鹿島槍・爺ヶ岳 | 冷池山荘

GW営業は5/5泊まで。今週の雨で融雪が進みました。爺ヶ岳南尾根は雪解け加速気味。赤岩尾根は取りつき注意。各人で的確なコース判断を。

鹿島槍ヶ岳(2018.04.26 冷池山荘 )
鹿島槍ヶ岳(2018.04.26 冷池山荘 )
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天気・気温

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日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
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日本気象協会提供 2024年3月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

冷池山荘のみ4/28(土)~5/6(日)の期間で営業いたします。
また今春は五竜岳の五竜山荘はゴールデンウィーク営業はしませんのでご注意ください。

4/25は一100ミリ近いもとまった大雨になり、また一歩雪解けが進んでしまいました。

連休前半はお天気も期待できそうな予報となっておりますが、事故や遭難のないおだやかな2018ゴールデンウィークになってほしいものです。

登山道の状況

例年以上に黒い部分が多く感じる今年のゴールデンウィーク直前となっています

・登山者情報からも爺ヶ岳南尾根なども雪解けが加速気味で、歩きにくさや、例年の雰囲気などともかなり違うようです。
各人でしっかりとしたコース判断をなさって道迷い等のないようお願いいたします。

・雪消えが非常に早まった赤岩尾根の取り付きについて
先日も申し上げましたように、夏山入山口から入山をして尾根に取り付いてください。
尾根の主稜に取り付くまでは雪の斜面を斜上しますので、気をつけて上下山してください。
こちらも今後、日が経つにつれて最初の斜面も夏山登山道が現れてきますので、的確な判断をなさってください。
また赤岩尾根そのものも、残雪は少なめで高千穂平周辺より下は、夏山登山道が所々で現れています。
ただ長い雪の斜面を上下山する場所や露岩を巻く箇所等の通過等、日に日にこのところの高温続きで状態が変化して行く状況ですので、こちらも的確な判断をお願いいたします。

登山装備

厳冬期雪山登山装備が基本です。

注意点

どんな山行の際にも体調・天候に注意し、十分な装備・計画で慎重な行動 をして下さい。
殊に5月・6月の北アルプスはまだ冬山の領域です。登山道(夏道)は各所で雪の下に埋まっています。
的確なルート判断が ご自分で出来ない方はおやめください。
5月・6月にご宿泊の方は必ず御予約して頂き状況などをご確認ください。
又10月に入ると新雪への備えも 必要です。積雪期及び残雪期間の柏原新道の通行は不可能です。
例年柏原新道が全線で通行可能になるのは6月中旬です。

お知らせ

冷池山荘ホームページ http://www.kasimayari.jp/
新越山荘、種池山荘も同じURLです。

大町事務所 電話0261-22-1263 (かしわばら宅)

【2018年の営業予定】
●冷池山荘
4月下旬~5月5日のゴールデンウィーク
6月中旬~10月14日(日)
・テント場あり

●種池山荘
6月中旬~10月14日(日)
・テント場あり

●新越山荘
7/1~9月24日(月)
・テント場なし

※各小屋とも予約はすべて大町市内の事務所で承っております。
夏~秋の山荘営業期間中の、現地情報等もそこで把握していますのでお尋ねください。
できるだけAM8:00からPM 8:00ぐらいまでにお願いいたします。
当日のキャンセルと当日の予約については、各山荘へ直接ご連絡ください。
TEL 0261-22-1263 (かしわばら宅)

ネット予約は5月10日以降受付いたします。それまでは電話にてお願いいたします
各小屋とも営業期間中個室の御予約を承っておりません。

●2018年(H30)も昨年同様の期間での営業を予定していますが、各山荘の小屋開き当初や、小屋閉め間際は、必ず開設状況を確認の上でご予約ください。
とくにゴールデンウィークの冷池山荘 については必ずご予約ください。

※天候や積雪状況等により小屋開け時の入山が遅れたり、逆に小屋閉めが早まったりする可能性もありますので、小屋開けの頃や小屋閉め間際は必ず 当ホームページにて確認、もしくは電話にて必ずご予約ご確認ください。

※営業期間は各山荘毎年若干変りますのでご確認ください。

昨年の今頃の様子は?

