槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

山荘前の積雪20㎝。槍沢ロッジ前も雪が降りました。アイゼン+ピッケルなど雪山装備必携です。営業は11/4泊まで。

好天となりましたが、今日も寒い1日。(2017.11.01 槍ヶ岳山荘 )
好天となりましたが、今日も寒い1日。(2017.11.01 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

11/01(水) 快晴 山荘前の積雪20㎝ 10:00頃の気温0℃くらい
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
29℃
8℃
明後日
曇一時雨
19℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
晴のち曇
28℃
6℃
明後日
曇時々雨
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日今日と快晴。山荘前の積雪20㎝。根雪になりました。

槍沢も上から見える範囲には雪が見えます。
槍沢の登りでアイゼンはいらないと思いますが、下りではどこで固い雪があるか分かりません。
この時期の北アルプスですのでしっかりした冬山装備でお越しください。
ここ最近いらしてる皆様はちゃんとした装備で来られています。
穂先に行かれるのでしたら前爪アイゼンがあった方がいいと思います。
電話での問い合わせとっても多いですがピッケルアイゼンはそんなに重たいものではありませんので迷わず持ってきていただきたいと思います。

・槍ヶ岳山荘の天候
11/1 好天となりましたが、今日も寒い1日。
10/30 夜は吹雪で-12℃。その後晴れ 積雪あり 
10/30 吹雪その後雪は止む 昼の気温-12℃
10/29 終日雨
10/28 朝から曇りで昼頃から雪 夜は雨
10/27 ドラマティックな朝焼け 快晴 稜線の積雪は膝程度

・槍沢ロッシの天候
10/31 曇 気温-4℃ 周りの雪化粧も綺麗になりました。
10/30 朝、1㎝ほど積雪。気温-2℃

登山道の状況

昨日の稜線は雨で固まった雪の上に新雪が積もっているような状態でした。
槍沢にも雪があります。

登山装備

3000m級の根雪のはじまりの雪に対応できる冬山登山装備が必要。
アイゼンは必携。穂先に行く方は前爪のあるアイゼンがオススメです。

●この時期の登山について
雪の降り始めのこの時期は、クランポン(アイゼン)を着用しているとやわらかい新雪の下の岩に引っかかってかえって危ない時があります。かといって雪のついた岩稜を登るのは前爪のあるクランポンの着用は必須。
今後数日は好天ですが朝晩は氷点下になる予報。
日中ゆるんだ雪が氷化したり、日陰になっている個所の吹き溜まりが残っていたり。
一年でいちばん路面状況が変化に富む時期なので、山のベテランで「雪の降り始めがいちばん厄介だ」と話す方もいます。
装備の軽量化よりも季節の変わり目のあらゆる状況を想定した装備の持参を優先するのが望ましいです。
たとえ用意した装備を使わなかったとしても、その余分な重さが必要な時期だとご理解ください。

注意点

・日没も早くなりました。早い時間の小屋着をお願いします。

・低体温症に注意
防寒、濡れ対策、そして、悪天候時も行動食等でこまめなエネルギー補給をして、低体温症にならないように気を付けて下さい。

●小屋営業日に注意
・南岳小屋、大天井ヒュッテは営業終了
近隣の小屋もほとんど営業を終了しています。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

●2017年系列小屋営業日 各山荘への連絡は07:00~20:00(岳沢06:00~)
・槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
 期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)

・槍沢ロッヂ 0263-95-2626 または 090-3135-0003
 期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)

・南岳小屋 090-4524-9448
 期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土) ← 注意

・大天井ヒュッテ 090-1401-7884
 期間:2017年7月1日(土)~10月14日(土) ← 注意

・岳沢小屋 090-2546-2100
 期間:2017年4月27日(木)~11月4日(土)

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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