大朝日岳 | 朝日鉱泉ナチュラリストの家

早春の花咲く登山道。各ルート8本爪程度のアイゼン+ストック必要。雪渓道迷い注意。5/25頃に車道開通予定。

中ツル➝大朝日岳➝鳥原山中ツル尾根へ登山道チェック。中央左の大朝日岳から稜線を下り右の小朝日岳を経て鳥原山。「あ~ここまできたなぁ」と思わず行程を振り返えりました。(2018.05.30 朝日鉱泉ナチュラリストの家 )
中ツル➝大朝日岳➝鳥原山中ツル尾根へ登山道チェック。中央左の大朝日岳から稜線を下り右の小朝日岳を経て鳥原山。「あ~ここまできたなぁ」と思わず行程を振り返えりました。(2018.05.30 朝日鉱泉ナチュラリストの家 )
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天気・気温

05/20(日) 朝 晴れ 山頂~6合目冠雪→午前中に融雪 
5/19 夜 山頂~6合目雪 
5/16 晴れ 気温25℃
山形市の天気予報
明日
晴一時雨
15℃
7℃
明後日
晴時々曇
16℃
6℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
白石市の天気予報
明日
晴のち雨
17℃
8℃
明後日
晴一時雨
19℃
5℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

5/16 初夏の陽気となり、雪解けがいっそう進んでいます。
エゾハルゼミの合唱が、春と夏の合間のもっとも過ごしやすい時期を知らせてくれているようで気持ちが良いです。
朝日鉱泉からの各ルートでは早春の花( イワウチワ イワウチワ カタクリ カタクリ マンサク マンサク ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ 、ヤマツツジ)が楽しめます。

5/20早朝「山頂~6合目付近で冠雪」
昨晩の冷え込みと雨が山頂部では雪だったようです!!ただ、午前中のうちにこちらからは消えて見えなくなってしまいました。

●宿ブログ
「ゼンマイ」という山の宝
朝日連峰の山の宝「ゼンマイ」。今ではほんの一握りの人しか採らなくなってしまいました。その収穫からゼンマイ干しまでをご紹介します。
https://www.asahikosen.com/2018/05/17/%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%A4-%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%B1%B1%E3%81%AE%E5%AE%9D/

●朝日川および支流での渓流釣り
5/20 上々の釣果!!でも泣き尺で届かず…
まだ雪融けの増水がありますが、釣りができないほどの濁流ではなくなりました。水温は低いものの、それなりに活性もあがり、動きはあるようです。
さぁ、今年も渓流釣りのシーズンがやってきました!!
※朝日川での渓流釣りに関する詳しい情報は朝日川を管轄する【最上川第一漁協】のHPにも掲載していますので、併せてご覧ください。
http://www.yfn-net.jp/mogamigawa-dai1/index.htm

登山道の状況

●朝日鉱泉からの各ルート情報。
どのルートでもアイゼン(8本爪程度)、ストックは必須となります。

・鳥原山ルートは金山沢までは夏道、それ以後は一部夏道も出ておりますが残雪上を進むことも多くなります。

・中ツル尾根ルートは2合目出合いまでの谷沿いはマス止めの滝付近の雪崩(雪崩の上を歩く)はまだ残っています。登山道未整備のため、何カ所か崩れや細い所があります。
4合目までは夏道、それ以後6合目途中までは夏道と雪渓歩き、それ以後山頂までは夏道となります。

・平岩山、御影森山ルートは上倉山~御影森山山頂までは雪渓歩き(道迷い要注意)、その前後は夏道となります。

●2018年5/17(木)現在朝日鉱泉までの道路
・国道287号線朝日町経由ルート
朝日鉱泉手前11.5km地点まで車が入れます。そこからは約3時間の歩きとなります。

・月山IC下車、西川町大井沢集落経由ルート
朝日鉱泉手前10km程度でバリケードにより通行止めとなり、同じく約3時間程歩きとなります。


【道路開通の見込み】
道路の開通は遅くとも5/25(金)午後になります。整備状況によっては早まる場合があります。

【お願い】重要!!
朝日鉱泉登山口には、一般登山者用駐車場(10台程度)と朝日鉱泉利用者(宿泊、昼食・入浴利用など)駐車場があります。
夏季は駐車場が込み合いますので、朝日鉱泉利用以外の方は必ず一般駐車場へ駐車をお願いします。
登山口は朝日鉱泉前にあります。

登山装備

どのルートでもアイゼン(8本爪程度)、ストックは必須となります。

注意点

●各避難小屋
・朝日連峰上の各避難小屋は利用は可能です。すべての小屋の管理人は不在です。
避難小屋の管理協力費は¥1500/人です。

・以東岳の避難小屋
2017年10月1日新築より利用可能。
1Fにはバイオトイレも設置され、非常に快適に利用できます。

●登山バス
2018年度の【夏季登山バス】および【秋季連休限定登山バス】の運行が決定しました!

