槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

台風影響ほぼなく、主ルートに支障の連絡もありません。トウヤクリンドウが咲き始め、秋の気配も出てきました。

日没直前、夕陽で北穂がちょっぴり赤く染まり、上の空には白い月 (南岳小屋スタッフ 撮影) (2018.08.22 槍ヶ岳山荘 )
日没直前、夕陽で北穂がちょっぴり赤く染まり、上の空には白い月 (南岳小屋スタッフ 撮影) (2018.08.22 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

08/09(木) 朝方は晴。10:00ガス
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
曇時々晴
18℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
5℃
明後日
曇のち雨
17℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ずっと晴天が続いていました
昨日は台風の強い影響も感じず、風雨ともそれほどではもありませんでした。
今朝は晴れていましたが、10時頃にはガスが出てしまいました。まだ槍の穂先は見えています。
月曜日の最高気温は+18℃、最近暑くても20℃くらいです。
ここ数日は朝夕気温が低く、8~9℃。フリースや薄手のダウン着用です。

夏の花は終り、 トウヤクリンドウ トウヤクリンドウ が咲き始めました。秋の花のはじまりですが、例年より少し早めです。

少し秋っぽくなっております。少しづつ日没も早くなってきています。
早めの小屋着がおすすめです。

●南岳山荘より(8/7)
8月11日の山の日から始まるお盆休みには大勢の登山者が北アルプスを始め、各地の山へ押し寄せることとなりそうです。
南岳小屋におきましては、すでに収容人員の80名超える予約を受け付けております。
この先も、予報を見てから連絡をされる方も一気に増えてくるでしょう。
そのため8月12日は小屋の収容能力・機能(食事回数・トイレ・テント場)がパンクすることは必至の状況です。

すでに予約の電話については「1畳に2人での就寝スペース」をご案内しています。
今後の予約増加によっては「1畳で3人」という秋の涸沢並みとなるかもしれません。

これは南岳小屋に限らず、8月11日は山麓の山小屋で、12日は稜線の山小屋で同じような状況となることでしょう。

登山口までの交通も、駐車場も、登山道も大混雑は必至です。槍の往復に3時間、大キレットの通過に5時間、そんな状態が再び現実となりそうです。

もし可能であれば日程を少しずらすなど、検討されることをお勧めします。南岳小屋も13日になると予約数はガクンと減って、快適にお泊りいただけると思います。

槍穂高に行きたいけれど、「そんな混雑は御免だ!」という方はぜひ日程の再検討をお願いいたします。

※8/5 例年より1週間~10日ほど早い天狗池の解氷となったようです。

登山道の状況

周辺主ルートに支障の連絡はありません。

●槍沢ルート 支障なし

●表銀座コース
 支障なし

●南岳方面
 支障なし

●飛騨側の登山道
槍平小屋のブログも参考にして下さい
https://blog.goo.ne.jp/yaridairagoya/e/8035314f1a3e85dff800fc40122becf6

登山装備

3000m級山岳の夏山登山装備が基本
ルートにより雪渓に対応できる装備が必要。
防寒装備の油断禁物。
紫外線が強いので、サングラスや日焼け止めなどの用意も。

注意点

安全登山のため装備の油断のないようにしましょう。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間:9:30~17:00)

槍ヶ岳山荘グループは槍ヶ岳山荘、槍沢ロッヂ、南岳小屋、大天井ヒュッテ、岳沢小屋を経営しております。
槍ヶ岳山荘グループのご利用をお待ちしております。

・槍岳山荘のお土産
今年「槍」の印字されたナルゲンボトル販売します。

●小槍&大槍クライミング
実施日: 8月13日(月)~8月17日(金)
詳しくはこちら
http://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/blog/2018/08/81-2.html

●イベント
・リピート山中コンサート
8/21 槍沢ロッジ
8/22 南岳小屋
8/23 槍ヶ岳山荘

・8/24(金) 第8回スイスヨーデルの調べ
岳沢小屋 PM4:00頃より  

・第40回槍ヶ岳播隆祭
8/31(金) 前夜祭 槍沢ロッヂ(御宿泊者参加無料)
9/1(土) 播隆祭 槍ヶ岳山荘(御宿泊者参加無料)

【2018年の営業】
●槍ヶ岳山荘 4月27日(金)~11月3日(土)
・予約は以下の通り承ります。(メール・インターネットでのご予約は承っておりません。)
 3名様以下 ご予約は不要です。
 4名様以上 槍ヶ岳山荘現地 090-2641-1911(受付時間:7:00~20:00)
・テント場 幕営数 39張 予約承っておりません。(先着順になります)
 水は槍ヶ岳山荘受付横で販売。(1リットル/200円)
 トイレはテント場北側にあります。

●槍沢ロッヂ 4月27日(金)~11月3日(土)
・予約は以下の通り承ります。(メール・インターネットでのご予約は承っておりません。)
 3名様以下 ご予約は不要です。
 4名様以上 槍沢ロッヂ現地 090-2641-1911/090-3135-0003(受付時間:7:00~20:00)
 お風呂があります(きれいになりました)
・テント場 槍沢ババ平野営場
槍沢のキャンプ指定地は、小屋から30分ほど槍ヶ岳方面へ登ったババ平にあります。
槍沢ロッヂのフロントにて受付を済ませてから幕営ください。
水場、トイレ使用できます。

●南岳小屋 7月1日(日)~10月13日(土)
・予約について(メール・インターネットでのご予約は承っておりません。)
 定員80名の小さな小屋ですので、少人数様でもご予約をお願い致します。
 個人のお客様 南岳小屋現地 090-4524-9448(受付時間:7:00~20:00)
・冬期小屋 オフシーズンにご利用いただけます。
・テント場 南岳小屋野営場
南岳小屋のキャンプ指定地は小屋前になります。手続きは南岳小屋フロントにてお願いします。
小屋の周辺に水場はありませんので、南岳小屋にてお買い求め下さい。
トイレは別棟に設置

●大天井ヒュッテ 7月1日(日)~10月13日(土)
・予約について(メール・インターネットでのご予約は承っておりません。)
 個人のお客様は、前日か当日までに現地(大天井ヒュッテ)に天候や状況確認と合わせて連絡いただければ幸いです。
 個人のお客様 大天井ヒュッテ現地 090-1401-7884(受付時間:7:00~20:00)
・テント場 ありません

●岳沢小屋 4月27日(金)~11月3日(土)
・予約について(メール・インターネットでのご予約は承っておりません。)
 定員60名の大変小さな小屋です。宿泊は予約制。
 必ずご予約をお願い致します。
 個人のお客様向け 岳沢小屋現地電話 090-2546-2100(受付時間:7:00~20:00)
・テント場 岳沢小屋野営場
岳沢のキャンプ指定地は小屋の右手沢側になります。手続きは岳沢小屋フロントにてお願いいたします。
水・トイレは小屋の施設をご利用ください。

なお小屋営業期間外の連絡は松本事務所へ電話0263-35-7200(受付時間:9:30~17:00)

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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長野県と岐阜県の県境、槍ヶ岳と穂高連峰の間に位置する山。 山名の由来は、この山で多くの動物たちが草木を食んでいる場所があったことから、猟師の間で「大喰」と呼ばれたこととされる。 日本にある23山の3000m峰の1つだが、この山を目標として登られるケースは少なく、穂高岳~槍ヶ岳の縦走の際に通過されるピークの1つとなっている。

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