2023年冷池山荘(種池山荘、新越山荘)の営業は例年並みの夏山営業を予定。予約は5月中旬~予定2023.03.28

2023年GW営業はありません(冷池山荘、種池山荘、新越山荘)。夏山営業7/1~(5/15から予約受付)2023.04.27

冷池山荘周辺の過去の様子

  • 鹿島槍ヶ岳。手前の里山の雪ももうじき無くなってしまいそうです
  • 鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30cm近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。
  • 鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのが見えます
  • 日当たりの少ない針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります
  • 昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。種池山荘前
  • 前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。
  • 15時 冷池横の黄葉の木々が白く染まりました
  • 種池山荘前も白の世界へ
  • 前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。
  • いい感じでにぎわった、種池山荘前庭。
  • 今年も「初氷娘」の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯(種池山荘)
  • 爺ヶ岳の登山道で初霜が立ちました

冷池山荘

電話番号:
0261-22-1263
連絡先住所:
長野県大町市平5328

地図で見る
http://www.kasimayari.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鹿島槍ヶ岳 標高 2,889m

 この山は、後立山連峰の中央部に位置し、名実ともに後立山の盟主という存在である。  端麗と表現される南北2つの峰と、それを結ぶ吊尾根がつくるこの山の姿は、どこから眺めても美しい。この山に魅せられた岳人たちは、同時にこの山が内懐に秘める荒々しさのとりこにもなったのである。それは山麓からではうかがい知れない、北壁や荒沢奥壁などのバリエーション・ルートである。これらのルートの開拓は大正末期から昭和の初期に、学校山岳部を中心に華々しく行われ、それは日本におけるアルピニズムの歴史に、貴重な一頁を記しているのである。  鹿島槍ヶ岳への登路は、縦走路のほかには、東面・信州側から短くて急峻な赤岩尾根1本のみである(鹿島から所要9時間)。この尾根の途中の高千穂平は、鹿島槍ヶ岳のよき展望台ともなっているが、そこから眺める大冷(おおつべた)沢の源頭には、残雪期に獅子やツルの雪形が現れる。そこから昔は、山名をシシ岳とかツル岳、あるいは双耳峰からの連想で背比べ岳などとも呼ばれていた。現在の鹿島槍ヶ岳の山名は鹿島集落の背後にある槍ヶ岳といった意味である。山体は信州側は急崖、西面・越中側はなだらかな非対称山稜の典型である。  西面には、支稜の牛首尾根を挟んで東谷と棒小屋(ぼうごや)沢が、西面の水を集めて黒部川に注いでいる。この棒小屋沢と、剱岳東面を流下する剱沢とが、黒部峡谷に対して対向から合流する、有名な黒部の十字峡を形成している。  東面を落ちる白岳、大冷の各沢は、源頭部にバリエーション・ルートを提供している。その1つ、カクネ里はU字谷をなし、平家の落武者が隠れ住んだという(隠(かく)れ里(さと))伝説をもつ、ロマンを秘めた圏谷である。もちろんここに人が隠れ住むというのは不可能だが……。  南峰から主稜を南へ下ると、肩といった存在の布引岳(残雪が布を敷いたように見えるのでこの名がある)で、付近には船窪地形が散見される。その南の小平地には冷(つべた)池があり、冷池山荘が建っている。また吊尾根の雪田付近から北峰を巻いて北へ下ると、両側の谷からの浸食によって、主稜線に深いⅤ字形の切れ込みの入った八峰(はちみね)のキレットに出る。その北側にキレット小屋がある。  登山口の鹿島集落は昔から戸数11戸しかなく、集落の人々は平家の落武者の子孫といわれている。ここで民宿を営んでいる狩野氏宅には、近代登山以降の鹿島槍ヶ岳の登高記念帳が保存され、それがそのまま鹿島槍ヶ岳の登山史ともなっている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

 後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。  爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。  積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

岩小屋沢岳 標高 2,630m

飛騨山脈北部、富山県と長野県の県境にそびえる山。西側には種池小屋、東側には新越乗越山荘がある。

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