ブナの黄葉をはじめ、モミジなどの美しい木々の紅葉と、広大な湿原の草紅葉のコントラストが見事な時期です
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
秋空に、草紅葉と青く輝く池塘が美しく見られる季節です。草紅葉の色と林の木々の紅葉の色合いがうまい具合に調和し、
とても美しい景観の中に身を置くことができます。
先日、燧裏林道まで巡回した際には、ブナの黄葉をはじめ、モミジなどの美しい木々の紅葉と、広大な湿原の草紅葉のコントラストが見事でした。
紅葉に包まれながら湿原の真ん中を歩くという体験は、本当に素晴らしいもので、ぜひ紅葉の尾瀬を見に来てほしい季節です。
ただし、秋が深まるにつれて日の入りが徐々に早くなって来ております。秋の尾瀬を歩く際は余裕を持った無理のない行程を心がけ、防寒具や雨具などの装備を忘れずにお越し下さい。
また、沼尻のトイレは10月9日までで、冬季閉鎖の為使用できなくなりましたのでご注意下さい。
登山道の状況
木道に霜が降りると、滑りやすくなります。とくに朝は十分に注意して歩いてください。
先日、改めて見晴新道(燧ヶ岳山頂~見晴の登山道)を巡回・視察しました。まだ新しい登山道なので、地面が安定しておらず、ぬかるみが多く、歩くにくい印象です。それでも、現在地を知らせる表示や、危険箇所のトラロープなど、登山者の方が怪我や遭難をしないように配慮されています。見晴への下山としては利用したすいルートです。詳細も記載いたしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/83112/
●尾瀬沼周辺
とくに問題箇所はありません。尾瀬沼南岸には、木道が早急化して滑りやすくなっているところがあります。足元に十分注意して通行してください。
●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原および、大江湿原は、安全に通行できます。
大江湿原~小淵沢田代方面は、ぬかるみが多く、少し歩きにくくなっています。
●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯にぬかるみが多くなっています。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、とくに問題なく通行できます。岩が多いため転倒に気をつけてください。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、新しい登山道のため、ぬかるみやササの切株が続きます。ぬかるみが多くなっています。
ナデッ窪については、十分な管理が行われていませんので、上級向けです。
●燧裏林道・三条ノ滝
燧裏林道は、安全に通行できます。古くなった木道では滑りやすいので注意してください。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。
●小沢平方面
小沢平から渋沢大滝分岐までの間には、沢が3箇所ありますが、この沢には橋が架かっておりません。通行するためには沢を渡らなければなりませんが、渇水時でも膝下まで浸かる状況です。
●三平下~大清水
とくに問題箇所はありません。ブナやミズナラの森が続き、森林浴を満喫できます。ただし、クマの目撃情報も多いので、注意してください。
登山装備
10月の尾瀬はかなり寒いので、防寒対策を十分に行ってください。
注意点
クマが多く出る時期です。熊鈴などで対策を行ってください
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターでは、10月21日(土)22日(日)の2日間『秋の特別授業』を開催いたします。
10月21日(土)
■尾瀬のミニツアー
尾瀬沼VC周辺を職員がお客さんと一緒に周りながら自然解説をします。
開始時間:9:30~ 30分程
場所:尾瀬沼ビジターセンター周辺
集合場所:尾瀬沼ビジターセンターテラス
10月21日(土)夜
■星空観察会
職員の星解説を聞いて、尾瀬の満天の星を眺めましょう。
開始時間:19:00~ 45分程
定員15名程度 当日予約制
※天候等により星空が見られない場合には、プラネタリウムソフト等を利用した館内イベントに切り替えさせていただきます。また、22日の夜も行う予定です。
10月22日(日)
■朝イチ観察会
尾瀬のミニツアーの拡大版。ミニツアーより+15分、朝早くからの観察会です。
開始時間:7:30~ 45分程
場所:尾瀬沼ビジターセンター周辺
集合場所:尾瀬沼ビジターセンターテラス
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: