甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

黒戸尾根支障なし。水場は七丈小屋のみ。熱中症に注意。JR小淵沢発のタクシー+宿泊予約セットあり。

緑が眩しい五合目上の岩場にて。黒戸尾根らしい趣きある風景です。(2018.07.15 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
緑が眩しい五合目上の岩場にて。黒戸尾根らしい趣きある風景です。(2018.07.15 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

海の日連休初日と中日、甲斐駒ヶ岳も好天に恵まれました。
七丈小屋も多くの登山者の方々にご利用いただきましてありがとうございます。
日中は小屋周辺でも24度まで気温が上がりました。それでも吹く風は爽やかでとっても快適です

昨日はご宿泊も満室となり、テント場につきましてはスペースが無くなる程の混雑状況となりました。
ご利用の皆様にはご不便をお掛け致しました事

●予約状況
7/21(土)、28(土)はまもなく満室(7/15現在)

・テント場利用については事前予約は承っておりません。
上記日程は再び混雑が予想されます
可能な限り混雑日を避けての登山計画をおすすめ致します。
また出来るだけ早めの到着をお願いしますと共に、複数メンバーでのテントのシェア等につきましてもご理解とご協力をお願い致します。

・実は以外と穴場なのが8月です。南アルプス全体的にも比較的静かな夏山登山が楽しめる時期かと思います。
七丈小屋も8月中旬以降の週末はまだまだ余裕がありますので、ぜひ夏のご予定の参考にされてください!

登山道の状況

●黒戸尾根
大きな支障の連絡はありません。

●伊那側、山梨側からのアクセスについて
・北沢峠への林道バスが運行スタートとなりました。
長野県伊那市方面からの路線については伊那市HPをご参照ください。
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

・山梨県側からの乗り入れは6/22(金)からスタート
詳しい時刻表については山梨交通HPをご確認ください。
http://yamanashikotsu.co.jp/
※黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳〜北沢峠方面への縦走を計画中の方は、ぜひご参考ください。

・黒戸尾根登山口までのアクセスについて
https://www.kaikoma.info/access

●【お願い】マイカーで尾白川渓谷駐車場をご利用の皆様
夏シーズンは尾白川渓谷駐車場が満車になることがあります。
ぜひ乗り合わせにご協力をお願いいたします。
また警備員の指示にもご協力ください。
山中にてお泊まりの場合は、大変恐れ入りますが、砂利の駐車スペースへの駐車にご協力ください。
舗装スペースは登山口やトイレにも近く便利ではありますが、車の出入りが激しいため、車同士の接触などのリスクが高くなります。
可能な範囲で結構ですので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

●タクシー+宿泊予約のセットプラン
7月より、JR小淵沢駅~登山口(尾白川渓谷駐車場)までのアクセスと、七丈小屋の宿泊予約をセットにした「タクシー付き宿泊プラン」の受付をスタート。
オンラインフォームからお申し込みください。
・タクシー JR小淵沢~尾白川渓谷駐車場まで
・費用 税込み11800円。七丈小屋1泊2食付き+タクシー料金
※一人で申し込こんでもOK。(たとえ他にお客さまがいらっしゃらなくても催行)
※マイカー利用でないとちょっと遠いイメージだった登山口までを、スムーズにお繋ぎいたします。
駅前でのタクシー待ちもなく、お得にお泊りいただけるプランです!

登山装備

登山装備が必要です。防寒具、雨具は必携。
気温上がり十分な飲料水の携行を。
強い日差し対策の帽子やサングラス

注意点

●注意事項
<脱水症対策>
黒戸尾根上は七丈小屋以外に水場はありません。
水分はしっかり持参いただき、休憩ごとのこまめな補給をこころがけください。

<日焼け対策>
特に山頂付近の岩稜帯は直射日光に加え照り返しもきついです。
日焼け止め、帽子やサングラスなども忘れずに。

<虫除け対策>
アブ・ブヨ・蚊などが増えてくる時期です。
虫刺されに弱い方は特に十分な対策でお出かけください。

●周辺交通機関(ヤマケイオンライン付加情報)
・南アルプス林道バス 戸台口~北沢峠
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

・南アルプス市営バス 広河原~北沢峠
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/4034.html

・南アルプス登山バ 甲府駅・芦安~広河原線
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/hirogawara/2018hirogawara.htm

お知らせ

●​甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ 090-3226-2967 ※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
山の状況が許す限り、いつでもご利用いただけるよう準備をして、皆さまのお越しをお待ちしております。

・山梨県内のこだわりのお酒やドリンクを多数用意。
・七丈小屋オリジナルステッカーの販売。
・お土産に大好評の手ぬぐいに、黒戸尾根の二本剣をモチーフにした素敵なデザインが仲間入りしました!!!
 デザインは、七丈小屋ステッカーも作成してくださった作家の後藤郁子さん。https://ikuko0418.wixsite.com/gochinn

●小屋の入り口について
・七丈小屋受付は、三角屋根の七丈第一小屋から約10m先です。
ご宿泊、テント泊の方は受付を済ませてください。
受付口にはチャイムボタンがあります。スタッフが受付のご案内をします。

小屋泊の方は、予約状況によって、第一小屋、第二小屋のどちらかのお部屋となります。
七丈第二小屋は第一小屋から約50m先にあります。

・テント泊の方も第1小屋受付口にて一旦お声掛け下さい。
サイトはさらに約200m登山道の先です。

昨年の今頃の様子は?

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました
  • 周辺の様子
  • 積雪
  • 小屋前の様子 昨日の降雪が今朝は湿雪に変わりました
  • 小屋前の様子

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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