羊蹄山 | 蝦夷富士小屋

羊蹄山・ニセコ連峰は積雪状態で、まだまだ雪で遊べるニセコです。天候や時間帯によって雪の状態が著しく変化しますのでご注意ください。

蝦夷富士小屋の庭へ来るクマゲラ(メス)(5月1日撮影)(2018.05.02 蝦夷富士小屋)
蝦夷富士小屋の庭へ来るクマゲラ(メス)(5月1日撮影)(2018.05.02 蝦夷富士小屋)
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天気・気温

05/02(水) 蝦夷富士小屋8:00現在 快晴 気温12.4℃
風向 南・風速:2m/sec
札幌市中央区の天気予報
明日
雨のち晴
10℃
4℃
明後日
10℃
2℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
室蘭市の天気予報
明日
雨のち晴
10℃
4℃
明後日
10℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ニセコパノラマラインが開通しチセヌプリのアプローチが容易になりました。まだまだ雪で遊べるニセコです。

登山道の状況

・羊蹄山・ニセコ連峰は積雪状態です。しかし、山麓では既に雪のない所も現れてきました。ツリーホールに注意しましょう。
・天候や時間帯によって雪の状態が著しく変化しますのでご注意ください。
・入山にはスノーシューやシールといった道具が必要です。アルパインではアイゼンやピッケルが必要な箇所があります。 
・トイレは予め携帯トイレを用意しておきましょう。

登山装備

積雪期に対応した十分な装備が必要です。
様々な状況に対応可能な装備で入山して下さい。

注意点

・気温が上がり亀裂が生じています。滑落に注意をして下さい。
・立ち木の衝突等によるケガ、雪崩や遭難には十分注意しましょう。
・無理な登山計画は控えましょう。現地の情報を入手するなど、最新の情報を入手しましょう。
・予め気象情報を調べてm天気の急変に注意しましょう。
・羊蹄山は標高差が1500m以上あります。体力にあった山行を心掛けましょう。
・森林限界(アルパイン)を超えると吹きさらしで風が強くなります。
・寒さ対策は万全にして下さい。低体温症の危険があります。
・ゴミやトイレの汚物は自己責任で必ず持ち帰りましょう。山を汚さないで下さい。モラルを身に付けましょう。
・ペットと入山する場合はハーネスで繋ぐなどして放さないで下さい。ペットの汚物は必ず持ち帰りましょう。原則的に避難小屋内にペットは入れません。

お知らせ

入山届けを出しましょう。現地の届出は勿論、インターネットなどでも山行計画を送りましょう。
情報の入手などを事前に行い、装備は自らが十分に整えて入山してください。
避難小屋利用者は小屋の維持管理のため、利用料を払いましょう。
羊蹄山避難小屋は営業小屋ではありません。あくまでも「避難」を目的とした小屋です。
避難小屋はトイレがバイオトイレ(TSS方式)になりました。トイレのし尿の分解能力や環境への配慮から自ら使用したトイレットペーパーやサニタリー用品は全て持ち帰りとなりますのでご協力よろしくお願い致します。
羊蹄山の情報は倶知安町観光係から知ることが出来ます(倶知安町観光係0136-23-3388)。
解体工事に伴う跡地利用に関するお問い合わせ先は後志総合振興局環境生活課(電話0136-23-1354)です。

蝦夷富士小屋周辺の過去の様子

  • 積雪状態の火口部岩稜帯
  • 羊蹄山避難小屋(9合目)からの夕景
  • 9合目の羊蹄山避難小屋とイワギキョウ
  • 羊蹄山避難小屋と夕景
  • 羊蹄山のオノエリンドウ
  • 高山植物の美しい時期を迎えました
  • 羊蹄山避難小屋と薬草ケ原の雪渓、奥にニセコ連峰
  • 羊蹄山倶知安コース登山口のニリンソウとシラネアオイ
  • 小屋の前に咲いた白花のエゾエンゴサク
  • 蝦夷富士小屋とニセコアンヌプリ
  • 1月30日に滑った羊蹄山BCです
  • ニセコ花園スキー場と蝦夷富士小屋

蝦夷富士小屋

電話番号:
0136-55-5539
連絡先住所:
北海道虻田郡倶知安町字比羅夫374-11

地図で見る
https://www.facebook.com/pages/%E8%9D%A6%E5%A4%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B0%8F%E5%B1%8B/1440398459528851

施設の詳細を見る

関連する山

北海道 / 支笏・洞爺・積丹

羊蹄山 標高 1,898m

 支笏洞爺国立公園西端にあって、別名蝦夷富士とも呼ばれる、均整のとれた成層火山。アイヌ語でマチネシリ「女山」ともいわれ、マツカリヌプリ「後方に対をなして一方にある山」とも称される。近くの尻別岳はピンネシリ「男山」で対にして夫婦山とされている。ほかにも山麓を流れる尻別川から転訛してシリベシ(水際の険しい川)山の名称もある。  羊蹄山の山名は元明元年(1781)松前広長の『松前志』にすでに登場している。幕末の蝦夷地直轄で、松浦武四郎は国威を示すため『日本書紀』の中で阿倍比羅夫が後方羊蹄に政庁を置いた事例を引き合いに出した。そして、この山を後方羊蹄山(シリベシ山)と名づけ、正史に近い扱いをしている。第2次世界大戦中は蝦夷征伐が国史として扱われ、後方羊蹄はいやがうえにもあがめられたが、いまやその名も失せ、元の羊蹄山の山名に戻っている。頂上の一等三角点の名称が「真狩(まつかり)岳」であるため、昭和初期に小学校地理教科書に真狩岳を採用していた時代もあった。  この山の開拓は早く、明治38年(1905)倶知安村の河合篤叙が蝦夷富士登山会を設立し、比羅夫(ひらぶ)コースの登山道を開削し、休憩所を設けた。大正11年(1922)には9合目に石室「雲上閣」を建造し、登山の啓蒙と普及に務めた。積雪期登山の記録としては、明治45年(1912)4月、レルヒ中佐が、倶知安(くつちやん)からほぼ夏道沿いにスキー登山を行っている。  登山コースとしては、古くから開けた比羅夫から半月湖を経てジグザグに登る。このコースに沿った地帯は高山植物の種類も多く「後方羊蹄山の高山植物帯」として、国の天然記念物に指定されている。  9合目の避難小屋に泊まって御来光を眺め、頂上に立つのもよいだろう。頂上には父釜、母釜、子釜と呼ばれる噴火口があり、最大の父釜は周囲約2km、深さ200mほどある。  京極(きようごく)コースは銘水「噴き出しの水」がわいている、ふきだし公園から入山し、沢沿いの登山道を行く。9合目付近は火山礫の崩壊地で、斜面が急なので注意を要する。  留産(るさん)コースは京極と真狩を結ぶ車道に面して登山口がある。4合目は沢の浸食で、登山道が崩れているので注意したい。  真狩コースは設備の整っている羊蹄山自然公園から入山する。9合目近くでガレ場をトラバースしなければならない。所要時間はいずれも頂上まで約5時間。  なお、4コースとも途中に水場はないので、必ず水筒に水を満たしておきたい。

ユーザーの登山記録から