唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は尾根通し、10本爪アイゼン+ピッケル必要。道迷い注意時期、特に上の樺尾根では注意

扇の雪渓下部の様子(2018.06.29 唐松岳頂上山荘 )
扇の雪渓下部の様子(2018.06.29 唐松岳頂上山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

06/22(金) ---
富山市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
13℃
明後日
18℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 10:00発表
松本市の天気予報
明日
19℃
12℃
明後日
20℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

6月16日より唐松岳頂上山荘は営業を開始しました。
八方尾根は高山植物の開花が始まりました。 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ イワカガミ イワカガミ は早くもお花畑を作っています。また、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ クロユリ クロユリ のお花畑も目立ってきました。
唐松岳頂上山荘周辺の草地に広がる クロユリ クロユリ の群生地ではつぼみが大きくなっています。

第一ケルンや第二ケルンあたでは、小さいブユのような虫が出てきました。気になる方は虫除けを用意してください。

登山道の状況

6/21の情報です。梅雨時期~初夏の八方尾根~唐松岳登山は、10本爪アイゼンとピッケル装備を用意してください。

●八方尾根上部
南斜面では、残雪量が例年よりも多い状況です。夏季ルートの登山道上(夏道)は、特に積雪が多くなっています。
危険な雪上トラバースを伴う夏道は通行不可です。現在、八方尾根は冬季尾根ルート(冬道)の登下山です。

・下の樺周辺より上部
 約10m急登の雪上歩行です(下山時は慎重に)。
・急登上部付近
 残雪トラバース危険です。立入禁止規制ロープに従い尾根道へ。
・急登上部過ぎて~上の樺下部尾根道
 一部やせ尾根、下山時は慎重に。強風時注意。
・上の樺周辺~標高2300mピーク間
 約150mの急斜面登り、雪上歩行(雪面上ベンガラの赤い目印線あり)。
・丸山ケルン下部
 約150mの残雪を踏む(雪面上ベンガラの赤い目印線あり)。
・丸山ケルン周辺
 雪は解けています
・ケルンを経由し上部尾根通しへ
 登り注意。南斜面(左手方面)の夏道は見えていても、雪上トラバース通行不可。

※悪天候時・視界不良中に八方尾根冬季尾根ルートを下山される場合は雪上での道迷いに注意
※6月後半以降の残雪期は、下山時に道迷い要注意です。「上の樺尾根」ではとくに道迷いが多くなっています。

登山装備

・低温時対応の登山装備用意しましょう。防寒用品(手袋・予備の替え手袋・帽子など)が必要です。
・ザック内の荷物は防水携行をお勧めします。 
・アイゼン装着ができる防水性登山靴、スパッツ、10本爪以上のアイゼン、ピッケルなどの残雪対応装備が、もうしばらく必要です。
・地図、ライトほか、日焼け止め、リップクリーム、サングラスなど紫外線対策も大切です。

注意点

日中には気温が上がり、刻々と雪面状況が変化します。
気温が高い時間帯は、雪解け時は雪と地面の境は特に注意。踏み抜きによる足首の捻挫・怪我等にご注意ください
気温の低い時間帯は雪面が結氷しています。転倒・滑落にご注意ください。
風が強く当たる上部の尾根ルート上ではバランスを崩さないよう歩行注意してください。

●唐松岳周辺の登山情報  ←ぜひ参考に
http://www.karamatsu-guide.com/
八方尾根ルート、祖母谷ルート、後立山連峰 唐松岳周辺の登山情報サイトです
(Mountain Guide 山岳ガイド 中川)

(以下ヤマケイオンライン 付加情報 日程などは予定です。最新情報をご確認の上、利用下さい。)
●八方尾根アルペンライン(ゴンドラとリフトの営業)
グリーンシーズの営業は2018年6月2日(土)~10月28日(日)
http://www.happo-one.jp/trekking/alpenline

●五竜山荘
五竜山荘 営業予定 6/16(土)~10/13(土)
http://www.hakuba-sanso.co.jp/
白馬館 0261-72-2002 

●村営天狗山荘
今年度平成30年の天狗山荘の営業はテントと売店のみの営業となります。
2017シーズンは雪害のため営業できませんでした。再建工事の為2018年度も宿泊が出来ません。
http://yamagoya.hakubakousha.com/facility/
白馬村振興公社 山岳事業部 電話0261-75-3788

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
夏期営業は6月16日(土)~10月13日(土)を予定

・当山荘でのご宿泊は、相部屋でのご利用を基本とさせて頂いております。
個室ご利用希望のお客さま以外は、前もってのご予約は必要ございません。
※なお、7名さま以上の団体さまにつきましては、準備の都合上、予めご連絡(山荘電話 090-5204-7876)を頂ければ幸いです。

・2018年の個室予約 詳細につきましては、こちらをご覧下さい。
http://karamatsu.jp/reserve.html

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報