唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は中間部一部のみ、冬季尾根ルートから夏道へ変更。6本爪アイゼン+ピッケル推奨。高山植物開花中。

扇の雪渓下部の様子(2018.06.29 唐松岳頂上山荘 )
扇の雪渓下部の様子(2018.06.29 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
晴時々雨
19℃
11℃
明後日
晴一時雨
19℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

●自然
・山荘周辺  クロユリ クロユリ 咲き始め
・上の樺下部周辺の シラネアオイ シラネアオイ が咲いています。その周辺ではオオ サクラソウ サクラソウ が彩りを添えています。
 ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、ハッポウ ウスユキソウ ウスユキソウ 、イブキジャコウソウ、ミヤマムラサキも咲いています。
・八方尾根登山道沿いでは、 チングルマ チングルマ 、イワウメ、 シナノキンバイ シナノキンバイソウ ツガザクラ ツガザクラ ハクサンチドリ ハクサンチドリ なども咲いています。
・融雪進む八方池周辺 オオタカネバラが咲いています。
・山麓~下の樺周辺にかけてブヨ (ブユ・ブト)が発生しています。虫除け対策を。

登山道の状況

梅雨時期~初夏の登山 八方尾根(6/29現在)
<重要注意>
1.
八方尾根は中間部一部のみ冬季尾根ルートから夏道へ変更
「下の樺上部」周辺~「扇の雪渓上部」区間、冬季尾根ルートから夏道へ、一部区間のルート変更をしています。
ロープや目印等の指示に従ってください。

2.
八方尾根では、このところの降雨や気温上昇に伴い、融雪が進み 残雪量が一気に減少。
しかし尾根上部は、尾根通しのルートです。
夏道登山道が見えていても、雪上トラバースは危険です。

3.
八方尾根~唐松岳登山は、6本爪アイゼンとピッケル装備をおすすめします。

4.
6月後半以降の残雪期  下山時に道迷い要注意の尾根は「上の樺尾根」

<基本的登山ルート(詳細)>
・扇の雪渓直下周辺
 約30mの緩やかな残雪を登下山

・扇の雪渓の下部(上の樺周辺)
 残雪は2か所。 
 約50mの区間 南方向への片斜面(片流れ)雪上歩行です(片斜面の登下山は、足に負担がかかります。慎重に)

・丸山ケルン下部
 約150mの残雪を踏む(雪面上ベンガラの赤い目印線あり)

・丸山ケルン周辺
 雪は解けています

・ケルンを経由 上部尾根通しへ
 登りの時 南斜面(左手方面)に夏道見えても雪上トラバースは危険。尾根通しルートで(6/29現在)

●富山県黒部側 唐松岳頂上山荘→祖母谷温泉→欅平ルート
6月27日現在、唐松岳南斜面には残雪あり。雪切り除雪作業はまだ行われていません

通行危険、十分な経験と装備、通行注意が必要。
必ず唐松岳頂上山荘受付にて登山道の状況をご確認なさってください。
(6/27現在 登山経験の少ない方には、祖母谷線ルートの通行を控えていただくようお願いしています)

登山装備

・低温時対応の登山装備をお持ちください
・ザック内の荷物は防水携行なさってください
・防寒用品 (手袋、予備の替え手袋、帽子など)
・残雪対応装備 アイゼン装着ができる防水性登山靴、スパッツ、6本爪のアイゼン、ピッケルなど
・いつでも必要な基本的登山装備 雨具、地図やライトなど
・紫外線対策 日焼け止め・リップクリーム・サングラスなども大切です

 八方尾根情報 : 山麓~下の樺周辺にかけてブヨ (ブユ・ブト)が発生しています。
 特に、曇りや雨の湿気が多い日には、肌を覆う衣類・防虫ネット付の帽子・虫よけスプレーなど、虫刺され防止対策が役立ちます。
(ブヨは黒色や暗い色に寄ってきますので、首や頭髪を白いタオルで覆っているだけでも違いがあります)

注意点

・日中には気温が上がり、刻々と雪面状況が変化します。
・気温が高い時間帯 雪解け時、雪と地面の境は特に注意。踏み抜きで足首捻挫や怪我等に注意
・気温の低い時間帯 雪面が結氷。転倒・滑落に注意
・突風や強風時 風が強く当たる上部の尾根ルート上でバランスを崩さないよう歩行注意。

・悪天候時や視界不良中
 八方尾根冬季尾根ルートを下山する場合、雪上での道迷いに注意
 6月後半以降の残雪期に下山時道迷い要注意の尾根は「上の樺尾根」

天候が急変した場合には、慎重なご判断と適切なご対処、事前にしっかりとした登山計画をたててお出掛けください。

●唐松岳周辺の登山情報  ←ぜひ参考に 詳細&最新情報多数
http://www.karamatsu-guide.com/
八方尾根ルート、祖母谷ルート、後立山連峰 唐松岳周辺の登山情報サイトです
(Mountain Guide 山岳ガイド 中川)

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
夏期営業は6月16日(土)~10月13日(土)を予定

・当山荘でのご宿泊は、相部屋でのご利用を基本とさせて頂いております。
個室ご利用希望のお客さま以外は、前もってのご予約は必要ございません。
※なお、7名さま以上の団体さまにつきましては、準備の都合上、予めご連絡(山荘電話 090-5204-7876)を頂ければ幸いです。

・2018年の個室予約 詳細につきましては、こちらをご覧下さい。
http://karamatsu.jp/reserve.html


(以下ヤマケイオンライン付加情報 日程などは予定です。最新情報をご確認の上、利用下さい。)
●八方尾根アルペンライン(ゴンドラとリフトの営業)
グリーンシーズの営業は2018年6月2日(土)~10月28日(日)
http://www.happo-one.jp/trekking/alpenline

●五竜山荘
五竜山荘 営業予定 6/16(土)~10/13(土)
http://www.hakuba-sanso.co.jp/
白馬館 0261-72-2002 

●村営天狗山荘
今年度平成30年の天狗山荘の営業はテントと売店のみの営業となります。
2017シーズンは雪害のため営業できませんでした。再建工事の為2018年度も宿泊が出来ません。
http://yamagoya.hakubakousha.com/facility/
白馬村振興公社 山岳事業部 電話0261-75-3788

昨年の今頃の様子は?

2023年の予約は4月頃からお受けいたします2023.03.28

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

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