八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

鉱泉までも要アイゼン。鉱泉より上は12本爪アイゼンとピッケル必須+雪崩要注意。アイスキャンディー(人工氷瀑)営業中。

赤岳鉱泉周辺の様子(2018.01.24 赤岳鉱泉)
赤岳鉱泉周辺の様子(2018.01.24 赤岳鉱泉)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

01/18(木) 快晴 
1/17 雪 鉱泉前の積積雪60㎝。最低気温-3℃ 最高気温+1℃
積雪90㎝
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
30℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日快晴。昨日の雪がウソのようなきれいな晴れとなりました。
山荘から稜線もよく見えています。

昨日は朝から朝から湿った雪が降り続きました。
昨晩で赤岳鉱泉で新雪が30㎝以上積もりました!

赤岳鉱泉から上の登山道及び沢筋は、たった1日で更なる積雪の増加が予想されるので、これからは雪崩の発生に要注意です。
冬山初心者の方が登りやすい硫黄岳。
その手前にある「赤岩の頭」頂上直下の斜面は、雪崩の発生が頻発する場所でもあります。
もしもの時に生存率をあげるために、今まで以上にアバランチビーコンの携帯が必須です。

登山口の美濃戸に近い堰堤広場から下はまたしても雨降りでした。。
先週の着雪によって林道状況が改善したのに、美濃戸口から入って最初の坂や二俣の路面上がスケートリンクのように凍結して、深さ10㎝のわだちが出来てしまい、ステアリングがとられやすく、車体が不安定になりやすいです。
引き続き、マイカーの方は下記の【重要なお知らせ】マイカーは金属製のタイヤチェーン(最低2本)必須 をよくお読み下さい。

●人工氷壁「アイスキャンディー」 営業中

●天気(赤岳鉱泉)
1/16 晴 最低気温 -15℃ 最高気温+3℃ 積雪70㎝ 夕焼けに山が焼けました
1/15 晴 最低気温-14℃ 最高気温-5℃ 積雪70㎝
1/14 最低気温-23℃ 今季最低温を記録!

●【重要なお知らせ】マイカーは金属製のタイヤチェーン(最低2本)必須です。
美濃戸口~赤岳山荘までの林道の7割が完全凍結しました。
最初の坂から強烈な路面凍結が始まっています。
イメージとしてアイスキャンディ周辺と同じスケートリンクのような状況です。
何度と申し上げますが、新品のスタッドレスタイヤを履いていても、氷上では絶対に止まりません。
赤岳鉱泉所有のジムニーに金属製タイヤチェーンを4輪に巻いて、ブレーキを極力ロックさせないように、ゆっくりと下っても車が滑って踊るような状況です。
そして、坂の一部区間で崖側に斜度がついていて、運転者が意図しなくても車が崖側に滑って吸い寄せられます。
 ◎4輪駆動車でない。
 ◎金属製タイヤチェーンを4輪に巻けない。
 ◎氷上での運転に慣れてない方。
上記に一つでも該当する方は、赤岳山荘までの進入を絶対にやめてください!

昨冬に通行止にした週末がありましたが、その際の林道状況に似ています。
※ご自身の大切な車を壊さないように、登山者の大切な命を奪ってしまわないように、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

●美濃戸林道の待避所は駐車禁止です。
美濃戸林道の待避所に車両を駐車する方が年々多くなっていて問題視をしています。
当たり前ですが、待避所は駐車場ではありません。
狭い林道でも車両が安全にすれ違えるように設けた場所です。
実際に、待避所に違法駐車をした車両が待避所を塞いでいて、その為に車両がすれ違えず、車両を落としてJAFを呼んだという事案が発生しています。
車両を駐車する場合は、
・八ヶ岳山荘
・やまのこ村
・赤岳山荘
の駐車場がある場所にちゃんと駐車をしましょう。
とても重要なことになりますので、皆さまの情報拡散をよろしくお願いいたします。

