃、最低9.0℃
みなかみ町の天気予報
明日
18℃
4℃
明後日
晴のち曇
21℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 4:00発表
会津若松市の天気予報
明日
晴一時雨
14℃
5℃
明後日
晴一時雨
15℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

尾瀬ヶ原、山ノ鼻地区の台風後の様子は、川上川は増水していたものの水が氾濫する程ではなく、尾瀬ヶ原の方も木道が冠水している場所はありませんでした。

湿原がだんだんと秋色に染まってきました。ヤマドリゼンマイの黄葉が見ごろを迎えており、竜宮~ヨッピ吊り橋間では色のコントラストが非常に美しいです。
また、湿原で一際赤色で目立つのがヤマウルシです。大変きれいで目立つのですが、ウルシの仲間でかぶれることもあるので、気を付けてください。

紅葉の中で、エゾリンドウの花が開いているものが、あちこちで見られます。また、タムラソウの群落が生育している箇所があります。ほか、白いブラシ状のような花がよく目立つ、 サラシナショウマ サラシナショウマ もまだ咲いています。

気温が10℃を下回る日が出てきています。秋の尾瀬はとても素晴らしいですが、朝晩の気温の変化に対応出来るように防寒着などをお持ちください。

登山道の状況

鳩待峠から山の鼻までは、とくに問題なく歩けます。尾瀬ヶ原では木道でのスリップに注意してください。

至仏山は7/1より登山可能となっています。「花の名山」のひとつにも数えられる至仏山ですが、次第に登山道から見られる花も限られて来ています。

登山装備

秋の気配を感じてきました。雨具と防寒対策をしっかり行ってください。

注意点

ミズバショウの実が熟してきているので、クマが食べに来ているようです。 最近クマの目撃情報が増えてきているので、ミズバショウが群生している場所などを通る際は注意して通行してください。
尾瀬はツキノワグマの生息地なので、クマ鈴をつけるなどのクマ対策をして、もしクマに出会っても、写真を撮ったり大声を上げるなどの刺激を与えないようにしてください。
出会ってしまったら、背中を向けたり、走ったりせずに、目を合わせないようにゆっくり後ずさりして立ち去ってください。

シカの植生被害度を調査するための柵を設置をしました。近年、尾瀬ではシカの問題が起こっています。シカがミズバショウを荒らしたり、ミツガシワの根、ニッコウキスゲの新芽や蕾等を食べます。
花が咲く前に食べられてしまうと言うことは、種(子孫)を残せなくなるので、次の年には数が減少してしまいます。
シカ柵設置作業への、ご理解ご協力を、お願いいたします。

昨年の今頃の様子は?

山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

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燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

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群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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