御嶽山 | 御嶽 五の池小屋

御嶽山、濁河温泉からの新ルートが開通。シラビソやトウヒの巨木そびえる美しい森が待っています

立ち入り規制が解除された頂上周辺。祈祷所はまだ建設中です(2018.09.27 御嶽 五の池小屋)
立ち入り規制が解除された頂上周辺。祈祷所はまだ建設中です(2018.09.27 御嶽 五の池小屋)
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天気・気温

09/13(木) --

山と周辺の状況

小屋の周囲は少しずつ葉の色が変わり始めており、刻々と秋が近づいています。

●濁河温泉からの新ルートについて
通行止めになっていた濁河温泉からのルートが、遂に9月8日に開通いたしました。

これまでは登山口の駐車場から出発すると、草木谷をわたり里宮神社の横を通っていましたが、新ルートは、駐車場から車道をもう少し上がった所から、左に曲がり原生林遊歩道に入ります。5分ほど歩くと新ルートに入る分岐点に到着します。
その後は約1キロに渡り、これまで誰も歩いたことのなかろう美しい森が待っています。シラビソやトウヒの巨木がそびえ、足元にはびっしりと苔が広がり、晴れた日の木漏れ日や靄の立ち込める朝などは、さぞ神聖な森の雰囲気を感じることができるでしょう。

夏山シーズンは終わってしまいましたが、ついにメインルートの開通です!

登山道の状況

●濁河温泉ルートについて
9月8日に開通いたしました。

●胡桃島ルートについて
登山口付近で倒木多数のため、現在のところ、通行止めとなっています。

●黒沢口ルートについて
台風21号の影響により、御岳ロープウェイが運休になっています。
また6合目の中の湯までの車道も通行止めとなっているので黒沢口からの登山は今のところ困難です。

●チャオ御岳ルートについて
7月14日よりゴンドラの運行が再開しました。ぜひご利用ください。
森林限界(木無し)付近にあった残雪は、ほとんどなくなりました。
現場には固定ザイルが設置してあり、ロープをつたっていけば、アイゼンを使用する方はいないと思います。
今週末には、登山道上の雪はすべて消えてしまうという予想です。

●現在の御嶽山の状況
平成29年8月21日 気象庁発表
御嶽山は現在、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)です。
最新の情報は、気象庁のホームページを確認してください。
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/map_3.html

登山装備

朝晩は冷えますので、保温着をお忘れなく。レインウェアなどの防水対策もしっかり行ってください。

注意点

●登山届について
登山をする場合、登山届の提出が義務とされています。
岐阜県側登山口の、飛騨小坂口(濁河温泉)、胡桃島登山口、日和田口から入山する場合、提出が必要となります。
長野県側も登山計画書の提出が必要となります。登山計画書の提出が必要となるのは、長野県内で指定された登山道(指定登山道)を通行する場合です。

長野県木曽町のホームページで確認できます。
https://www.town-kiso.com/chousei/kouhou/100280/100575/

お知らせ

●小屋直通の携帯電話について
台風の影響で、山小屋直通の携帯電話の電波状況がよくありませんが、転送電話にて応対をはじめました。
どうぞお気軽にお問い合わせください(090-7612-2458 五の池小屋)。

●営業期間
6月1日~10月15日(例年)

●宿泊料金
一泊二食付き 9,500円
一泊夕食付き 8,000円
一泊朝食のみ 7,500円
素泊まり   6,000円
お弁当     800円

※小学生は大人料金からそれぞれ2,000円引きです。
※小学生未満は無料。
 食事付きの場合は夕食1,500円、朝食1,000円のみ頂きます。
※詳しくはご予約時にお問い合わせ下さい。

昨年の今頃の様子は?

