甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

黒戸尾根には積雪、凍結あり。吹き溜まりの踏み抜き注意。ピッケル+アイゼンなど冬山装備が必要。予約にて通年営業中。

風が強い中、幻想的なご来光をお迎えすることができました。(2018.01.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
風が強い中、幻想的なご来光をお迎えすることができました。(2018.01.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

12/27(水) 雪 気温06:00 -17℃

山と周辺の状況

低気圧の影響で大雪となっている地域もありますが、ここ数日甲斐駒ヶ岳にも細かい雪が降り続いています。今日も一日雪かきが主な仕事になりそうです。

明日以降は徐々に雪や風も落ち着く予報となっていますので、年末のお天気に期待したいところです!

12/25にはクリスマス寒波が襲来しました。
前日までの穏やかな天気とは打って変わり、25日は朝から西寄りの風が強く吹きました。
イブ夜からクリスマス昼前までは雪も降り続き、小屋前では約30cm積もりました。
ヘリポートから見上げる山頂方面もかなり風が強そうでした。

●まだご宿泊状況は空きがあります
お陰様で年末年始のご予約も毎日少しずついただいておりますが、12/30、そして大晦日もまだご宿泊状況は空きございます。
年越し、お正月、ぜひ七丈小屋で過ごしませんか?ご予約お待ちしております!

登山道の状況

【黒戸尾根登山道情報】
●積雪情報(12月27日)
12/26夜のうちに小屋前の積雪量もさらに15cm程。

昨日スタッフが小屋まで入山しましたのでで、最新の登山道情報をお伝えします。
・登山口~笹の平
積雪はほぼありません。落ち葉が多いのでスリップにご注意下さい。

・笹の平~刃渡り
刃渡り手前の八丁坂から少しずつ凍結箇所や積雪が出てきます。
チェーンスパイクが心強い味方になってくれます。
刃渡りは時折吹き上がる風にも要注意です。

・刃渡り~五合目
黒戸山トラバースの辺りは特に吹き溜まりが多く、ほぼ膝ぐらいまでのラッセル。
五合目への下りではさらに深雪になっている箇所もあり、踏み抜きには十分気をつけて下さい。
場合によってはスノーシューやわかんの使用を検討しても良いかもしれません。

・五合目~七丈小屋
連日の積雪と風で、一部のハシゴや鎖が埋まっている場合もあります。
この場所でのスリップや転倒は大事故にも繋がります。
一歩一歩確実に歩を進めてください。六丈橋にも積雪があります。

以上が昨日の小屋までの登山道状況です。
これからお出掛けの方は、予定より時間がかかる事も想定し、十分余裕をもった計画でお越しくださいますようお願いします。

登山装備

厳冬期の登山装備が必要です。

お知らせ

●​甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ 090-3226-2967 ※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
山の状況が許す限り、いつでもご利用いただけるよう準備をして、皆さまのお越しをお待ちしております。

年末年始ご予約状況
※12/18の状況 ◯余裕あり △空室少 ×満室
12/24(日)〜29(金)◯
12/30(土)〜31(日)△
1/1(月)〜 ◯

●冬季営業について
https://www.kaikoma.info/winter
・七丈小屋は通年営業しております。宿泊は予約制です
水道がストップしている冬期営業期間中(11月中旬〜6月上旬予定)のお食事につきましては、お夕食(冬メニュー)のみのご提供となります。
現在冬メニューとして、七丈オリジナルカレーをご提供させていただいております。
北杜市自慢の白州米(新米です!!)のおかわりもたっぷりご用意してお待ちしております!

朝食につきましては自炊をしていただくか、カップ麺やアルファ米なども販売しておりますのでぜひご利用ください。
また、この期間中ご宿泊のお客様には、利用料金の他、暖房費として別途800円を頂戴しております。
皆さまのご理解とご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

・飲料水について
冬期営業期間中、ご宿泊のお客様、テント泊のお客様につきましては、お一人様2Lまで無料で提供させていただきます。それ以上は500mlにつき100円にてご提供可能です。(お湯は500mlにつき200円とさせていただきます)
また小屋を通過される登山者の方々にも有料にてご提供可能です。スタッフまでお声がけください。

・山梨県内のこだわりのお酒も多やホットドリンクも多数用意があります。

●年末年始ご予約受付中!
12月、管理人代表の花谷は、年末年始も含め3週目以降毎週末常駐予定です。雪山フリークのみなさん、アイスクライマーのみなさん、甲斐駒の魅力をぜひ一緒に語り明かしましょう!
*冬期はご宿泊定員30名様までとさせていただいております。お出掛け予定の方はお早めのご予約をお願い致します。

昨年の今頃の様子は?

小屋より上は雪あり慎重に。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付4/7の13時~)2023.04.07

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました
  • 周辺の様子
  • 積雪
  • 小屋前の様子 昨日の降雪が今朝は湿雪に変わりました
  • 小屋前の様子
  • 注意喚起の看板を設置しました
  • 晴天

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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