まだ暑い日が予想されますので、熱中症対策はしっかりとしましょう。雨が続きますと、土砂災害、沢の増水、雷などの危険が高まります
天気・気温
山と周辺の状況
雨の多い一週間となりました。
22日には急な猛暑となり、3件の遭難が発生しました。
1件は滑落、2件は熱中症です。
ヘリにて救助された男性は、熱中症で全身痙攣となっていたようです。
まだ暑い日が予想されますので、熱中症対策はしっかりとしましょう。
23日からは台風が接近し、風の影響で旧道一ノ倉沢方面に大きなブナの倒木が発生し、撤去しました。
雨が続きますと、土砂災害、沢の増水、雷などの危険が高まります。
登山道の状況
天神尾根、西黒尾根など、雨や台風による被害状況は入っていません。
8月11日より、「ぐんま県境稜線トレイル」が開通しました。
国道291号線(旧道)武能沢付近は崩壊があり通行に注意が必要です。 白樺避難小屋から清水峠間の沢も崩落箇所あります。特に鉄砲平手前の沢は登山道が崩落し滑落注意してください。
厳剛新道は鎖場下部の涸れ沢と西黒合流手前に崩壊地があり通過は慎重を要します。
谷川温泉の登山口から2つ目の沢が上部から大きく崩落し登山道も崩れています。再崩落の可能性が高く危険な状態なので、いわお新道や中ゴー尾根なども通行は控えてください。
ヤマビルも多く生息しています。
25日現在、大障子避難小屋下の水場は利用可能です。
19日現在、茂倉岳避難小屋の水場は利用可能です。
登山装備
9月になると気温差が激しくなり、熱中症、低体温症にも注意が必要となります。
日照時間も短くなりますので、しっかりとした装備をしましょう。
十分な水分、塩分などの行動食、帽子などの暑さ対策をしてください。
山頂を目指すなら2L程度の水分を持参してください。こまめに水分、塩分をとって熱中症を予防しましょう。
毎年のことですが、谷川温泉方面の南面のルートはヤマビルが多く生息しています。
そちらを利用する方は忌避剤などが必携です。雨上がりなど要注意。
日帰り登山でもヘッドランプは必ず携行するようにしましょう。
注意点
晴れると稜線は想像以上に熱いので帽子、日焼け止め、水分は余裕を持って熱中症対策して下さい。
余裕を持った行動計画、自分と共に同行者の体調も考慮しながら楽しい登山にして下さい。
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。
一ノ倉沢など、群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく「危険地区」に一般コース用の登山カードで入山する違反者が増えています。
危険地区に入る場合は事前に届出が義務づけられています(日本山岳スポーツクライミング協会、または日本勤労者山岳連盟所属の山岳会を除く)ので厳守して下さい。
条例違反をした場合は、罰金となる可能性もありますのでご注意ください。
不明の方は当センターまでお問合せ下さい。
一の倉沢までの国道291号線は、全面マイカー規制となっています。
一般車は、通行できませんのでご注意ください。
お知らせ
・小屋の情報
肩ノ小屋は有人営業をしています。蓬ヒュッテは利用できます。白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋も利用可能です。
・水場の情報
茂倉岳避難小屋の水場は利用可能です。朝日岳の水場も取水できます。
大障子避難小屋の水場も利用可能でリボンテープ先に水場あり。
清水峠の水場はJR巡視小屋の建物裏の斜面(七つ小屋山側)を2m位降りた所に小屋に引いた沢水のオーバーフローがパイプから出ています。
指導センター先のゲートから先は、一般車両は通行出来ません。
昨年の今頃の様子は?
天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