尾瀬沼・燧ヶ岳 | 尾瀬沼ビジターセンター

ブナの黄葉をはじめ、モミジなどの美しい木々の紅葉と、広大な湿原の草紅葉のコントラストが見事な時期です

ご利用ありがとうございました(スタッフ一同)(2017.11.01 尾瀬沼ビジターセンター)
ご利用ありがとうございました(スタッフ一同)(2017.11.01 尾瀬沼ビジターセンター)
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天気・気温

10/12(木) 10月11日の天気:くもりのち雨、9時現在15.8℃、前日の最高15.6℃、今朝の最低9.3℃
会津若松市の天気予報
明日
晴一時雨
14℃
5℃
明後日
曇一時雨
15℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
みなかみ町の天気予報
明日
18℃
4℃
明後日
晴のち曇
21℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

秋空に、草紅葉と青く輝く池塘が美しく見られる季節です。草紅葉の色と林の木々の紅葉の色合いがうまい具合に調和し、
とても美しい景観の中に身を置くことができます。
先日、燧裏林道まで巡回した際には、ブナの黄葉をはじめ、モミジなどの美しい木々の紅葉と、広大な湿原の草紅葉のコントラストが見事でした。
紅葉に包まれながら湿原の真ん中を歩くという体験は、本当に素晴らしいもので、ぜひ紅葉の尾瀬を見に来てほしい季節です。

ただし、秋が深まるにつれて日の入りが徐々に早くなって来ております。秋の尾瀬を歩く際は余裕を持った無理のない行程を心がけ、防寒具や雨具などの装備を忘れずにお越し下さい。

また、沼尻のトイレは10月9日までで、冬季閉鎖の為使用できなくなりましたのでご注意下さい。

登山道の状況

木道に霜が降りると、滑りやすくなります。とくに朝は十分に注意して歩いてください。

先日、改めて見晴新道(燧ヶ岳山頂~見晴の登山道)を巡回・視察しました。まだ新しい登山道なので、地面が安定しておらず、ぬかるみが多く、歩くにくい印象です。それでも、現在地を知らせる表示や、危険箇所のトラロープなど、登山者の方が怪我や遭難をしないように配慮されています。見晴への下山としては利用したすいルートです。詳細も記載いたしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/83112/

●尾瀬沼周辺
とくに問題箇所はありません。尾瀬沼南岸には、木道が早急化して滑りやすくなっているところがあります。足元に十分注意して通行してください。

●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原および、大江湿原は、安全に通行できます。
大江湿原~小淵沢田代方面は、ぬかるみが多く、少し歩きにくくなっています。

●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯にぬかるみが多くなっています。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、とくに問題なく通行できます。岩が多いため転倒に気をつけてください。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、新しい登山道のため、ぬかるみやササの切株が続きます。ぬかるみが多くなっています。
ナデッ窪については、十分な管理が行われていませんので、上級向けです。

●燧裏林道・三条ノ滝
燧裏林道は、安全に通行できます。古くなった木道では滑りやすいので注意してください。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。

●小沢平方面
小沢平から渋沢大滝分岐までの間には、沢が3箇所ありますが、この沢には橋が架かっておりません。通行するためには沢を渡らなければなりませんが、渇水時でも膝下まで浸かる状況です。

●三平下~大清水
とくに問題箇所はありません。ブナやミズナラの森が続き、森林浴を満喫できます。ただし、クマの目撃情報も多いので、注意してください。

登山装備

10月の尾瀬はかなり寒いので、防寒対策を十分に行ってください。

注意点

クマが多く出る時期です。熊鈴などで対策を行ってください

お知らせ

尾瀬沼ビジターセンターでは、10月21日(土)22日(日)の2日間『秋の特別授業』を開催いたします。

10月21日(土)
■尾瀬のミニツアー
尾瀬沼VC周辺を職員がお客さんと一緒に周りながら自然解説をします。
開始時間:9:30~ 30分程
場所:尾瀬沼ビジターセンター周辺
集合場所:尾瀬沼ビジターセンターテラス

10月21日(土)夜
■星空観察会
職員の星解説を聞いて、尾瀬の満天の星を眺めましょう。
開始時間:19:00~ 45分程
定員15名程度 当日予約制
※天候等により星空が見られない場合には、プラネタリウムソフト等を利用した館内イベントに切り替えさせていただきます。また、22日の夜も行う予定です。

10月22日(日)
■朝イチ観察会
尾瀬のミニツアーの拡大版。ミニツアーより+15分、朝早くからの観察会です。
開始時間:7:30~ 45分程
場所:尾瀬沼ビジターセンター周辺
集合場所:尾瀬沼ビジターセンターテラス

尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子

  • カラマツの紅葉も終盤の尾瀬
  • 今朝は冷え込んで霧氷が付きました
  • 高い霜柱が立ちました
  • カラマツの黄葉がピークです
  • 三本松カラマツもすっかり色づきました
  • 三本カラマツも色づき始めました
  • 尾瀬沼周辺の紅葉
  • 一ノ瀬付近の紅葉
  • 霜が下りて真っ白になりました
  • だいぶ樹木の紅葉が進みました
  • 草紅葉は盛りですが、樹木はまだこれからです
  • 大江湿原の草紅葉

尾瀬沼ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

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関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

栃木県 群馬県 / 南会津・尾瀬

鬼怒沼山 標高 2,141m

 栃木県の北西部、日光市と群馬県片品村との境にあり、別名、絹沼山などとも書かれる。  山頂近くには高層湿原では日本一の高所にある、鬼怒沼がある。鬼怒沼は大小50余りの池塘からなり、まさに高山植物の宝庫である。また、湿原からは遠く尾瀬の山々や白根山が望める。周辺にはコメツガ、オオシラビソなどの自然林も多く、カモシカなどの野生動物の貴重な生息地となっている。  鬼怒沼山は眺望に恵まれないためか、登る人はまれで、不遇をかこっている。  しかし、山麓には奥鬼怒四湯として知られる秘湯があり、温泉プラス山旅で存分に楽しめる。  バスの終点女夫淵温泉から鬼怒沼湿原まで3時間40分、鬼怒沼山まで4時間20分。  群馬県側の大清水から物見山経由で3時間30分、丸沼から湯沢峠経由でも入山可能。

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