硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

晴天が続き、気温が上昇し雪融けが進んでいます。気温上昇とともに雪が緩みますので、尾根や沢筋など雪崩にご注意ください。

硫黄岳山荘の様子(2018.04.21 硫黄岳山荘)
硫黄岳山荘の様子(2018.04.21 硫黄岳山荘)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

04/03(火) 夏沢鉱泉 AM7:00 快晴 無風 -2℃ 
麓は霧に覆われていますが、上空は青空です。
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
7℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴時々曇
25℃
10℃
明後日
晴のち曇
25℃
11℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

天気予報では、週末前に天候が崩れる予報になっています。
山の中では、この時期としてはおおむね平年並みの感覚です。

<降雪状況:雪崩にご注意!>
これからの新雪や、さらなる気温上昇による雪質の変化などによる雪崩にご注意ください。
夏沢鉱泉をベースとして、硫黄岳(夏沢峠ルート)や天狗岳方面への登山道では雪崩の心配の箇所はほぼありません。(稜線の強風で、雪が飛ばされて少ないため)

<積雪量>
分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)0cm:マイカーの方の送迎車待ち合わせ場所
桜平駐車場(中)0~10cm前後
夏沢鉱泉 30~40cm
夏沢峠、箕冠山の山頂 80~100cm強(峠の硫黄岳山荘方面、吹きだまりでは120~150cm)
赤岩の頭(北側)100~150cm以上
硫黄岳、天狗岳の頂上、稜線の高山帯 0~20cm(風に飛ばされていて少ない)

登山道の状況

・ほとんどのルートにトレース、もしくはトレースの痕跡があります。
・トレースの上を歩けば、歩きやすいですが、踏み外すと股~腰まで埋まるところがあります。
・晴天が続き、気温が上昇し雪融けが進んでいます。
・各ルートにトレースができ、アイゼンで歩行できます。ワカンやスノーシューは不要な状況です。
・気温上昇とともに、雪が緩みますので尾根や沢筋など雪崩にご注意ください。
・夏沢鉱泉から入る硫黄岳や天狗岳への登山道で、雪崩の可能性はありません。(風で雪が飛ばされて少なく、日が当たって雪解けが進んでいるため)
・ほとんどのルートにトレースもしくはトレースの痕跡があります。
・トレースの上を歩けば、歩きやすいですが、踏み外すと股~腰まで埋まるところがあります。
・風倒木など支障となるものはなく、グリーンシーズンと同じで 下記の2件を除いて通行可能です。雪と風と防寒への対策が必要です。
・トレースなくとも、登山道は開いた感じになっていますのでわかりやすいです。森の中は赤テープを、硫黄や天狗への稜線ではオレンジ杭を、登山道の目印にしてください。
(下記のルートは、通行しないでください)
・赤岩の頭~オーレン小屋の区間は積雪量が増え不明瞭です。冬道ご存知でない方は、このルートの通過を避けてください。
・白砂新道(東天狗と根石岳の鞍部~本沢温泉)は、不明瞭で危険なため冬期通行禁止です。

登山装備

【装備のポイント:GWまでは冬山に登る支度が必要です】
・冬用の上下アウター(2500mまでの森林限界まで:透湿性の雨具の上下でも可)
・アイゼン 前爪のある10本歯以上のもの(森林限界まで:軽アイゼン、チェーンスパイクでも可)
・耳までおおえる帽子(できれば目出帽、バラクラバ)、厚手の手袋(できればダブルタイプ)
・ピッケル、ストックをお持ちください。
・登山靴は冷えないように。冬用登山靴か、防寒の効く靴か、防寒の対策をしてください。
・現時点では、降雪後なのでスノーシュー。ワカンはあってもいいです。無くても多少苦労しますが歩行できます。

注意点

・登山道上の残雪は多いので、トレースを踏み抜いて足を痛めないようにしてください。
・ところにより、固い雪や氷などに変化しています。軽アイゼンでは刺さらず不安定になります。
基本的に、10本爪以上のアイゼンで、ご自身の安全を確保してください。
・紫外線が強まり、雪の反射もあります。日焼け、紫外線対策を怠らずにしてください。
・高山帯(標高2,500m以上)では、まれにGWでも降雪になる場合もございます。冬山装備に準じる用意をしてください。

【桜平登山口の最新状況】
桜平登山口まで車道の路面が荒れて、注意が必要な状態になっています。
路面の一部に、雪と氷がたくさん残っています。進入に関しては慎重にお考え下さい。
・冬用タイヤ4WD車は、桜平駐車場(上)(中)まで入り駐車することができます。
・冬用タイヤ4WDの乗用車は、車のお腹をこすってしまうおそれがありますので、桜平駐車場(下)に駐車してください。
・冬用タイヤでも2WDの車は、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)か、桜平駐車場(下)に駐車してください。

<桜平の登山口へのアプローチ>
昨年10月に桜平の駐車場が整備されました。分散して3か所あり、合計150台が駐車可能です。
その代わり、今までの路肩スペースなどに駐車はできなくなりました。
車両のすれ違いや登山者の安全のため、自然保護のため。グリーンロープ張っております。
ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

<熊の出没情報について>
夏沢鉱泉~硫黄岳方面に熊は生息しておりません。この時期に移動していることも考えられません。
カモシカを、後ろから見ると黒い獣に見えます。見間違えにご注意いただき、安心して登山をお楽しみください。

お知らせ

【冬期営業の情報】
稜線の硫黄岳山荘と根石岳山荘は、現在 冬期休業中です。
2018年は、硫黄岳山荘は4/21(土)、根石岳山荘は4/28(土)からの営業を予定しております。

<とっておき情報>
5月末まで、硫黄岳山荘もしくは、根石岳山荘にお泊まりの方へ。
JR茅野駅~桜平(登山口)のお迎えをします。無料。
・茅野駅東口 9:15集合。新宿、名古屋ともに7:00発特急ご乗車の方向け。
(名古屋からは、塩尻乗換で9:21着となります。対応します)
・事前のご予約が必要です。送迎車は、定員ございますので先着順とさせていただきます。
・お送り便は、対応しておりませんので、下山は、別の登山口などをご検討ください。
・夏沢鉱泉にご宿泊の方は、ご希望でしたら今まで通りお迎えとお送りの対応をさせていただきます。

<イベント情報> 下記のすべて、硫黄岳山荘において。
・6/3(土) 開山祭前夜祭 演奏会(バイオリニスト、ピアニスト出演)
同日、グループ3山荘ご宿泊の方、全員にもれなく開山祭バッチ進呈
・6/17(土) タルチョ祭(安全祈願祭)リピート山中 コンサート
・7/8(土) 駒草祭 演奏会(バリトン歌手、ピアニスト出演)
・8/11(金) 山の日 演奏会(コーラスグループ:カメレ音楽隊出演)

*ネイチャースクールも 盛りだくさん!!
登山教室 →http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/natur-school-2017/natur-school-1.html
自然観察など →http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/shizen-school/shizen-school.html

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報