谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

天神尾根は、ほぼ雪の上を歩く状態。トレースがついていてもルートを確認し、滑落や踏み抜きに十分注意

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天気・気温

04/10(火) 晴れ 外気温 3℃
みなかみ町の天気予報
明日
雨のち晴
19℃
7℃
明後日
18℃
4℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
前橋市の天気予報
明日
雨のち晴
24℃
10℃
明後日
24℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

暖かい一日となりました。明日は雨の予報も出ています。気温が下がると冬と同じような寒さになり、雪の状態も変化しますのでご注意ください。

引き続き、群馬県遭難防止条例により、3月23日(金)〜4月27日(金)まで危険地区登山禁止期間となっています。
融雪期となり、雪崩発生が予想されるため、この時期の危険地区の立ち入りを禁止しています。
(一般登山道の入山は可能ですが、雪崩の可能性はありますので十分注意して登山されるようお願い致します)。

登山道の状況

天神尾根は、まだほぼ雪の上を歩く状態が続いていますが、暖かい日が続き踏み抜きや岩の露出が多くなってきています。尻出し岩付近は岩の露出と急傾斜になっていますので十分に注意してください。熊穴沢避難小屋は屋根が見え、中に入れるようになってきました。

トレースがついていても危険な箇所がありますので、しっかりとルート確認をし、滑落や雪庇の踏み抜きをしないようにして下さい。クラックが増えていますので雪崩、踏み抜きにも注意してください。

登山装備

アイゼン、ピッケルなど完全な冬山装備が必要です。

日照時間が短くなっていますので下山遅れに注意して下さい。
日帰り登山でもヘッドランプは必携です! 17時には真っ暗です。

注意点

今の時期は入山者少なく、ルートファインディングできる力と冬山経験者、完全冬山装備でないと入山は困難です。
谷川連峰の山小屋は冬期閉鎖中です。5月までは無人の冬期避難小屋ですのでご注意下さい。

今年は特に天候が不安定、局地的な風雪となる時が多く登山の際は十分な計画と天気を確認するのは勿論、荒天してきた際は早い段階で撤退するよう無理のない登山を心がけて下さい。

群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。バックカントリーなどで立ち入る方も同様です。条例違反にならないよう注意してください。

お知らせ

肩ノ小屋は無人の避難小屋として利用可能です(トイレはまだ使えません)。
熊穴避難小屋は屋根が出てきましたが、入口は埋まっているので利用不可です。

谷川連峰の山小屋は冬期避難小屋として利用できますが積雪状況により入口が埋まってしまう事があります。また、各避難小屋の利用状況は降雪が落ち着くまではお知らせできません。雪の下で使用できないと想定のもと登山計画を立てて下さい。

指導センター先のゲートは11月20日から冬期閉鎖中です。
例年より少なく感じますが現在、周辺道路脇の積雪で30cm前後です。

昨年の今頃の様子は?

雪解けが進みましたが週末は雪の予報も出ています2023.03.14

各登山道は融雪が進んでいます。踏み抜き箇所も増えてきました2023.03.21

今年はマンサクがきれいに咲いていてよく目立ちます。その他の新芽も山を彩っています2023.03.28

天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から