登山道の状況

●美濃戸口登山道からの状況 
※美濃戸口から歩く方は、チェーンアイゼン又は10本爪アイゼンが必須です。転倒しての怪我にご注意下さい。
美濃戸口から積雪というより、凍結しています。
雪が一度融けて再凍結した上に新雪が積もった状態です。

●赤岳鉱泉より上部
現在、雪崩要注意です。
雪面が一度緩み、再凍結した上に昨晩の湿雪が乗っています。ブロック雪崩も想定して慎重な対応を。
特に硫黄岳の「赤岩の頭」頂上直下の斜面は過去に雪崩の発生が頻発しており要注意。

入山者は、昨日の雪のため、鉱泉宿泊者が少なく、今日の晴天の中に午前中稜線に向けて出発したパーティは組の数名にとどまっています。

現在のトレースは、降雪量は少なかったので確認でするとは思いますが、周囲を歩いている人もあり正しいルートについては現地で各自よく確認して下さい。
週末は天気予報もよく、山岳団体の入山予定もあり多数の登山者が予想されトレースはつくでしょう。



※赤岳鉱泉より上は厳冬期冬山登山に準ずる装備が必要です。
冬期の一般ルートでもアイゼンは12本爪で前歯のあるアイゼンをオススメします。最低でも10本爪は必要です。加えてピッケルは必須です。ヘルメットの装着もお願いします。
※鉱泉より硫黄岳でも安全登山の見地からはピッケルの携行を推奨します。
「登れること」と「安全登山」は別の話です。

登山装備

厳冬期雪山装備が必要
美濃戸口~鉱泉 チェーンアイゼン又は10本爪アイゼンが必須
鉱泉より上 基本は12本前歯付き(最低でも10本爪以上のアイゼン)、ヘルメット、ピッケルを用意してください。
天候に関係なく、赤岳鉱泉と行者小屋から上に登る際には、ヘルメットの着用を推奨しています。
山岳ヘルメットのレンタルを1日500円で実施。

帽子、手袋なども含めて防寒対策をしっかりと行ってください。

※冬用登山靴やミゾーのピッケルの「北辰」などのレンタルがあります。小屋にお問い合わせ下さい。

注意点

天候をよく確認し、登山はご自分の判断のもと安全登山を心がけて下さい。

お知らせ

●赤岳鉱泉・行者小屋ホームページ
http://userweb.alles.or.jp/akadake/
Facebookはこちら  http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/

※赤岳鉱泉のお風呂は冬季休業中。入浴営業再開は5月上旬(ゴールデンウィーク)の予定。

・行者小屋の営業は以下の通り
1月~3月週末(土)泊、営業
連休の場合は(土)(日)泊の2日間
※行者小屋の冬季宿泊予約(1月~3月までの毎週末(土)泊、連休の場合は(土)、(日)泊の2日間)は、赤岳鉱泉直通電話0948249986へ電話、またはHPのネット予約からよろしくお願いします。

・アイスクライミング初心者体験会事前予約スタート!
詳しくはFacebookをご覧下さい。

【お知らせ】
http://userweb.alles.or.jp/akadake/info.html
・第8回アイスキャンディフェスティバル
・開催日:2月3-4日
 アイスクライミング初心者体験会
 ビーコン体験会、 赤岳鉱泉道場開催!

・直行バスが今季も運行
12/22~2/12間の特定日、八ヶ岳(美濃戸口)に向けて毎日あるぺん号が走ります

●【赤岳鉱泉・行者小屋にお越しになる方へ大切なお知らせ】
「持ち物の盗難に注意して下さい」
昨冬、お客様所有または赤岳鉱泉所有の登山用品や日用品の紛失、盗難、間違いが発生しました。消灯後から朝にかけて小屋内やテント場で起きました。
そのため小屋の玄関上に「お願い」を掲示しました。間違い防止の為には、下駄箱横に荷札を用意しましたのでご活用ください。貴重品は肌身離さずお持ちください。山小屋という性質上、完全な防犯は難しいですが 、小屋として積極的に注意喚起を行っていきます!

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

長野県 山梨県 / 八ヶ岳

赤岳 標高 2,899m

 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。  その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。  近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。  赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。  山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。  ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。  赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。  一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報