尾瀬沼・燧ヶ岳 | 尾瀬沼ビジターセンター

ワタスゲは見頃を過ぎつつあります。コバイケイソウ、レンゲツツジが咲き、初夏へと移り変わつつあります

燧ヶ岳・柴安嵓を望む(2018.06.27 尾瀬沼ビジターセンター)
燧ヶ岳・柴安嵓を望む(2018.06.27 尾瀬沼ビジターセンター)
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天気・気温

06/22(金) 晴れ、9:00の気温12℃
会津若松市の天気予報
明日
雨のち晴
21℃
10℃
明後日
晴時々曇
22℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 18:00発表
みなかみ町の天気予報
明日
雨のち晴
21℃
10℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日までは雨続きでしたが、今日は打って変わって晴天の尾瀬沼です。

見頃をやや過ぎたように感じる ワタスゲ ワタスゲ も今日は風に揺られる果穂が綺麗です。湿原を青に染めている タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ 、大江川を渡る橋の近くに咲くズミ、そしてそろそろ開花を迎えそうな レンゲツツジ レンゲツツジ のオレンジ色など、さまざまな色の花が大江湿原を染めています。

釜ッ堀湿原では コバイケイソウ コバイケイソウ の白い花が見頃になり、季節が初夏へと移り変わっていることがわかります。
燧裏林道では ワタスゲ ワタスゲ のほか、 ヒメ シャクナゲ シャクナゲ ヒメ シャクナゲ シャクナゲ タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ チングルマ チングルマ などの多彩な花を見ることができます。また食虫植物のモウセンゴケも見ることができました。

登山道の状況

周辺の登山道、遊歩道で、問題箇所は特にありません。尾瀬沼の周回コースは、南岸側は倒木や木道が傾いている箇所もあるので、北岸を歩くことを勧めています。

★燧ヶ岳への登山は、アイゼンが必要です。
6/18に燧ヶ岳の状況を視察しました。
長英新道(浅湖湿原~御池岳)は8合目を過ぎたあたりから残雪が現れます。俎嵓から柴安嵓の道は鞍部と山頂直下に雪が残っていますが、気を付けていれば問題ありません。
御池新道は、山頂からの下りで道迷いが多発しています。山頂付近は残雪が多く、いくつもの沢を横切る(トラバースする)場所で、道を見失う人が多くいます。目印やトレースを確認して、迷ったと思ったら引き返すようにしましょう。なお、アイゼンを用意したほうが良いでしょう。
見晴新道は2170m付近にはまだ残雪が50m程度あり、踏み抜きには気を付けてください。また、ぬかるんだ場所やササで滑りやすいところも一部あります。転んだ時に刈り払ったササなどで怪我をしないように手袋をするなど十分注意してください。

※沼尻から燧ヶ岳山頂間のナデッ窪登山道は残雪期は沢沿いの雪渓を踏み抜き滑落する恐れがあり大変危険で、登山道の管理者もいないことから整備されていません。尾瀬沼地区運営協議会では残雪期の通行自粛を呼び掛けております。

登山装備

雨具・防寒着を必ず持参してください。山の天気は変わりやすく、晴れていたと思っていてもいきなり雨が降り出したり、風が強くなったりします。
また雨で濡れた木道は非常に滑りやすくなっています。トレッキングシューズなど滑りにくいしっかりとした靴でお越しください。

尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子

  • カラマツの紅葉も終盤の尾瀬
  • 今朝は冷え込んで霧氷が付きました
  • 高い霜柱が立ちました
  • カラマツの黄葉がピークです
  • 三本松カラマツもすっかり色づきました
  • 三本カラマツも色づき始めました
  • 尾瀬沼周辺の紅葉
  • 一ノ瀬付近の紅葉
  • 霜が下りて真っ白になりました
  • だいぶ樹木の紅葉が進みました
  • 草紅葉は盛りですが、樹木はまだこれからです
  • 大江湿原の草紅葉

尾瀬沼ビジターセンター

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連絡先住所:

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関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

栃木県 群馬県 / 南会津・尾瀬

鬼怒沼山 標高 2,141m

 栃木県の北西部、日光市と群馬県片品村との境にあり、別名、絹沼山などとも書かれる。  山頂近くには高層湿原では日本一の高所にある、鬼怒沼がある。鬼怒沼は大小50余りの池塘からなり、まさに高山植物の宝庫である。また、湿原からは遠く尾瀬の山々や白根山が望める。周辺にはコメツガ、オオシラビソなどの自然林も多く、カモシカなどの野生動物の貴重な生息地となっている。  鬼怒沼山は眺望に恵まれないためか、登る人はまれで、不遇をかこっている。  しかし、山麓には奥鬼怒四湯として知られる秘湯があり、温泉プラス山旅で存分に楽しめる。  バスの終点女夫淵温泉から鬼怒沼湿原まで3時間40分、鬼怒沼山まで4時間20分。  群馬県側の大清水から物見山経由で3時間30分、丸沼から湯沢峠経由でも入山可能。

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