北八ヶ岳 | 北横岳ヒュッテ

11月の標高2500m近い山は最低気温が-10℃以下になることもあれば、晴れから1時間で猛吹雪になることもあります。ご注意ください。

朝霞に光射す(2017.11.10 北横岳ヒュッテ)
朝霞に光射す(2017.11.10 北横岳ヒュッテ)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

11/10(金) 晴れ、気温3℃前後
 
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
19℃
8℃
明後日
19℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
22℃
10℃
明後日
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低が-7℃~2℃、最高は0℃~6℃です。
夏から天候不順で晴れる日は少なかったのですが、ここに来てやっと晴れ渡る日が多くなってきました。
そもそも11月は晴れる日が多く、くっきりとした山々の眺望を楽しみやすくなります。山裾はやや霞みがちですがそれがまた良い風情となり、幾重にも連なる低山の山並みの様子が分かりやすくしてくれるのです。
もちろん晴れる日ばかりではなく雪が降り積もることもあります。
11月の標高2500m近い山は最低気温が-10℃以下になることもあれば、晴れから1時間で猛吹雪になることもあります。

登山道の状況

雪や凍結箇所が無い場合もありますが、雪の積もり始める今の時期はアイゼンが無ければ滑るし、装着すれば岩角に爪を引っかけてとても歩き難くくなるため、一年の内で最も歩行能力の高さを求められる時期となります。
登山道の状況と歩行能力によってはコースタイムの倍以上の時間がかかることもあるため、積雪や凍結を前提に登山計画を立てなければなりません。
また日没時間が最も早い時期と言うことも考慮しておく必要もあります。救助の必要なトラブルが起きたとしても日没後の救助活動は原則行えないので、時間と場所によっては救助は翌朝からということにもなりかねないのです。
※北横岳以北の山小屋は冬季閉鎖となりました。
※竜源橋~天祥寺原の登山道の一部に笹が生い茂り、不明瞭となっている場所があるのでご注意ください。(整備が認められないのでしばらくはこの状況のままです)
国道299号の麦草峠付近は11月16日に冬季通行止めとなります。尚、積雪状況次第で急きょ通行止めとなることもあるのでご注意ください。
北八ヶ岳ロープウェイの営業時間は9:00~16:00で、11月27日~12月8日は点検運休となります。

登山装備

眺望を求めて北横岳山頂へ向かう時には晴れていても、その後に吹雪となって下山に苦労するようなこともあるので、天気が良いからと必要となる可能性のある装備を省くようなことが無いようにお願いします。
※日没時間が早くなってきているので早着を心掛けていただき、必要な装備と寒さ対策万全でお越しください。
積雪や凍結している場所もあるので簡易アイゼン等の雪対策装備を必ず携行してください。

注意点

※日没時間が早くなってきているので早着を心掛けていただき、必要な装備と寒さ対策万全でお越しください。
※積雪対策を怠らないようにしてください。
※登山道の分岐点で進むべきルートを間違える事例をよく聞きます。分岐点ではコンパスと地図を使って方向確認を必ず行うようにしてください。

お知らせ

当ヒュッテは昼食の提供をしておりません。
翌日のお弁当も要予約となります。(簡素なものになります)
・宿泊の方の翌日のお弁当は800円で要予約となります。
・定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。また不定休となっているので休憩利用ができないことがあるのでご注意ください。
当ヒュッテは救助要請や非常事態の場合を除き、15時半から翌朝8時までは宿泊者以外の立ち入りをお断りしています。

秋季料金1泊2食付き 8400円、1泊夕食付き 7300円、素泊まり 5200円
山の最新情報や装備についての問い合わせは現地電話(090-3140-9702)20時までにお尋ねください。

昨年の今頃の様子は?

