水不足続き、センター前の湧き水はまだ利用できず。8月11日より「ぐんま県境稜線トレイル」が開通
天気・気温
山と周辺の状況
日中は雨が少し降った程度でしたが、雷の音が鳴る不安定な天気で、19時前には雷雨に変わりました。先週から夕立や台風の影響で、土ぼこりがたっていた登山道に湿り気がでてきました。
まだまだ暑い日が続いています。炎天下の登山ではスポーツドリンクだけではミネラル(ナトリウム、カルシウム等)不足になります。食欲が出なくても塩分、行動食を摂り熱中症を予防してください。最低でも2Lは水分を持つようにしてください。帽子と日焼け止めも忘れずに。
また、涼しい朝のうちに登山を開始すれば熱中症になりにくく、また早めの下山を心がける事で、この時期によくある夕立、落雷も避ける事にもつながります。
※センター前の水が枯れかけています※
水不足がいつまで続くかはわかりませんが、登山用の水は事前にご用意ください。
トイレは他の施設が閉まっている時間帯のみの使用とさせていただき、またセンター前の湧水、使用できません。大変ご迷惑をおかけしますがご了承ください。
稜線では
キンコウカ
キンコウカ
、ヒメシャジン、
シモツケソウ
シモツケソウ
、
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
、
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
、
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
、ジョウシュウ
登山道の状況
8月11日より、「ぐんま県境稜線トレイル」が開通しました。
一ノ倉沢テールリッジの取付きは雪渓が不安定になってきているようです。ご注意ください。
国道291号線(旧道)武能沢付近は崩壊あり通行注意! 白樺避難小屋から清水峠間の沢も崩落箇所あります。
特に鉄砲平手前の沢は登山道が崩落し滑落注意! 厳剛新道は鎖場下部の涸れ沢と西黒合流手前に崩壊地があり通過は慎重を要します。
谷川温泉の登山口から2つ目の沢が上部から大きく崩落し登山道も崩れています。
再崩落の可能性が高く危険な状態。いわお新道や中ゴー尾根なども通行は控えてください。ヤマビルも多く生息しています。
芝倉沢から先の旧道は崩壊地も多く、足場の狭いトラバースも多くなっています。新道の方が安全、快適に通過できます。
谷川温泉への登山道で二俣と牛首の間で高巻きする所は大規模な土砂崩れで高巻きの道は通行できません。
川沿いに進む事は可能ですが、周辺の地形を良く理解しているベテランの人以外はお奨めできません。現在復旧の見通しはたっていません。
中芝新道、中ゴー尾根は共に下部の登山道が崩壊していて、一般道としての利用は危険です。
地形等熟知しているベテランの方以外は通行は控えてください。復旧の見通しは立っていません。
旧道武能沢付近は崩壊地のトラバースが連続し通行注意!登山者が少ない割に芝倉沢~武能沢間で熊の目撃情報も多く旧道周辺に居ついているようです。清水峠や蓬峠へは新道を利用をお勧めします。
厳剛新道は鎖場下部の涸れ沢と西黒合流手前に崩壊地があり通過は慎重を要します。
*その他のお知らせ
雨が降らず水場や小さい沢が枯れ始めた所が増えています。茂倉岳避難小屋の水場、朝日岳の水場、大障子避難小屋の水場は涸れる恐れがあります。
登山装備
山頂を目指すなら2L程度の水分を持参してください。こまめに水分、塩分をとって予防しましょう。
毎年のことですが、谷川温泉方面の南面のルートはヤマビルが多く生息しています。そちらを利用する方は忌避剤などが必携です。雨上がりなど要注意。また、日帰り登山でもヘッドランプは必ず携行するようにしましょう。
注意点
天候によりブヨが大量発生し、ヤマヒルも多く生息しています。
虫除けは、必須です。
稜線は想像以上に熱いので帽子、日焼け止め、水分は余裕を持って熱中症対策して下さい。
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。
一ノ倉沢など、群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく「危険地区」に一般コース用の登山カードで入山する違反者が増えています。
危険地区に入る場合は事前に届出が義務づけられています(日本山岳スポーツクライミング協会、または日本勤労者山岳連盟所属の山岳会を除く)ので厳守して下さい。
条例違反をした場合は、罰金となる可能性もありますのでご注意ください。
不明の方は当センターまでお問合せ下さい。
一の倉沢までの国道291号線は、全面マイカー規制となっています。
一般車は、通行できませんのでご注意ください。
指導センター先のゲートは冬季閉鎖が終了しましたが、一般車両の通行は出来ません。
町が運営する電気バス運行は26日から始まりました。
お知らせ
・小屋の情報
肩ノ小屋は有人営業が始まっています。蓬ヒュッテは利用できます。白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋も利用可能です。
・水場の情報
茂倉岳避難小屋の水場は利用可能です。朝日岳の水場も取水できます。
大障子避難小屋の水場も利用可能でリボンテープ先に水場あり。
清水峠の水場はJR巡視小屋の建物裏の斜面(七つ小屋山側)を2m位降りた所に小屋に引いた沢水のオーバーフローがパイプから出ています。
指導センター先のゲートから先は、一般車両は通行出来ません。街が運営する電気バスの運行が始まりました。
昨年の今頃の様子は?
天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