前爪付き10本歯以上アイゼンが必要。例年1/20以降にまとまった降雪があります。今後の天候に十分注意。
天気・気温
13:00頃 8合目 ガス 気温マイナス3℃ 強風地吹雪
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
1月18日(金)現在の大山夏山登山道の最新情報です。
1月20日は二十四節気でいうところの「大寒」
読んで字のごとく寒さがもっとも厳しくなる頃ですが、実際には1月26日ごろから2月4日あたりまでが数値的にはもっとも寒いようです。
ところが今年の大山は積雪も少なく気温もさほど下がりません。
よほど雪が少ない年でも1月20日ごろからまとまった降雪がみられるため、これからの天候の推移には充分注意してください。
今日は登山口付近は晴れていましたが、登るにつれ徐々にガスってきました。
6合目から上になると地吹雪でかなり悪天候となりました。
目印のポールが見えなくなったので8合目のすぐ上付近で引き返しました。
この青色ポールについてですが、これは山頂まで立てていますが山頂までの誘導ポールとしての役割が一番ではありません。
登るにつれ天候が悪化してくるのが冬の大山ですが、次のポールを目指して登ってください。これが見えなくなると危険サインだと認識して下山していただくために立てています。
北海道・東北地方ではホワイトアウトのために事故が多発しているようですが、最近はこの言葉自体が一人歩きしてやや誇張してマスコミには出ているようです。
しかし実際に冬山では大袈裟ではなく自分の足元が見えなくなることがよくあります。
ただ白濁だけでなく、氷の粒が下から吹き上げてくるわけですから、前が見えるとか見えないというレベルの話ではありません。
その判断をするために立てているとお考えください。
無理をして山頂まで運よくたどりつけても、下山できなくなる可能性もあります。
登山道の状況
登山道で危険な場所はありません。
やや気温が高いと登山道も雪が柔らかくなるので、キックステップだけで歩けます。
これは当日でないと状態はわかりませんので、必ず10本以上の前爪の付いたアイゼンをお持ちください。
急斜面になると6本爪などの軽アイゼンでは非常に危険です。
登山装備
厳冬期雪山装備が必要。10本以上の前爪の付いたアイゼン必須です。
冬山の装備は自分の命を守るための道具です。
その使い方を熟知していないと「猫に小判」です。
格好だけで登れるほど冬の大山は甘くないですからご注意を。
注意点
冬の大山は夏とは全く様相が違います。
無雪期の延長で道具だけ買い揃えて登山に来ても大きな事故に繋がる恐れがあります。
必ず基本技術を身につけてから、単独は避けて経験豊富な方と登るようにしましょう。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド
久保昌之
TEL 090-7999-2931(携帯)
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1
休暇村 奥大山
TEL 0859-75-2300
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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