残雪が残る中、稜線ではシャクナゲ、アカモノ、ホソバヒナウスユキソウなどの高山植物が開花
天気・気温
山と周辺の状況
天気によってはブヨが多量に発生しています。虫よけなど準備ください。
稜線は想像以上に熱いので帽子、日焼け止め、水分は余裕を持って熱中症対策をして下さい。
清水峠の水場はJR巡視小屋の建物裏の斜面(七つ小屋山側)を2m位降りた所に小屋に引いた沢水のオーバーフローがパイプから出ています。
朝日岳の水場はまだ雪渓の中ですが雪渓脇から水が出ていますのでそちらが利用可能です。
ジャンクションピークから七つ小屋山までの区間は草や笹が伸びている所が多いので雨の直後や朝露で濡れている時はカッパの着用をお勧めします。
稜線では
シャクナゲ
シャクナゲ
、アカモノ、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、
シラネアオイ
シラネアオイ
、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、
イワカガミ
イワカガミ
、ハクサンコザクラ、ナエバキ
スミレ
スミレ
など多くの高山植物が開花しています。
指導センター先のゲートから先は一般車両の通行は出来ません。町が運営する電気バスの運行が始まりました。
登山道の状況
天神尾根は肩ノ小屋手前の急斜面に50mほど雪渓が残っています。転倒する人が多く、軽アイゼンとストックがあると安心です。ご注意下さい。
一ノ倉岳から茂倉岳までの区間で50m程雪渓が残っています。(馬蹄形で大きい雪渓はこの2か所のみ)
西黒尾根は山頂直下に約50メーター雪渓が残っています。軽アイゼンがあると安心です。下りは特に注意が必要です。
厳剛新道は上部の沢にわずかに雪渓が残っています。僅か2~3メーターですが軽アイゼンがあると間違えありません。
エスケープルートや旧道などの沢地形に残雪が多く、ピッケルなどの装備がないと危険です。
白樺避難小屋から蓬峠間は残雪でルート不明瞭、経験者向き。
一ノ倉沢、マチガ沢、幽ノ沢、南面の危険地区に立ち入る場合は事前の届出、又は計画書が必要となります。
詳しくは谷川岳遭難防止条例をご覧ください。
芝倉沢から先の旧道は崩壊地も多く、足場の狭いトラバースも多くなっています。
新道の方が安全、快適に通過できます。
谷川温泉への登山道で二俣と牛首の間で高巻きする所は大規模な土砂崩れで高巻きの道は通行できません。
川沿いに進む事は可能ですが、周辺の地形を良く理解しているベテランの人以外はお奨めできません。
現在復旧の見通しはたっていません。
中芝新道、中ゴー尾根は共に下部の登山道が崩壊していて、一般道としての利用は危険です。
地形等熟知しているベテランの方以外は通行は控えて下さい。
復旧の見通しは立っていません。
登山装備
まだアイゼン、ピッケルなどの装備が必要です。
日帰り登山でもヘッドランプは必携。
注意点
谷川岳は残雪期を迎えていますが、天候によってはまだ冬山に逆戻りする可能性があります。
容易な入山は控えてください。
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。
バックカントリーなどで立ち入る方も同様です。条例違反にならないようにしてください。
条例違反をした場合は、罰金となる可能性もありますのでご注意ください。
一の倉沢までの国道291号線は、全面マイカー規制となっています。
一般車は、通行できませんのでご注意ください。
指導センター先のゲートは冬季閉鎖が終了しましたが、一般車両の通行は出来ません。
町が運営する電気バス運行は26日から始まりました。
お知らせ
肩ノ小屋は有人営業が始まっています。
蓬ヒュッテは応急処置はしてありますが、窓が一部割れて雪が入り込んでいる場所があります。利用はできます。
白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋は利用可能。
茂倉岳避難小屋は残雪の為利用できませんが、水場は利用可能。
指導センター先のゲートは11月20日から冬期閉鎖中です。
例年より少なく感じますが現在、周辺道路脇の積雪で10cm前後。
白毛門登山口の駐車場の雪が解けて使えるようになりました。
昨年の今頃の様子は?
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