すでに初冠雪は観測し、昨日も山頂はみぞれ~雪へ七合目以上は雪化粧。運動靴や手ぶら登山+子連れは少々無理な時期。技量にあった登山を。
天気・気温
山と周辺の状況
もうすぐあと二日で「立冬」となります。
この立冬の意味は単純に冬の気配を感じる日ということで、暦の上ではこの日から冬になります。
晩秋も過ぎて、寒さが身にしみる頃ともなります。
ちょうどこの二十四節気のように昨日から山頂付近はみぞれから雪に代わり、7合目付近から山頂にかけて雪化粧となりました。
運よく東西に伸びる高気圧に覆われ、天候は快晴となり、大山周辺の様々な展望台からは、白から紅葉、また緑と実にきれいな風景が見られました。
山頂付近の積雪量としては5センチ程度とさほど積もってはいません。
登山道での紅葉状況ですが、かなり紅葉前線も下ってきており、標高900m付近をピークに大山寺付近から観光道路付近が見ごろとなっています。
今日の場合の登山者数もかなり多かったようで、延べ2000人程度が登っていたようです。
ところが山が白くなっているにも拘らず、運動靴で荷物をほとんど持たずに気楽に登ってこられる方が多く、8合目から上の木道付近で結構混雑をしていました。
登山はスポーツですから、安全に登山をしていただきたいのですが、やはりそれなりの準備をしないと大変に危険です。
もう運動靴で気楽に登れる時期ではありません。
またここ2年ぐらい前から、飛躍的に増えているのが、今の時期に小さなお子さまを山に連れてこられる家族連れです。
ダメとはいいませんが、やはり安全面を考えると少々無理があります。
それと今日の場合に気が付いたことは、木道の凍結です。
さほど積もっているわけでもないのに、アイゼンを履いて歩いている方が少数ですが居られました。
木道が痛むこともありますが、下駄を履いて歩いているようなもので、アイゼンワークをある程度マスターしていないと逆に危険です。
道具さえ持っていれば安全に登れる山でもまた時期でもありません。
くれぐれも道具を使いこなせる技術を覚えるか、その正しい使い方を教えてくれるリーダーの下で安全な登山を心がけてください。
自分の技量をわきまえて、安全で楽しい登山を心がけてください。
運だめしをするのが登山ではありません。
登山道の状況
早朝は木道が凍って非常に滑りやすくなります。
もちろんまだアイゼンを使用するほどの積雪でもありませんが、徐々に山頂付近では冬山になりつつありますので、気軽に登れるほどの山ではなくなってきています。
登山装備
冬山ほどではないにしろ、それなりの装備を必ずお持ちください。
防寒具、手袋、ヘッドライト、またホッカイロも役に立つと思います。
注意点
ユートピア避難小屋にはトイレはありません。
携帯トイレの使えるスペースがありますので、必ず携帯トイレをお持ちください。
●今年も山頂避難小屋の売店には平日に日本山岳ガイド協会の上野ガイドがいますので、声を掛けてみてください。
営業は11月までは無休ですが、諸事情により予告無しに休むことがありますので、ご了承ください。
平日は日本山岳ガイド協会の上のガイドが常駐していますのでご利用ください。
ご利用にあたっては必ず小銭をご用意を。
営業に関するお問い合わせは
チロル&白樺(0859-52-2821)まで。
お知らせ
その他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに
関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会正会員 登山ガイド 久保昌之
電話 090-7999-2931
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山
電話 0859-75-2300
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