北八ヶ岳 | 北横岳ヒュッテ

29日初氷-3℃。雨池や双子池の紅葉が見頃予想。雨池と亀甲池は渇水していることで名前の由来となった亀甲状構造土を確認できます。

新雪とゴゼンタチバナ(2017.10.19 北横岳ヒュッテ)
新雪とゴゼンタチバナ(2017.10.19 北横岳ヒュッテ)
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天気・気温

10/06(金) 曇り、朝の気温3℃、日中9℃
 
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
13℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 4:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
26℃
17℃
明後日
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低が-3℃~5℃、最高は6℃~12℃です。
最低気温が氷点下となることが普通になっているので防寒対策は必須です。
紅葉の見頃は標高2200m前後です。
9月16日初霜
9月29日初氷-3℃
七ツ池周辺の紅葉は見頃のピークに氷点下の朝が続いてしまったので、水際のカエデや森の中の ナナカマド ナナカマド は茶枯れてしまいました。
9月30日の土曜日までは美しさを保っていたのですが、ヒュッテ付近での紅葉の見頃が1年先になってしまったと思うと寂しさを感じてなりません。
七ツ池の紅葉は終わりましたが、紅葉の見頃は七ツ池よりも標高の低い方へと進んで行くので、北八ヶ岳の広い範囲ではこれから紅葉のピークを迎えます。
今の時点で白駒池の紅葉が見頃になっているようなので、今週末には雨池や双子池の紅葉が見頃となっていると予想できます。ただ気象条件で大きく変わってしまうので外れてしまった時はご容赦ください。
あと雨池と亀甲池は渇水気味で、昨年の水量が多すぎて困ってしまったことが嘘のようです。
自然現象とはなかなか人の思うようには行かないものですが、渇水していることで亀甲池の名前の由来となった亀甲状構造土(ここでは石が直線状に並んで多角形の辺を構成している様子)を確認することができたりもします。
残念と思う景観の中でも自然の面白みを発見できることもあるので、たとえ紅葉のピークを外してしまったとしてもガッカリせずに自然を楽しんでいただきたいと思います。

登山道の状況

登山道に支障があるところはありません。
登山道の状況が変化しやすい時期です。思いのほか歩行時間がかかることがあるので行程計画は無理のないものにしてください。

注意点

※10月上旬に白駒池は紅葉の見頃を迎えるかと思いますが、今年は過去にないほどの混雑が予想されます。マイカーやバス等で白駒池入口や麦草峠方面へ向かう方は時間的な余裕を大きく持たせるようにしてください。道路混雑を避けて北八ヶ岳ロープウェイから歩いて行かれるのも一案です。
※日没時間が早くなってきているので早着を心掛けていただき、必要な装備と寒さ対策万全でお越しください。
※登山道の分岐点で進むべきルートを間違える事例をよく聞きます。分岐点ではコンパスと地図を使って方向確認を必ず行うようにしてください。
※乳幼児を背って登山される場合は転倒時に重大事故となる可能性が高いので十分注意してください。
七ツ池での食事や幕営、大小便は禁止です。また、投石をしないようにお願いいたします。

お知らせ

10月8日(日)は満室となりました。
当ヒュッテは昼食の提供をしておりません。
翌日のお弁当も要予約となります。(簡素なものになります)
・宿泊の方の翌日のお弁当は800円で要予約となります。
・定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。また不定休となっているので休憩利用ができないことがあるのでご注意ください。

当ヒュッテは救助要請や非常事態の場合を除き、15時半から翌朝8時までは宿泊者以外の立ち入りをお断りしています。

秋季料金(4月、5月、10月、11月) 夏期料金に対して400円増しとなります。
現地電話(090-3140-9702)まで

昨年の今頃の様子は?

例年に比べて半月ほど早く雪解けが進んでいます2023.04.18

山の上にも花の季節が訪れました2023.05.17

北横岳ヒュッテ周辺の過去の様子

  • ロープウェイからの蓼科山
  • 夕映えの縞枯山の樹氷林
  • 暮れゆく三ッ岳
  • 山麓から見上げる北横岳
  • 坪庭から望む新雪の北横岳
  • カラマツ黄葉の山麓と南アルプス

北横岳ヒュッテ

現地連絡先:
090-3140-9702
電話番号:
090-7710-2889
連絡先住所:
長野県茅野市塚原2-17-26

地図で見る
http://kitayoko.fine.to/

施設の詳細を見る

関連する山

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