八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

赤岳登山は前爪のあるアイゼン+ピッケル+ヘルメットは必携。レベルにあった登山&装備油断禁物。GW中鉱泉入浴もOK。

赤岳山頂。登る際にはヘルメット、ピッケル、前爪のある最低10本爪アイゼンが必要。残雪期の八ヶ岳だからこその危険も潜んでいます。(2018.04.28 赤岳鉱泉)
赤岳山頂。登る際にはヘルメット、ピッケル、前爪のある最低10本爪アイゼンが必要。残雪期の八ヶ岳だからこその危険も潜んでいます。(2018.04.28 赤岳鉱泉)
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天気・気温

04/28(土) 晴 最低気温-1℃ 最高気温+13℃ 積雪0㎝~10㎝
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
19℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
25℃
10℃
明後日
晴時々曇
25℃
10℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

黄金週間が始まりましたー(^^)v
赤岳鉱泉は、今日からGW最終日の5/6(日)までまだまだ予約の空きがあります。

行者小屋も5/3(木)~5/5(土)の予約の空きがありますので、どしどし宿泊予約のご連絡をお待ちしております!

●お風呂の準備が整いました!
4/28(土)から赤岳鉱泉のお風呂営業を始めます!
・入浴料金 宿泊:無料  テント泊、日帰り:1回1000円
※夏季限定の生ビール販売とMAMMUTコラボTシャツの販売も同日スタート。

※GW終了後の5/7(月)から15年ぶりに赤岳鉱泉のお風呂リニューアル工事
5/7(月)~6/1(金)の間、工事の進捗状況により、入浴が出来ない日もあるかと思います。
なお、6/2(土)の第64回八ヶ岳開山祭前夜までには、リニューアル工事を終える予定です。

●天候 (赤岳鉱泉)
4/28 晴。最低気温-1℃ 最高気温+13℃
積雪0㎝~10㎝

登山道の状況

※下が雨なら上は雪になることも。雪にならずとも雨はたちまち冬に逆戻りします。基本的にまだ「山は冬」という認識で!

●美濃戸口~鉱泉まで 軽アイゼンやチェーンスパイク+スパッツ+ストック
融雪が進んでいます。早朝は凍結していることがあり軽アイゼンやチェーンスパイクの用意を。ぬかるみはそれほどありませんが融雪で濡れているところが多くスパッツは必要です。

美濃戸までマイカー予定の方へ 路面は相当悪いため車高の高い車で慎重な運転を。

【赤岳鉱泉より上】
・4/27小屋スタッフが文三郎尾根を経由して、登山道偵察の為に赤岳へ登ってきました。

赤岳鉱泉で好評レンタル中の最新ウェアラブルカメラ・SONYアクションカムを使って登山道状況を動画で撮影してきてくれました。
動画は赤岳鉱泉・行者小屋Facebookにて配信していますので、ご覧ください。

◎行者小屋~赤岳・中岳分岐
・残雪30㎝~約100㎝
気温が低い時は残雪が凍結して、気温が高い時は残雪が腐ります。
アイゼンに腐った残雪が絡み付いて、アイゼンが効きにくくなるので、滑落や転倒にご注意ください。
雪の斜面では、たまに落石も有ります。

◎赤岳・中岳分岐~文三郎尾根上部岩稜帯~赤岳山頂
・残雪0㎝~10㎝
階段と鎖は、9割以上出ていて使えます。

温度変化によって雪の状況が変わってくるので的確な状況判断と確実なアイゼン・ピッケルワークが必要とされる箇所、または雪が無いのでアイゼンを外すことが必要とされる箇所が点在している中途半端な登山道状況です。

赤岳へ登る際には、下記装備が必須です。
 ◎ヘルメット
 ◎ピッケル
 ◎前爪のある最低10本爪アイゼン

残雪期の八ヶ岳だからこその危険も潜んでいます。
余裕のあるご自身のレベルに見合った登山計画を練って、山の状況に適した登山装備でGWの南八ヶ岳にお越しください

●地蔵尾根ルート(4/26状況)
地蔵尾根は文三郎と比較して残雪が多く難しいです。岩と雪と氷のミックスの状態です。
赤岳天望荘から稜線へは、まだ雪があります。赤岳に向かう斜面は急で早朝など条件により固くなると危険はまします。
鎖場は使えます。岩場も出ています。

・横岳の通過 (権現方面含む)(4/26状況)
縦走する方は稜線東側(小海や清里方面含む)の通過は要注意。雪が安定していません。緩み崩れるかもしれません。
人が入らないルートの方は特に慎重にお願いします。

●硫黄岳へのルート(4/26状況)
6本程度のアイゼン+ストックで 
樹林帯にはまだ雪が残っています。日中はゆるむので踏み抜き注意
赤岩の頭の雪もほぼ落ちています。
硫黄岳山頂や付近の稜線は融雪しています。

登山装備

・赤岳鉱泉まで チェーンスパイクや軽アイゼン+ストックが必要。
融雪が進んでいますが防水の登山靴やスパッツも必要です。

・赤岳鉱泉より上はまだ冬山登山に準ずる装備が必要です。
赤岳鉱泉から上にはアイゼンは10本爪以上で前歯のあるアイゼンが必要
加えてピッケルは必須です。ヘルメットの装着もお願いします。

※鉱泉~硫黄岳 6本程度のアイゼン+ストック

天候に関係なく、赤岳鉱泉と行者小屋から上に登る際には、ヘルメットの着用を推奨しています。
山岳ヘルメットのレンタルを1日500円で実施。

横岳の通過など雪が不安定なルートへ行く方は雪崩の対応としてアバランチビーコンの携帯も!

注意点

街は春でも、山はまだまだ冬です。
天候をよく確認し、登山はご自分の判断のもと安全登山を心がけて下さい。
「登れること」と「安全登山」は別の話です。
ご自身の技術と経験に見合った、余裕のある登山計画をよろしくお願いいたします。

●近隣の小屋(ヤマケイオンライン付加情報)
・赤岳頂上山荘 ゴールデンウィーク営業しません、5月下旬の営業開始を予定
http://www.yatsu-honzawaonsen.com/akadake.html
・赤岳天望荘 4/21から営業
http://www.yatsugatake.gr.jp/tenbousou.html

お知らせ

●赤岳鉱泉・行者小屋ホームページ
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

・行者小屋のGW営業は、5/3(木)~5/5(土)泊となります
行者小屋の直通衛星電話は営業していないと通じません。
GWの行者小屋宿泊予約は、WEB予約又は赤岳鉱泉直通衛星電話090-4824-9986までご連絡ください

・赤岳鉱泉・行者小屋の
Instagram、
 akadakekosen_gyojagoya
Facebook 
 https://www.facebook.com/akadake1959/
フォローよろしくお願いいたします

●イベント
6/3 第64回八ヶ岳開山祭
前夜の6/2(土)には夏山安全啓発イベント「知ってて得する?山小屋診療所Q&A」開催
場所は赤岳鉱泉食堂。 無料 宿泊者だけでなく、テント泊者も参加できます。

昨年の今頃の様子は?

例年に比べて残雪は少なめ。夏季の小屋の予約が始まりました2023.04.04

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

関連する山

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

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赤岳 標高 2,899m

 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。  その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。  近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。  赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。  山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。  ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。  赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。  一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

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