唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は一部まだ冬道。コマクサ、クロユリなど高山植物開花。防寒具や虫除け対策必携

登山道上より 夕暮れ時の後立山連峰(2018.08.01 唐松岳頂上山荘 )
登山道上より 夕暮れ時の後立山連峰(2018.08.01 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

07/03(火) 晴れ。日中晴れると20℃近くまで上がり、気持ちよく過ごせます
朝は10℃前後まで下がります。
富山市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
12℃
明後日
晴時々曇
19℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
10℃
明後日
晴時々曇
22℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月16日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

●自然
・高山植物次々と開花しています。
コマクサ コマクサ  山荘脇~唐松岳取りつき斜面 満開
クロユリ クロユリ  山荘付近
イワカガミ イワカガミ  今年は色が濃いです。
ミヤマクワガタほか多数開花。
・虫に注意 今年はとても多いです。
八方尾根山麓~下の樺周辺にかけてブヨ (ブユ・ブト)が発生しています。
特に、曇りや雨の湿気が多い日には、肌を覆う衣類、防虫ネット付の帽子、虫よけスプレーなど、虫刺され防止対策が役立ちます。
(ブヨは黒色や暗い色に寄ってきますので、首や頭髪を白いタオルで覆っているだけでも違いがあります)
※防虫ネットはあまり目が細かいと暗くなって視界不良になるので注意。

●唐松岳周辺の登山情報  ←ぜひ参考に 詳細&最新情報多数
http://www.karamatsu-guide.com/
八方尾根ルート、祖母谷ルート、後立山連峰 唐松岳周辺の登山情報サイトです
(Mountain Guide 山岳ガイド 中川)

登山道の状況

台風通過によって状況が大きく変わることがあります。
台風前後は最新の情報を得るようにしましょう。

●八方尾根 7/3現在
・登山道整備状況
「下の樺上部」周辺~「扇の雪渓上部」区間 冬季尾根ルートから夏道へ
 一部区間のルート変更をしています。ロープ・目印等の指示に従って登下山してください。
※ 八方尾根~唐松岳登山は 軽アイゼン(4本でもOK)をお持ちください。

・八方尾根では、急激に融雪が進んでいます。
現在、丸山ケルンから上は尾根ルート(冬道)ですが、この台風通過後に夏道開通作業整備スタート予定です。
海の日連休には夏道開通としたいです。

※ただし、現在は冬道ルートから夏道登山道が見えていても 雪上トラバースとなり危険。
指示に従い尾根通しのルートを登下山下さい。

・登山ルート(詳細) 
 ※八方尾根一部区間夏道通行。
 ※丸山より上部~唐松までは尾根ルートの登下山です
「扇の雪渓直下」周辺  約30mの緩やかな残雪を登下山
「扇の雪渓の下部」(上の樺周辺) 残雪は2か所。約50mの区間 南方向への片斜面(片流れ)雪上歩行(片斜面の登下山は、足に負担がかかります。慎重に)
「丸山ケルン下部」 約100mの残雪を踏む (雪面上ベンガラの赤い目印線あり)
「丸山ケルン周辺」 雪は解けています
「ケルンを経由 上部尾根通し」
登りの注意; 南斜面(左手方面)の夏道は見えていても、雪上トラバースは危険。尾根通しのルートへ。

●五竜岳方面
・遠見尾根下山予定の方へ
白岳下りに、傾斜30°強,雪の下りトラバースが15m程残っています。アイゼン+ピッケルで安全確保を。
※ヤマケイオンライン付加情報
白馬山荘Facebookも参考にして下さい(白馬山荘と五竜山荘は同系列小屋です)
https://www.facebook.com/hakubasanso/timeline/

●富山県黒部側 唐松岳頂上山荘→祖母谷温泉→欅平ルート
7/3現在、唐松岳南斜面には残雪あり。雪切り除雪作業はまだ行われていません。
通行危険、十分な経験と装備、通行注意が必要。
必ず唐松岳頂上山荘受付にて登山道の状況をご確認なさってください。
7月下旬には整備も入り通行可となる予定です。(それでもルート長く、高低差あり厳しいルートです)
(6/27現在 登山経験の少ない方には、祖母谷線ルートの通行を控えていただくようお願いしています)

●不帰方面(7/3現在)
破線ルートです。厳しい岩稜が続きます。海の日の連休頃までには整備入る予定。
ルート上の雪はほとんど消えました。
鎖の一部にまだ雪が乗っています。
落石、浮石に注意。鎖の上に載っている石が落ちるので注意。
※村営天狗山荘は、今年度平成30年の天狗山荘の営業はテントと売店のみの営業です。
人はおりますので最新情報を得て入山しましょう。

登山装備

●3000m級山岳の登山装備が基本
・低温時対応の登山装備をお持ちください
・ザック内の荷物は防水携行してください
・防寒用品 (手袋、予備の替え手袋、帽子など)
・残雪対応装備 アイゼン装着ができる防水性登山靴、スパッツ。ルートによっては爪の多いアイゼンやピッケル必要
・いつでも必要な基本的登山装備 雨具、地図やライトなど
・紫外線対策 日焼け止め・リップクリーム・サングラスなども大切です
・防虫対策(虫よけ薬、防虫ネット、虫刺され薬、ポイズンリムーバーなど)

注意点

●体力を過信しないで。
・脱水に注意 体調不良者が出ています。
・低体温に注意 雨や風で体温が奪われます。

●登山の注意点- 日中には気温が上がり、刻々と雪面状況が変化します。
・気温が高い時間帯 - 雪解け時は、雪と地面の境は特に注意。踏み抜きによる足首の捻挫怪我等に注意
・気温の低い時間帯 - 雪面が結氷しています。転倒滑落に注意
・突風や強風時 - 風が強く当たる上部の尾根ルート上ではバランスを崩さないよう注意。

※悪天候時・視界不良中に八方尾根冬季尾根ルートを下山される場合、雪上での道迷いに注意
※6月後半~7月初旬の残雪期  下山時に道迷い要注意の尾根は「上の樺尾根」です
天候が急変した場合には、慎重なご判断と適切なご対処、事前にしっかりとした登山計画をたててお出掛けください。

(以下ヤマケイオンライン付加情報 日程などは予定です。最新情報をご確認の上、利用下さい。)
●八方尾根アルペンライン(ゴンドラとリフトの営業)
グリーンシーズの営業は2018年6月2日(土)~10月28日(日)
http://www.happo-one.jp/trekking/alpenline

●五竜山荘
五竜山荘 営業予定 6/16(土)~10/13(土)
http://www.hakuba-sanso.co.jp/
白馬館 0261-72-2002 

●遠見尾根アルペンライン(ゴンドラ+リフト)
http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/gondola/cal/

●村営天狗山荘
今年度平成30年の天狗山荘の営業はテントと売店のみの営業となります。
2017シーズンは雪害のため営業できませんでした。再建工事の為2018年度も宿泊が出来
ません。
http://yamagoya.hakubakousha.com/facility/
白馬村振興公社 山岳事業部 電話0261-75-3788

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
夏期営業は6月16日(土)~10月13日(土)を予定

・相部屋でのご利用を基本とさせていただいております。
個室ご利用希望のお客さま以外は、前もってのご予約は必要ございません。
※なお、7名さま以上の団体さまにつきましては、準備の都合上、予めご連絡(山荘電話 090-5204-7876)をいただければ幸いです。

・2018年の個室予約 詳細につきましては、こちらをご覧ください。
http://karamatsu.jp/reserve.html
※7/14、28はかなりにぎやかになりそうです。一日でも日程がズレるとかなり状況は変わります。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

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富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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