4/28から営業。大雪渓は雪崩注意。前爪アイゼン+ピッケル必携。GW五竜山荘営業なし。雪倉~蓮華は行かれません。
天気・気温
山と周辺の状況
今シーズン、白馬山荘は4月28日より営業致します。
4/23 およそ半年ぶりに白馬岳に戻ってきました。
山荘スタッフが朝7時過ぎに白馬山荘小屋開けのため上山しました。
現在山荘付近の雪の量は例年より少なめに見えますが、これからもまだ雪は降りますので、油断大敵です。
●自然
晴れて視界の良かった4/23無線場から大雪渓を見下ろしていると、ちょうどタイミングよく雷鳥を見つけることができました。まだ全身白い冬羽で白い雪に上手く溶け込んでいました。
●天気
4/24 雨が降ったり止んだりの空模様で、視界も100メートルほど。気温は朝から3℃前後で横ばい。
4/25、26 雨が降り続いていましたが、4/25夜になってようやく天気が回復してきました。
4/26 朝6時現在の気温は-6℃と冷え込んでいて、強風と相まって体感温度はかなり低く、暫く外で撮影しているとカメラも服も白く凍りついてしまいました。
日中は風も収まり、穏やかな日和となりました。
登山道の状況
●白馬大雪渓
GW中の大雪渓は「雪崩に注意」。
安全なルートを経験と状況判断から自力でみつけて登らなければならない時期です。
4/23 入山時ヘリコプターの上から俯瞰して見るかぎりは、大規模な雪崩跡(デブリ)があり登山者はそれを避けて杓子側に迂回して下山していました。
白馬尻近くも雪崩跡(デブリ)があるようでした。
ゴールデンウィーク中の懸念はやはりこの雪崩巻き込まれ事故ですので、雪崩が発生しやすい状況の時には大雪渓の上下山は避けるべきでしょう。
4/25現在
昨日一昨日と2日間の雨でさらに雪解けは進み、杓子・白馬鑓もかなり山肌が露出してきています
今朝は強風のため行けなかった山頂へ行くと山荘〜山頂間の登山道の残雪は4分の1程度で、夏道がかなり出てきています。
山頂付近では傾斜の緩やかな富山側の雪融けが急ピッチで進んでいました。
●白馬岳→雪倉経由→蓮華温泉に行かれるお客様へ
今年は雪が少なく、雪倉から瀬戸川へスキーで降りた場合、スノーブリッシが危険なので渡ることができません。
白馬岳から雪倉経由で蓮華温泉登山を計画されている方は、計画を立て直していただくようお願い致します。
下記、蓮華温泉のホームページも合わせてご確認ください。
http://rengeonsen.main.jp/tayori_2018vol163.html
●白馬岳~栂池方面
稜線には雪庇がありそうです。要注意。
登山装備
雪山装備が必要が基本
前爪のあるアイゼン+ピッケルは必携です。
(この時期の大雪渓ルートは全面雪で、氷化した急斜面があります。)
雪目防止のサングラス、紫外線対策も必要
朝夕は氷点下。厳冬期防寒装備。
お知らせ
白馬山荘
http://www.hakuba-sanso.co.jp/
宿泊予約・お問い合わせは(株)白馬館 電話0261-72-2002
今年度の山小屋の開設期間が決まりました。
五竜山荘は今年度、ゴールデンウィーク期間は諸事情により営業いたしません。
山行をご計画の方はご注意ください。
今年度の夏山のご予約は3月1日午前9時より受付開始いたします。
お問い合わせ・ご予約等は 予約センター 0261-72-2002
・各小屋の開設期間
白馬山荘 4/28(土)~10/13(土)
五竜山荘 春山は開設しませんのでご注意ください。 6/16(土)~10/13(土)
キレット小屋 7/1(日)~9/30(日)
白馬大池山荘 7/6(金)~10/8(月)
白馬鑓温泉小屋 7/13(金)~9/30(日)
白馬尻小屋 7/13(金)~9/30(日)
栂池ヒュッテ 4/28(土)~5/5(土)、 6/1(金)~10/20(土)
昨年の今頃の様子は?
2023年の営業は4/29から(宿泊要予約)。入山には前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.04.25
大雪渓は融雪早目。踏み抜き、落石に注意。前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.11
大雪渓は踏み抜き、落石に注意。急傾斜あり前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.19
白馬山荘周辺の過去の様子
白馬山荘
- 電話番号:
- 0261-72-2002
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6307-ロ 白馬館