マイカー以外での登山口までのアクセスが非常に限られる朝日連峰。毎年多くの方にご利用いただいている登山バスを今年も運行することが決まりました。8月はいつもより1週間長くなっています。ぜひご利用ください!
利用方法、時刻(東京方面から新幹線利用のアクセス掲載もあります)など詳細はこちら
https://www.asahikosen.com/%E7%99%BB%E5%B1%B1%E3%83%90%E3%82%B9-%E9%81%8B%E8%BB%A2%E4%BB%A3%E8%A1%8C-%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC-1/

・【夏季登山バス】(期間中毎日運行)
期間:2018年7月14日(土)~8月20日(月)

・【秋季連休限定登山バス】(完全予約制)
9月連休限定登山バス
 1. 9月15日(土)~18日(月・祝)
 2. 9月22日(土)~24日(月・祝)

・10月連休限定登山バス 
 10月6日(土)~8日(月・祝)

●朝日連峰は火山ではありません。
朝日連峰は花崗岩質の隆起山地であり、その誕生は5000万~6500万年前とされている古い地質です。
火山の噴火によってできた山地ではありませんので、朝日連峰のすべてのピークにおいて噴火するということは絶対にありえません。
朝日鉱泉をはじめとして朝日連峰に「温泉(噴出温度が高温)」がなく「鉱泉(噴出温度が低温)」のみが存在するのはそのためです。
また、火山ではありませんので、気象庁等のいわゆる「火山情報」等には朝日連峰および朝日連峰内のすべての山の名称すら出ておりませんのでご了承下さい。

お知らせ

●朝日鉱泉ナチュラリストの家
窓から大朝日岳が見える山小屋です。
ホームページ
http://www.asahikosen.com/

Facebook
https://www.facebook.com/asahikosen/

・鉱泉
古くは江戸時代の日記にその存在が記されている「朝日鉱泉」。
塩化物泉の茶褐色の鉱泉です
胃腸に良いとされる茶褐色の鉱泉は、昔から湯治のお客さんに愛されてきました。源泉は河原からポコポコと湧き出しており、その周辺一帯が赤茶色の湯花や石で覆われています。現在の建物は源泉から800mほど手前の林道脇に建て替えられており、源泉からポンプアップして引いています。

・バリエーションに富んだ3つの登山口があります。
主峰大朝日岳への登山道として「日本百名山」著者の深田久弥も歩いたとされるルート、
幹回り9.27mのクロベの巨木があるルート、
日本百急登に数えられるが最短距離で頂上を目指すルートなど、

●朝日連峰・朝日鉱泉 四季の写真館をUPしました!
https://www.asahikosen.com/%E5%9B%9B%E5%AD%A3%E3%81%AE%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%A4%A8/

昨年の今頃の様子は?

2023年は4/29~営業開始(宿泊要予約、予約受付中)。雪は少なく7~10日ほど早い季節感です2023.04.19

2023年は4/29~営業開始(宿泊要予約、予約受付中)。林道は4/末に一部開通予定。山はまだ雪山2023.04.26

朝日鉱泉ナチュラリストの家周辺の過去の様子

  • 小屋営業最終日。朝日鉱泉周辺や標高800m付近は紅葉が見頃でした
  • 標高800mあたりまで冠雪。山頂付近はかなりの積雪がありそうです。
  • 中秋の名月は過ぎましたが…、お月様とのツーショット
  • 雲の感じからは少し秋の気配が漂いますが、気温が…異常な高温が続いています。
  • 「森の巨人100選」の上倉の大クロベの前でおにぎり。老木保護のため少し離れて鑑賞下さい
  • 快晴の空のもと。いつもより残雪は少ないです
  • 鳥原山展望台からの眺め。大朝日岳(左)は雲のなか。残雪は非常に少ないです
  • 鳥原山大朝日嶽神社にて「朝日連峰夏山開き安全祈願祭」が執り行われました
  • 太陽が沈むと久しぶりにきれいな夕焼けになりました
  • マムシっとびっくりしましたが、そっくりなマムシグサ
  • 大朝日岳を覆っている残雪も日に日にその面積を減らし、地肌と残雪が同じくらいになってきました。
  • 今年は倒木が本当に多いですが、孫兵衛平の巨人たちは無事です。

