10/24に雪が降り積もりました。気温が上がらないため凍結の恐れがあります。尾瀬沼地区はカラマツの紅葉がきれいです
天気・気温
山と周辺の状況
台風は強い風雨となり、水がかなり増水しましたが、大きな被害はありませんでした。
台風が去ったあとの10/24に雪が降り、尾瀬沼周辺でも少し積もりました。長く残るような雪の量ではありませんが、気温が上がらないため凍結の恐れがあります。木道が大変滑りやすくなっています。また、樹木に積もった雪が溶けて落ちてくる可能性もありますので歩く際は細心の注意を払ってください。
冬の訪れを感じる尾瀬ですが冬でも生き物たちは尾瀬で暮らしています。尾瀬の生き物の様子を少し紹介させて頂きます。
木道上ではある生きもののフィールドサインを発見できます。雪の朝はキツネの足跡を確認できました。縦長の形と四つの足指が特徴的です。
他にもテンやウサギ等の足跡がありました。雪が降った後はこのようなフィールドサインが見つけやすくなります。
ビジターセンターの入口にあるカラマツが良い感じに紅葉してきました。尾瀬沼地区のカラマツの紅葉は、見頃を迎えつつあります。
尾瀬沼ビジターセンターの営業も残すところ一週間を切りました。
各施設の営業も終了してきている場所があります。これから尾瀬に入山する場合は必ずご確認の上お越しください。
登山道の状況
木道が雪や霜で、滑りやすくなります。とくに朝は十分に注意して歩いてください。
●尾瀬沼周辺
とくに問題箇所はありません。尾瀬沼南岸には、木道が早急化して滑りやすくなっているところがあります。足元に十分注意して通行してください。
●沼山峠~大江湿原
沼山峠~大江湿原および、大江湿原は、安全に通行できます。
大江湿原~小淵沢田代方面は、ぬかるみが多く、少し歩きにくくなっています。
●燧ヶ岳
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、樹林帯にぬかるみが多くなっています。
御池新道(御池~燧ヶ岳)は、とくに問題なく通行できます。岩が多いため転倒に気をつけてください。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、新しい登山道のため、ぬかるみやササの切株が続きます。ぬかるみが多くなっています。
ナデッ窪については、十分な管理が行われていませんので、上級向けです。
●燧裏林道・三条ノ滝
燧裏林道は、安全に通行できます。古くなった木道では滑りやすいので注意してください。
天神田代~渋沢温泉小屋跡のルートは通行禁止です。
●小沢平方面
小沢平から渋沢大滝分岐までの間には、沢が3箇所ありますが、この沢には橋が架かっておりません。通行するためには沢を渡らなければなりませんが、渇水時でも膝下まで浸かる状況です。
●三平下~大清水
とくに問題箇所はありません。ブナやミズナラの森が続き、森林浴を満喫できます。ただし、クマの目撃情報も多いので、注意してください。
登山装備
10月の尾瀬はかなり寒いので、防寒対策を十分に行ってください。
注意点
クマが多く出る時期です。熊鈴などで対策を行ってください
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターの営業は10月31日までとなります。
また、周辺の山小屋などの営業期間については、以下をご確認ください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/82537/
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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- 連絡先住所: