谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

水不足続き、センター前の湧き水はまだ利用できず。8月11日より「ぐんま県境稜線トレイル」が開通

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天気・気温

08/14(火) 晴れ 14:00時点の気温 29℃
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち晴
18℃
9℃
明後日
晴のち曇
22℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 12:00発表
前橋市の天気予報
明日
晴時々曇
23℃
12℃
明後日
晴のち曇
26℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月18日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

日中は雨が少し降った程度でしたが、雷の音が鳴る不安定な天気で、19時前には雷雨に変わりました。先週から夕立や台風の影響で、土ぼこりがたっていた登山道に湿り気がでてきました。

まだまだ暑い日が続いています。炎天下の登山ではスポーツドリンクだけではミネラル(ナトリウム、カルシウム等)不足になります。食欲が出なくても塩分、行動食を摂り熱中症を予防してください。最低でも2Lは水分を持つようにしてください。帽子と日焼け止めも忘れずに。
また、涼しい朝のうちに登山を開始すれば熱中症になりにくく、また早めの下山を心がける事で、この時期によくある夕立、落雷も避ける事にもつながります。

※センター前の水が枯れかけています※

水不足がいつまで続くかはわかりませんが、登山用の水は事前にご用意ください。
トイレは他の施設が閉まっている時間帯のみの使用とさせていただき、またセンター前の湧水、使用できません。大変ご迷惑をおかけしますがご了承ください。

稜線では キンコウカ キンコウカ 、ヒメシャジン、 シモツケソウ シモツケソウ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ ハクサンチドリ ハクサンチドリ 、ジョウシュウ

登山道の状況

8月11日より、「ぐんま県境稜線トレイル」が開通しました。

一ノ倉沢テールリッジの取付きは雪渓が不安定になってきているようです。ご注意ください。

国道291号線(旧道)武能沢付近は崩壊あり通行注意! 白樺避難小屋から清水峠間の沢も崩落箇所あります。
特に鉄砲平手前の沢は登山道が崩落し滑落注意! 厳剛新道は鎖場下部の涸れ沢と西黒合流手前に崩壊地があり通過は慎重を要します。

谷川温泉の登山口から2つ目の沢が上部から大きく崩落し登山道も崩れています。
再崩落の可能性が高く危険な状態。いわお新道や中ゴー尾根なども通行は控えてください。ヤマビルも多く生息しています。

芝倉沢から先の旧道は崩壊地も多く、足場の狭いトラバースも多くなっています。新道の方が安全、快適に通過できます。

谷川温泉への登山道で二俣と牛首の間で高巻きする所は大規模な土砂崩れで高巻きの道は通行できません。
川沿いに進む事は可能ですが、周辺の地形を良く理解しているベテランの人以外はお奨めできません。現在復旧の見通しはたっていません。

中芝新道、中ゴー尾根は共に下部の登山道が崩壊していて、一般道としての利用は危険です。
地形等熟知しているベテランの方以外は通行は控えてください。復旧の見通しは立っていません。
旧道武能沢付近は崩壊地のトラバースが連続し通行注意!登山者が少ない割に芝倉沢~武能沢間で熊の目撃情報も多く旧道周辺に居ついているようです。清水峠や蓬峠へは新道を利用をお勧めします。
厳剛新道は鎖場下部の涸れ沢と西黒合流手前に崩壊地があり通過は慎重を要します。

*その他のお知らせ 
雨が降らず水場や小さい沢が枯れ始めた所が増えています。茂倉岳避難小屋の水場、朝日岳の水場、大障子避難小屋の水場は涸れる恐れがあります。

登山装備

山頂を目指すなら2L程度の水分を持参してください。こまめに水分、塩分をとって予防しましょう。
毎年のことですが、谷川温泉方面の南面のルートはヤマビルが多く生息しています。そちらを利用する方は忌避剤などが必携です。雨上がりなど要注意。また、日帰り登山でもヘッドランプは必ず携行するようにしましょう。

注意点

天候によりブヨが大量発生し、ヤマヒルも多く生息しています。
虫除けは、必須です。
稜線は想像以上に熱いので帽子、日焼け止め、水分は余裕を持って熱中症対策して下さい。

群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。
一ノ倉沢など、群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく「危険地区」に一般コース用の登山カードで入山する違反者が増えています。
危険地区に入る場合は事前に届出が義務づけられています(日本山岳スポーツクライミング協会、または日本勤労者山岳連盟所属の山岳会を除く)ので厳守して下さい。
条例違反をした場合は、罰金となる可能性もありますのでご注意ください。
不明の方は当センターまでお問合せ下さい。

一の倉沢までの国道291号線は、全面マイカー規制となっています。
一般車は、通行できませんのでご注意ください。

指導センター先のゲートは冬季閉鎖が終了しましたが、一般車両の通行は出来ません。

町が運営する電気バス運行は26日から始まりました。

お知らせ

・小屋の情報
肩ノ小屋は有人営業が始まっています。蓬ヒュッテは利用できます。白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋も利用可能です。

・水場の情報
茂倉岳避難小屋の水場は利用可能です。朝日岳の水場も取水できます。

大障子避難小屋の水場も利用可能でリボンテープ先に水場あり。
清水峠の水場はJR巡視小屋の建物裏の斜面(七つ小屋山側)を2m位降りた所に小屋に引いた沢水のオーバーフローがパイプから出ています。

指導センター先のゲートから先は、一般車両は通行出来ません。街が運営する電気バスの運行が始まりました。

昨年の今頃の様子は?

天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から