朝日鉱泉ナチュラリストの家

現地連絡先:
090-7664-5880
電話番号:
0237-67-3589
連絡先住所:
山形県西村山郡朝日町宮宿1905-1

地図で見る
http://www2.ocn.ne.jp/~ooasahi/top.htm

施設の詳細を見る

関連する山

山形県 / 朝日山地

朝日岳 標高 1,871m

 山形盆地から西方を遠望すると、純白の衣をまとい、なだらかなスカイラインを描く月山とは対照的に、浸食の進んだ山々の朝日岳の山塊が続いている。朝日岳はそびえ立つ孤高の火山と異なり、大朝日岳、西朝日岳、寒江山、以東岳を主稜とする連峰であり、その主峰が大朝日岳である。仰ぎ見る山容は主峰にふさわしい端正な三角錐を呈しており、かつては剣頭山とも呼ばれていた。  位置的には、朝日町と小国町の境をなしている。山頂は南北に細長く、付近一帯には日本列島の土台をなした縞模様の花崗片麻岩が露出している。これらの地質的な特徴に加えて、日本海を渡って吹きつける強い季節風にまともに立ちはだかるために、わが国有数の多雪地帯となっている。これらの雪は、山麓の民にとって古来より貴重な農業用水である。  かつて、鳥原山一帯に点在する池塘を「天狗ノ田代」と称して、田植えの時期に稲の苗を植え、豊作を祈願したという。山中にあっては雪田、雪渓として朝日の山々を飾り、また、咲き誇るお花畑をはぐくみ、銀玉水などの水場を提供している。  一方、谷に目を移すと、雪によって磨き抜かれた谷壁と、雪解け水によって浸食された深い渓谷が山々を引き立て、アルペン的景観を示している。なかでも大朝日岳は、東に垂直に大地を刻み込んだ黒倉沢、西には袖朝日尾根の白い花崗岩の岩壁と、植物の進入を許さない毛無沢を支流にもつ荒川の間にそびえ立つ。なお、この付近はしばしば天気の境目となるため、仏の後光(ブロッケン現象)の現れる所でも知られる。  大朝日岳の直下の大朝日小屋から金玉水にかけての北側は、主稜線からやや東側に位置しているため、膨大な吹き溜まり的な積雪があり、その雪解け水による浸食によって形成された雪窪地形が見られ、緩やかな凹地になっている。頂から南側の平岩山への下りは、大きな階段状の地形が観察される。いずれも雪線よりも低い所の、氷河の周縁に見られるもので、この付近の厳しい自然条件を示している。  登山道は山頂から延びる4つの尾根すべてに開かれており、よく整備されている。最もポピュラーな大朝日岳登頂コースは、朝日川畔の朝日鉱泉から鳥原山、小朝日岳を経て山頂に至るコースで所要6時間。同鉱泉から朝日川二俣、中ツル尾根コースで所要5時間。同じく同鉱泉から御影森山、平岩山経由で所要6時間。  一方、古寺川畔の古寺鉱泉からは、花抜峰、小朝日岳経由で所要5時間強。荒川畔の徳網からは針生平、平岩山経由で所要約7時間。以東岳からの主稜縦走は約6時間30分を要する。

山形県 / 朝日山地

祝瓶山 標高 1,417m

 大朝日岳から南に延びる尾根の先端に位置する花崗岩の尖峰で、長井市と小国町の境をなしている。遠望すると天に向かってすっと立っており、標高の割にどこから見ても確認できる。古くは岩井上岳ともいわれた。  カクナラ沢、ヌルミ沢、コカクナラ沢をもつ東面は、障子ヶ岳南面、エズラ峰東面と同様、雪崩で磨き抜かれた岩場をなしている。山頂には、宗教色の薄い朝日連峰の中で珍しく小さな石祠と鉄鳥居がある。伝承によると天武天皇のころに修験道が隆盛を極めたというが、詳細はいっさい謎である。  山頂は意外に広く、雪崩に磨き抜かれた白い花崗岩の荒々しい袖朝日尾根の山々をはじめとする朝日連峰と、飯豊連峰の好展望台である。  登山道は、ユキツバキの群生する桑住平から登るヌルミ沢とコカクナラ沢間のやせ尾根の急登コース、赤鼻尾根経由で平岩山から延びてくる尾根コース、小国口の針生平から登る鈴振り尾根コースがあり、いずれもよく整備されている。しかし、登山口までの交通の便に恵まれず、マイカーに頼るほかない。  桑住平から山頂まで2時間30分、針生平から3時間30分。

山形県 新潟県 / 朝日山地

以東岳 標高 1,772m

 朝日連峰の北端に位置し、山形県朝日村(現在は鶴岡市)と新潟県朝日村(現在は村上市)の境をなしている。  大朝日岳の端整な三角錐に対し、累々と花崗岩の岩塊が肩を寄せ合う重量感あふれる山容である。山頂から主峰大朝日岳への山並みは、ほぼ高さのそろった山々が連なっている。これは隆起した山塊が、浸食により隆起準平原化したものと考えられている。北方は、切り立った戸立山、なだらかな茶畑山へと続き、そのかなたに双子のような月山、鳥海山を望むことができる。  山頂の北西800m下方には、熊のなめし皮の形をした大鳥池が、ブナの原生林に囲まれて横たわっている。成因は、堰止説が有力。山形県最大の湖沼で、標高966mにある高山湖だ。イワナやヒメマスのほか、幻の怪魚・タキタロウが釣りブームを反映して話題になっている。  山頂へは、泡滝ダムから大鳥池経由となる。大鳥池までのコースはブナ林の山腹を平均した勾配の登りが続いている。登りが始まる前の七ツ滝沢と源太沢間の尾根に注目すると、階段状になっており、所々に礫を見ることができる。かつて双方の沢が合流していた所で(エッグ床)、朝日連峰の隆起の様子を知ることができる。大鳥池まで3時間、さらに以東岳まで3時間。

ユーザーの登山記録から

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