八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

鉱泉前の積雪140㎝。状況は先週から変わらずトレースは概ねあり。小屋まででも雪山登山装備が必要。平日も天気次第で入山あり。

赤岳鉱泉 新雪30㎝~60㎝ 積雪170~200㎝(2018.03.01 赤岳鉱泉)
赤岳鉱泉 新雪30㎝~60㎝ 積雪170~200㎝(2018.03.01 赤岳鉱泉)
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天気・気温

02/22(木) 晴 11:00の気温-10℃ 鉱泉前の積雪140㎝
松本市の天気予報
明日
雨時々曇
16℃
11℃
明後日
晴時々曇
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨時々曇
17℃
13℃
明後日
晴時々曇
31℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月23日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

●赤岳鉱泉の天候 気温 積雪
2/22 晴 11:00の気温-10℃
2/20 晴。最低気温-12℃ 最高気温-5℃ 積雪140㎝
2/18 晴。無風 最低気温-14℃ 最高気温-8℃ 積雪140㎝
2/17 吹雪と強風。

●人工氷壁「アイスキャンディー」営業中
※飲酒後の利用はできません。

●美濃戸林道の状況。
林道全体では圧雪されて走りやすい道になっていますが、一部凍結している個所があります。
林道に車で入られる方は四駆車のスタッドレスタイヤにチェーンを携帯してお入りください。

●美濃戸林道の待避所は駐車禁止です。
美濃戸林道の待避所に車両を駐車する方が年々多くなっていて問題視をしています。
当たり前ですが、待避所は駐車場ではありません。
狭い林道でも車両が安全にすれ違えるように設けた場所です。
実際に、待避所に違法駐車をした車両が待避所を塞いでいて、その為に車両がすれ違えず、車両を落としてJAFを呼んだという事案が発生しています。
車両を駐車する場合は、
・八ヶ岳山荘
・やまのこ村
・赤岳山荘
の駐車場がある場所にちゃんと駐車をしましょう。
とても重要なことになりますので、皆さまの情報拡散をよろしくお願いいたします。

登山道の状況

まとまった降雪はなく、鉱泉への往来や鉱泉から硫黄岳や赤岳に登る登山者もコンスタントにある状況です。
先週からのトレースが概ね残っています。
踏まれて圧雪状態になっているところもあります。

◎美濃戸口~赤岳山荘
林道状況は良好です。路面が固いところもあり歩行者もアイゼンで
4輪駆動車にスタッドレスタイヤ装着が必須です。金属製のタイヤチェーンを携帯してください。

◎赤岳山荘~堰堤広場
林道状況は良好で歩きやすいです。アイゼンで
しかしながら、ショートカットと山の神下が所々凍結しているので、注意が必要です。

◎堰堤広場~赤岳鉱泉
登山道状況は良好で、歩きやすいです。
しかしながら、雪の少ない箇所があるので、アイゼンの引っかけや転倒に注意が必要です。

◎赤岳鉱泉より上は厳冬期冬山登山に準ずる装備が必要です。
雪崩が発生したという状況は現在入っていませんが、注意は必要です。

●アイスクライミング情報
2/17山岳ガイドさんからご提供いただいた「南沢大滝」に関する最新情報です。
氷結は良好ですが、足場の不安定な垂直箇所が続きます。階段状にはなっていません。
ラインを三本取れます。
真ん中のラインが一番難しいです。
一度溶けてから再凍結した感じで、氷表面の凹凸がリセットされて氷が乾燥しているために、氷表面が割れやすいです。
全体的に氷が硬くて脆いので、余裕のあるリード技術が要求される上級者向けのコンディションです。

登山装備

厳冬期雪山装備が必要
・赤岳鉱泉より上は厳冬期冬山登山に準ずる装備が必要です。
冬期の一般ルートでもアイゼンは12本爪で前歯のあるアイゼンをオススメします。最低でも10本爪は必要です。加えてピッケルは必須です。ヘルメットの装着もお願いします。

※鉱泉~硫黄岳でも安全登山の見地からはピッケルの携行を推奨します。

天候に関係なく、赤岳鉱泉と行者小屋から上に登る際には、ヘルメットの着用を推奨しています。
山岳ヘルメットのレンタルを1日500円で実施。
帽子、手袋なども含めて防寒対策をしっかりと行ってください。

※冬用登山靴やミゾーのピッケルの「北辰」などのレンタルがあります。小屋にお問い合わせ下さい。

注意点

天候をよく確認し、登山はご自分の判断のもと安全登山を心がけて下さい。
「登れること」と「安全登山」は別の話です。

●今冬は冬山初心者と思われる方が増えています。
冬の南八ヶ岳は、首都圏や東海圏からのアクセスが良く、通年営業している山小屋があり、山頂へのアプローチもそれほど長くなく、冬山入門にはオススメの山域となっています。
そして、冬山は素晴らしい経験を味わせてくれて、普段の生活では見ることのできない壮観な景色を見せてくれます。
しかしながら、寒さは本州一といっても過言ではありません。
美濃戸口から一歩足を踏み入れれば、冬の南八ヶ岳特有の厳しい登山道状況や気象状況が待ち受けています。
そんな中、
◎赤岳鉱泉又は行者小屋まで、夏靴やスニーカーを履いてお越しなる
◎ヘルメット着用無し、ピッケル携帯無し、軽アイゼン着用の軽装備で厳冬期の硫黄岳や赤岳を登ろうとしている
◎小屋番のアドバイスを聞き入れずに上記の軽装備で登り始めて、下山してきた登山者に注意されて登山を断念する
冬山の危険性を全く理解していない一部の遭難予備軍がいらっしゃいます。
言葉は悪いですが、冬山をなめてると痛い目に遭うどころか死に至る可能性が高いです。
登山は修業ではなく遊びです。
遊びだからこそ、安全第一に。
良識のある装備や行動で、冬の八ヶ岳登山を満喫していただきたいです!

お知らせ

●赤岳鉱泉・行者小屋ホームページ
http://userweb.alles.or.jp/akadake/
Facebookはこちら  http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/

※赤岳鉱泉のお風呂は冬季休業中。入浴営業再開は5月上旬(ゴールデンウィーク)の予定。

・行者小屋の営業は以下の通り
1月~3月週末(土)泊、営業
連休の場合は(土)(日)泊の2日間
※行者小屋の冬季宿泊予約(1月~3月までの毎週末(土)泊、連休の場合は(土)、(日)泊の2日間)は、赤岳鉱泉直通電話090-4824-9986へ電話、またはHPのネット予約からよろしくお願いします。

・赤岳鉱泉・行者小屋のInstagram
アカウントは、
akadakekosen_gyojagoya
フォローよろしくお願いいたします♪

●【赤岳鉱泉・行者小屋にお越しになる方へ大切なお知らせ】
「持ち物の盗難に注意して下さい」
昨冬、お客様所有または赤岳鉱泉所有の登山用品や日用品の紛失、盗難、間違いが発生しました。消灯後から朝にかけて小屋内やテント場で起きました。
そのため小屋の玄関上に「お願い」を掲示しました。間違い防止の為には、下駄箱横に荷札を用意しましたのでご活用ください。貴重品は肌身離さずお持ちください。山小屋という性質上、完全な防犯は難しいですが 、小屋として積極的に注意喚起を行っていきます!

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

長野県 山梨県 / 八ヶ岳

赤岳 標高 2,899m

 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。  その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。  近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。  赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。  山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。  ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。  赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。  一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

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