燕岳 | 燕山荘

夏山シーズン真っただ中で夏らしい天気ですが、少し寒さを感じるようになってきて秋の風を感じました

ライチョウの雛が大きくなって、もう少しで飛べるようになりそうです(2018.08.01 燕山荘 )
ライチョウの雛が大きくなって、もう少しで飛べるようになりそうです(2018.08.01 燕山荘 )
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天気・気温

07/25(水) --
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
晴一時雨
22℃
9℃
明後日
晴のち曇
28℃
6℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

連日山は賑わい夏山シーズン真っただ中といったところです。今週は街では40度を超えた所も各地であったようで、今年の夏は暑さの厳しい夏となっているようです。ここでも強い日差しが降り注ぎ夏らしい日が続いています。

一方、7/23あたりからは、朝晩は寒さを感じるようになってきました。半袖で外へ出るのは少しためらうようになり長袖シャツが一枚欲しくなります。
朝のうちは少しひんやりとした空気に包まれ、雲の様子と澄んだ青空から何となく秋の気配を感じます。10時を過ぎると東側にはガスがわいてきて、夏らしい光景となりました。しかし日中も吹く風には少し冷たさを感じ、山の夏の短さを感じました。
ただ、ずっと「お湿り」はなく、地面はカラカラな状態となっています。そんな時はスリップによるけがが多くなるのでしっかりとした登山靴をはくといいかと思います。

高山植物は、早くもミヤマ シシウド シシウド の花が開き、 コマクサ コマクサ は元気をなくしだしてきました。今年は花の季節の進みがとにかく早いです。季節の感覚がおかしくなってしまいます。
また、周辺はトンボの大発生です。富士山を写真に撮るとたくさんのトンボが写り込みました。季節が少し進んだことを感じさせられました。

ライチョウの親子が玄関のすぐそばにやってきて ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ の花に群がっていました。恐らくそれをエサとしていたのでしょうか。6羽みな元気そうに育っているようです。

7/15より順天堂大学医学部夏山診療所が開設されています。

登山道の状況

合戦尾根の登山道状況は、登山道上に雪はありません。また、燕山荘直下の夏道が開通となっています。

登山装備

底の厚い登山靴で登山をしてください。また、暑いので熱中症対策をお願いします。

注意点

燕岳登山口近くの登山者専用無料駐車場は、連休中や7月、8月の週末は、混雑し満車になることが予想されます。出来るだけ安曇野市内数ヶ所の登山者専用無料駐車場に車を止め、併設されている中房温泉行定期バス(最終のバス停が燕岳登山口周辺になります)かタクシー等公共交通機関のご利用をお薦めします。

お知らせ

●7月中旬~8月上旬週末のご予約について
夏山シーズンの7月中旬から8月上旬の週末は、北アルプスはどこの山小屋も多くの登山者の方で混み合っています。
燕山荘も、今現在、この期間中は週末のご予約が一杯になり、ご予約をお受けできない日が何日か出てきておます。
ただ、ご予約状況は、天候状況、お客様のご予定の変更等によるキャンセルで日々変わります。時々予約画面を確認してもらうか、ご予約に余裕のある日に日程を変更頂くことをご検討ください。

詳細は、燕山荘HPから「宿泊予約」をご参照ください。
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/reservation.html

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

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 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から