大山 | 大山プロガイド協会

例年よりも暖かい日が続いていますが、比較的湿気が少なく、冷たい風が吹くことが多いようです。

山頂避難小屋(2018.06.16 休暇村 奥大山)
山頂避難小屋(2018.06.16 休暇村 奥大山)
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天気・気温

06/16(土) 6月16日
6:00 大山寺の天候 晴れ 気温13℃ 無風
9:00 大山山頂の天候 晴れ 気温12℃ 微風
鳥取市の天気予報
明日
22℃
11℃
明後日
晴のち曇
27℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
松江市の天気予報
明日
24℃
13℃
明後日
晴のち曇
26℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

日本海上に勢力の強い高気圧が張り出しているため、上空に寒気が入り込み、日が高くなるにつれ地表との温度差によって雲海が見られます。

例年よりも暖かい日が続いていますが、最近は今日のように比較的湿気が少なく、冷たい風が吹くことが多いようです。

お花情報ですが、全般的に昨年よりも10日程度早いようです。
大山寺周辺で見られるお花は、「ウツギ(卯の花)」「ツルアジサイ」「イワガラミ」「ウリノキ」「ミヤマヨメナ」などで、「ユキノシタ」も咲き始めました。 タニウツギ タニウツギ は6合目あたりで、これから咲き始めるようです。
山頂台地では「サワフタギ」「 ヤマオダマキ ヤマオダマキ 」「ダイセンクワガタ」などが咲き始めています。山に生えている花や木は、その見た目の形や色で名前がついている場合が多く、その由来まで調べてみると、いろいろとおもしろい話題が出てくると思います。

大山寺周辺の「エゾアジサイ」がだいぶ色づいてきました。大山寺周辺の僧兵コースをのんびり歩くと、ブナ林の足元に
このエゾアジサイがひっそりと咲いており、今の時期の絶好の散歩コースになっています。

登山道の状況

登山道の危険ヵ所はありませんが、交差しにくい狭い場所が何ヶ所かあります。登山客が多い時は渋滞の原因にもなっています。

登山装備

服装で注意することは、薄着で歩き始めることです。半袖1枚で十分です。登っている途中や山頂で寒くなれば、雨具の上着で代用してください。

登山中の水分はこまめに摂らないと熱中症の危険が出てきます。水分だけの問題ではなく、スタート時の服装も注意してください。厚着で歩き始めると余分に汗をかき、体温調整ができなくなります。半袖または長袖のシャツ1枚で十分です。アウターは登りでは不要です。山頂で肌寒い時だけ羽織るようにしましょう。
水分不足になると、頭痛や吐き気をもよおすことをありますが、筋肉がこむら返りを起こす熱けいれんも起こりやすくなります。

注意点

6合目に携帯トイレの使用ブースが鳥取県により設置され、試験的に運用を開始しています。

虫対策は、虫除けスプレーがなかなかブトには効きにくいため、ハッカ油を使うと一番効果があるようです。
また香水、制汗剤などの匂いに寄ってくる習性があるようで、お気をつけください。

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼も受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会
認定登山ガイド 久保昌之
携帯090-7999-2931
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

蒜山 標高 1,202m

岡山県の最北端に位置する蒜山山群は、中国の名峰・大山連峰の東に連なり、鳥取県倉吉市と、岡山県真庭市との境界をなしている。 蒜山は95万年から50万年前に噴出したトロイデ火山である。岡山県側からの山容は穏やかで、広大な扇状地となり、古くは巨大な淡水湖を擁していたという。蒜山高原からは昭和34年(1969)、ステゴドン(東洋象)の臼歯の化石が発見された。またオオサンショウウオやムカシトンボ、ギフチョウなどの珍しい動物や昆虫のほか、ヒルゼンスゲやリュウキンカ、またイヨフウロ、ツクシゼリなどの貴重な動植物の宝庫となっている。  山名の「ひる」は「蛭の住むような広い湿地」を意味し、「ぜん」は大山(だいせん)の「せん」を真似、より威厳を持たせるため濁って読ませたという説もある。また蒜山には、巨人が住んでいたという伝説もあり、中蒜山と下蒜山の間のコルを「ふんぐり乢(たわ)」と呼ぶのは、この巨人が自分のフングリ(睾丸)を引っ掛けたから、ともいう。  蒜山へは、上蒜山の西麓の百合原牧場の柵を越えて山腹に取り付く。途中、皆ガ山の肩越しに大山が見える。8合目の槍(やり)ガ峰は上蒜(かみひる)一の展望台だ。上蒜山まで約3時間。中蒜山、下蒜山まではさらに約3時間。三山縦走は約8時間。

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ユーザーの登山記録から