2023年春営業の予約を開始しています2023.03.16

御嶽 五の池小屋周辺の過去の様子

  • 五の池小屋と全景
  • 登山口からしばらくは雪が解けてツルツルに凍っている場所が多いです。(この日はこの時点ですぐにアイゼンを装着しました)
  • 大きな雪渓をトラバースして登ります(ストックでバランスをとりながら歩行)
  • 三の池
  • 黄金色になった四の池
  • 今朝は氷が張りました
  • コマクサが満開です!
  • 昨シーズンに大雨で崩れてしまった「ぱんだテラス」が新しく生まれ変わりました

御嶽 五の池小屋

現地連絡先:
090-7612-2458
電話番号:
090-7612-2458
連絡先住所:
岐阜県下呂市小坂町湯屋976番地

地図で見る
http://gonoike.jp/

施設の詳細を見る

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長野県 / 御嶽山とその周辺

御嶽山・剣ヶ峰 標高 3,067m

 ♪木曽のなあ、仲乗りさん、木曽の御嶽山はなんじゃらほい、夏でも寒い、よいよいよい♪  哀調を帯びた木曽節に歌い込まれた御嶽山(御岳山)は、富士山、白山とともに信仰の山として知られている。現在でも夏には白衣の御岳講の人たちが、「六根清浄」を唱えながら大勢登っており、『信濃奇勝録』にも「信州一の大山なり、嶽の形大抵浅間に類して、清高これに過ぐ、毎年六月諸人潔斎して登る、福島より十里、全く富士山に登るが如し」と書いてある。  御嶽山黒沢口の登山道沿いには、「何々覚明」と刻まれた石柱が、所狭しと林立しているのが見られるが、江戸末期から明治初めにかけて、毎年何十万人も登ったといわれる御岳講の賑わいぶりが想像される。  この御嶽山は何回もの爆発を繰り返したコニーデ型の複式火山で、1979年(昭和54年)には突然、地獄谷に新しい噴火口を現出させ、日本中をびっくりさせている。また、91年、07年にもごく小規模な噴火をしている。  最高峰は3067mの中央火口丘、剣ヶ峰で、その周りを継子岳(ままこだけ 2859m)、摩利支天山(まりしてんやま 2959m)、継母岳(ままははだけ 2867m)などのピークが外輪山となって取り囲んでいる。  また、これらの峰々の間にはエメラルド色をした、一ノ池から五ノ池まで数えられる山上湖が散在している。なかでも二ノ池は標高2905m、日本で一番高い湖として知られている。これらの池を結んでの池巡りコースも考えられる。  登山コースは信州側から3本、飛騨側から1本の計4本がある。7合目の田ノ原までバスが上がる王滝口は歩行距離も短く、日帰りも可能なので最も登山者が多い。田ノ原から荒々しい地獄谷爆烈火口を眺めながら3時間強で剣ヶ峰に立てる。  御岳山で最も古く、信仰登山のメインルートである黒沢口も6合目までバスが入る。また御岳ロープウェイ・スキー場からロープウェイを利用すれば7合目まで上がることもできる。6合目から4時間30分で剣ヶ峰。  信州側第3のコースである開田(かいだ)口は、標高差も大きく、行程も長いので、開田高原散策と合わせて下山に利用した方がよかろう。西野から登るとなると距離も標高差も大きく、6時間30分で剣ガ峰。  飛騨側唯一の登山道で、標高1900mに湧く濁河(にごりご)温泉がベースとなる飛騨口は、原生林の中の静かな山旅を楽しめる。濁河温泉から5時間30分で剣ガ峰へ。  山頂からの展望は広大で、3つのアルプスや中部、関東一円の山々を見渡すことができる。また遠く加賀の白山も望まれ、日が落ちると名古屋の街の灯が美しい。  2014年(平成26年)9月27日にも噴火し、大きな被害を出したのは記憶に新しい。噴火直後に気象庁は入山を規制する「噴火警戒レベル3」を発表した。2022年7月28日現在、「噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)」だが、引き続き火口から概ね500m程度の範囲で立ち入りが禁止されている。

ユーザーの登山記録から