2月下旬から気温が高い状態が続いていますが、まだ1m以上の積雪があり、雪のある山の危険を理解した上で入山を2023.03.28

北八ヶ岳ロープウェイは整備・点検のため運休中2023.04.03

例年に比べて半月ほど早く雪解けが進んでいます2023.04.18

北横岳ヒュッテ周辺の過去の様子

  • ロープウェイからの蓼科山
  • 夕映えの縞枯山の樹氷林
  • 暮れゆく三ッ岳
  • 山麓から見上げる北横岳
  • 坪庭から望む新雪の北横岳
  • カラマツ黄葉の山麓と南アルプス
  • 蓼科高原の紅葉と新雪の槍穂高。ロープウェイより
  • 七ツ池の霧氷と紅葉

北横岳ヒュッテ

現地連絡先:
090-3140-9702
電話番号:
090-7710-2889
連絡先住所:
長野県茅野市塚原2-17-26

地図で見る
http://kitayoko.fine.to/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 霧ヶ峰・八ヶ岳

蓼科山 標高 2,531m

 八ヶ岳連峰の最北端、長野県茅野市と同北佐久郡立科町との境に位置する蓼科山は、コニーデ型の山容をした信州きっての名山のひとつで、諏訪富士とも呼ばれている。また、高井山、飯盛山(いいもりやま)、黒斑山、女ノ神山などの別称もある。山頂は岩石累々とした偏平な噴火口跡で、中央に蓼科神社奥宮の石祠がある。  山頂からの展望は、八ヶ岳連峰をはじめ浅間山、霧ガ峰、美ガ原、北アルプスなど360度である。ツガやシラビソなどの山腹には、縞枯現象も見られ、北麓の湿原帯、御泉水(ごせんすい)周辺には、レンゲツツジ、コバイケイソウ、マツムシソウなどが咲き乱れる。  親湯(しんゆ)から女神茶屋経由4時間、蓼科山7合目から2時間強、大河原峠から2時間弱の行程で山頂に達する。  天祥寺原を流れる滝ノ湯沢からは、縄文時代の生活遺物が発見されており、太古への夢をかき立てられる所である。

長野県 / 霧ヶ峰

横岳 標高 2,480m

 天祥寺原を挟んで蓼科山と対峙する北八ヶ岳の横岳は、主脈の横岳と区別するために「北横岳」と呼ばれている。長野県茅野市と同南佐久郡佐久町(現・佐久穂町)の境に位置し、根張りのある堂々とした山容をもっている。山頂は二峰に分かれ、2480mの北峰には脩那羅大天武(しよならだいてんむ)が祭られ、南峰には2473mの三等三角点がある。  眺望は南峰が優れており、八ヶ岳主脈の山々が直線的に重なり合い、諏訪側に長く引いた裾野の広がりも見事である。はるかに北アルプスの連山も望見できる。  山頂部にはハイマツ、シャクナゲ、シラビソなどが多く、東面にある三ツ岳への岩海のルートには、シャクナゲをはじめコケモモやシラタマノキなどが見られる。  坪庭から1時間強、親湯から亀甲池経由4時間30分、大河原峠から双子池を経て3時間30分の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

縞枯山 標高 2,403m

 茶臼山と雨池峠の間にある縞枯山は、ほぼ東西500mにわたる頂上部をもち、シラビソやコメツガの森に覆われている。これらの樹林が立ち枯れたものが、数段の白い横縞をつくっているところから山名が生まれた。縞枯現象は風、降雨、日射などの自然現象によるもので、100年から300年の周期で世代の交代を繰り返すものといわれている。この現象は蓼科山や北横岳の西面、茶臼山などにも分布していて、縞枯帯の中へ入ってみると、枯れた樹幹の根元に緑の幼木が育っていることが分かる。茶臼山の山頂から西へ入った露岩の展望台は、縞枯山の縞枯現象の大要を観察するのにもってこいの場所である。  長野県茅野市と同南佐久郡八千穂村(現・佐久穂町)の境に位置し、山頂の東端にある展望台に立つと、天狗岳や麦草峠付近のパノラマが展開する。  近くには岩石累々とした坪庭、神秘なムードに包まれた雨池、茶臼山の南には麦草峠の草原がある。縞枯山と茶臼山の諏訪側には、国有林監視用の歩道があって、坪庭下から五辻を経て冷山歩道へつながっており、南八ヶ岳の山々を遠望することができる。  麦草峠から2時間弱、坪庭(ピラタスロープウェイ山頂駅)から1時間の行程だ。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報