鳥海山 | 鳥海国定公園観光開発協議会

鳥海山は10月4日に降雪し、今年の初冠雪・積雪となりました。標高1,400m辺りより高い場所では積雪あり

初積雪となった鳥海山(2017.10.05 鳥海国定公園観光開発協議会)
初積雪となった鳥海山(2017.10.05 鳥海国定公園観光開発協議会)
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天気・気温

10/06(金) --

山と周辺の状況

10月5日に、吹浦口コース ~ 長坂道コース ~ 御浜( 大平登山口 ⇔ 長坂道T字分岐 ⇔ 御浜 )と歩いてきましたので、その様子をレポートいたします。

鳥海山は10月4日に今季の初冠雪が観測され、標高1,400m辺りより高い場所では積雪がありました。日陰になる場所には雪が残っている場合があります。
また、この時期は、好天が続くと雪が消える時期ですが、コース状況が変化しやすくなっています。前後数日間の天候の確認をするなどしてください(急な天候の変化にも対応できるようにしてください)。
アクセス道については、朝夕には凍結していることも考えられますので注意して通行してください。

紅葉は、中腹の大平山荘辺り(標高1,000m付近)が綺麗に色づいています。
また、雪と紅葉の中に、 ミヤマリンドウ ミヤマリンドウ が花を付けているところもあります。

登山道の状況

標高が上がるごとに風は冷たくなっていきます。河原宿より高い所では、積雪のためか、さらに気温が低くなり風が冷たくなっているように感じました。
落ち葉や積雪により段差がわかりにくかったり、滑りやすくなったりしているところがあります。これからの時期は、標高の高い所では雨の代わりに雪が降る機会が多くなってきます。雪渓上ではルートを見誤ることもありますので、ルートや位置の確認をしながら通行してください。
また、荒天時には無理に進もうとしないということも考えてください。

山行時には、登山道マップや現在地を把握できる物(GPS等)を準備してください。寒さや雪に対応できる装備を忘れずに行ってください。通行の際は十分に注意してください。

詳細は以下のとおりです。


●「大平登山口」~「見晴台」
積雪は見られませんでした。ブルーラインから登りはじめの登山道はコンクリートで整備されています。見晴台まで灌木の中を歩きます。
登山道は苔などで滑りやすくなっているところがあります。また、この時期は落ち葉などもあり、段差がわかりにくくなっているところもありますので注意してください。
ところどころコンクリートが壊れたところは谷側に踏み外さないように注意してください。

●「見晴台」~「河原宿」
「清水大神」を過ぎた辺りから積雪が見られました。「とよ」の一部では、雪解け水が登山道上に流れ込んでいるところもありました。
積雪道の通行は足元も不安定になり、段差も分かりにくくなりますので十分注意してください。
ガスや降雨/雪等で視界が悪い時は道迷いに注意してください。晴れていても、ルートが笹などで見えにくくなっている場合もありますのでルートや位置確認をしながら歩いてください。

●河原宿~長坂T字分岐
登山道上で積雪が見られました。積雪道の通行は足元も不安定になり、段差も分かりにくくなりますので注意してください。
積雪時の木道は大変滑りやすくなっています。段差もわかりにくくなっていて、足場がないところに雪が残っているだけという場合もありますので十分に注意してください。
天気が良ければ途中から新山と外輪山が見えてきますが、決して急ぐことなく、足元を確かめながらゆっくり通行してください。

●長坂T字分岐~御浜小屋
登山道上や御浜小屋周辺では積雪が見られました。雪解け水が溜まっている所や、水分を含んで泥状になっている部分もありましたので、注意して歩いてください。
なお、登山道を通行の際は、悪路になっている場合でも脇の植物の上を歩くことは避けてください。
この辺りは、「特別自然保護区域」にもなっています。ご協力をお願いします。
天気の良い時には、鳥海湖や新山、庄内地方などを眺めることができますが、足元を確かめながらゆっくり通行してください。


●アプローチ道の状況
・「大平登山口」、「鉾立口」へアクセスする鳥海ブルーラインは、現在、通行可能です。
 ※例年は、11月上旬~4月下旬は終日通行止めとなります。また、例年10月下旬からは、凍結の恐れがあるため夜間通行止め(17:00~翌朝8:00)となります。ゲートは封鎖されてしまいますので、時間内での通過となるように注意してください。
 ※「鳥海ブルーライン」は工事のため一部片側通行になっている個所があります。指示に従って注意して通行してください。
 ・「湯ノ台口」へのアプローチ道の「鳥海高原ライン」は、現在、通行可能です。
 ※例年は、11月上旬~4月下旬は終日通行止めとなります。
 ※「鳥海高原ライン」は工事のため一部片側通行になっている個所があります。指示に従って注意して通行してください。

●周辺の小屋と避難小屋の情報
・「滝ノ小屋」は10月20日(金)までの営業予定です。
・大平登山口近くの「大平山荘」は10月31日(火)まで営業しております。
・7合目の「御浜小屋」、山頂の「御室小屋」は9月3日(日)で今年の営業を終了しました。

登山装備

・周辺に水場はありません。また、7合目の「御浜小屋」、山頂の「御室小屋」が営業を終了したため、購入することもできません。山行の際は水分、食糧等は多めに持っていくなどしてください。
・山頂方面に向かう場合は、まだ雪渓が残っています。
・山行中の降雪に備えた装備をしてください。
・地図、コンパス、GPSなど道迷いの対策を必ず行ってください。
・雨の続いた後など、雪渓の表面が融けて硬い氷が露出し、転倒や滑落の危険があります。また、新たな積雪の場合もありますので、前後数日間の天候を確認し、必要に応じアイゼン・ピッケルなどの装備を準備してください。
・登山道を外れて歩かないようにしてください。

注意点

鳥海山の5合目より上にはキャンプ場はありません。テント張る時は特別な許可が必要です。

お知らせ

★山小屋の予約について
夏山シーズンの土曜日や日曜日は混雑するのでお早めにご予約ください。

■登山口付近の宿泊施設
●「湯ノ台口」付近の宿泊施設
 滝ノ小屋の予約受付をしています。
  ・滝の小屋      電話0234-72-5886 遊佐町企画課
  ※滝の小屋はWebからの予約受付も可能。夕食料金が1000円から1200円になりました。
  http://www.town.yuza.yamagata.jp/sightseeing/info/98ff56025.html

●「大平口」、「鉾立口」付近の宿泊施設
 ・大平山荘 電話090-2607-2326
 ・鉾立山荘 電話090-3124-2288

鳥海国定公園観光開発協議会周辺の過去の様子

  • 冠雪した鳥海山
  • 冠雪した鳥海山
  • 中腹の紅葉の様子
  • 鳥海山山腹の様子

鳥海国定公園観光開発協議会

現地連絡先:
0234-26-5759
電話番号:
連絡先住所:
〒998-8502 山形県酒田市中町二丁目5-10(酒田産業会館内)

地図で見る
http://www.chokaizan.com/

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