朝の気温が氷点下まで下がり、霜で湿原が白くなりました。尾瀬沼VCは10/31で閉所します
天気・気温
山と周辺の状況
このところ、朝晩は放射冷却の影響で冷え込んでいます。週始めはとくに冷え込み、朝の気温は氷点下まで下がり、霜が降り、湿原は真っ白になりました。
また、燧ヶ岳も、山頂付近は真っ白になっているのが見えました。雪だったのか霜だったのかはわかりませんが、今はもう消えているようです。
尾瀬に来る際は防寒対策をしっかり行ってください。また、霜が降ると木道は凍ってたいへん滑りやすくなります。下りは特に転倒に気をつけましょう。
大江湿原から尾瀬沼地区をみると、カラマツが黄色からより濃い金色に色を替え始めました。また、風が吹くとハラハラと雨のように散っていきます。
白砂峠を越えて徐々に標高が下あたりにあるブナの林をみると、枝先の葉はほとんど枯れ落ち、木道に落ち葉が目立っています。
ダケカンバもブナと同様、葉をほとんど落としてしまいましたが、特徴的な幹が存在感を表しています。
一方で、早くも春の準備を進めている植物を至るところで見かけます。尾瀬を代表する植物である
ミズバショウ
ミズバショウ
も、早くも新芽をつけて、春の到来に備えているのが確認できます。
尾瀬沼ビジターセンターも冬に向けて閉所作業が少しずつ進んでおります。2018年は10/31の16:00をもち閉館となります。
登山道の状況
周辺の登山道、遊歩道で、問題箇所は特にありません。尾瀬沼の周回コースは、南岸側は倒木や木道が傾いている箇所もあるので、北岸を歩くことを勧めています。現在、三平下~沼尻間に倒木があり、通行には注意してください。
燧ヶ岳への登山は、山頂周辺は浮き石が多くなっているので、落とさないように注意してください。
・長栄新道(尾瀬沼・浅湖湿原~)は、とくに1~3合目あたりはぬかるみが多くなっています。
・御池新道(御池~)は、広沢田代周辺の階段で破損箇所に注意してください。
登山装備
雨具・防寒着を必ず持参してください。山の天気は変わりやすく、晴れていたと思っていてもいきなり雨が降り出したり、風が強くなったりします。
また雨で濡れた木道は非常に滑りやすくなっています。トレッキングシューズなど滑りにくいしっかりとした靴でお越しください。
注意点
【三平下 公衆トイレ改装工事のお知らせ】
三平下の尾瀬沼山荘裏にある公衆トイレが、8月1日から10月31日までの予定で改装工事に入り使用できなくなります。
付近の尾瀬沼第二公衆トイレ、一ノ瀬公衆トイレ、沼尻公衆トイレをご利用ください。
お知らせ
尾瀬国立公園群馬県側入山口(大清水、鳩待峠)に至る道路の冬期閉鎖について、群馬県より発表がありました。
●戸倉から大清水まで
平成30年11月5日(月)午前10時から平成31年4月12日(金)午前10時まで
●戸倉から鳩待峠まで
平成30年11月5日(月)午後2時から平成31年4月19日(金)午前10時まで
●湯ノ小屋橋から津奈木橋まで
平成30年11月5日(月)午後2時から平成31年5月24日(金)午前10時まで
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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