2/19昼~2/20深夜にかけて山頂付近まで雨。今後は登山道の様子が大きく変化する時期です
天気・気温
山と周辺の状況
2月19日お昼ごろから20日深夜にかけて、甲斐駒ヶ岳では山頂付近まで雨となりました。
これから先の季節は、低気圧の通過や気温の乱高下により、登山道の様子が日々大きく変化する季節です。
先日のように低気圧が日本海を通過すれば南風が入って気温が上がり雨となり、この週末の予報のように南岸低気圧となれば雪の予報になることが多いです。
その南岸低気圧も、どこを通るか、寒気がどれぐらいかで大きく予報が異なります。
実際にどうなるかは直前になってみないと分かりません。
この週末も予報を注視していますが、結局のところは毎日のように予報が変わっているのが現状です。
プロでも読みにくいですので、我々登山者としては予報だけでなく、自分なりに様々な情報を集めて想像し、判断していかなくてはならないと感じていますが、結局のところは当日にならなければ分かりません。
小屋主の花谷の判断は、
土曜日の天気の崩れはそれほど多くなく、大雪にはならない。
午前中から降り出すけど、笹の平までは雨またはみぞれ。
北風が強めで小屋から上部は登山にはやや不向きと見ています。
しかし日曜日は足早に低気圧は去り、風も弱めで気温もそれほど下がらず、穏やかな登山日和になると思ってます。
さて、どうなるでしょうか。
■甲斐駒ヶ岳ガイドツアー
冬の甲斐駒ヶ岳はけして優しくありませんが、ガイドツアーで登ってみたい!という方は、ぜひこちらをご覧ください。https://www.kaikoma.info/tour
※この冬からスタートした「七丈小屋をベースに黒戸尾根から登る甲斐駒ヶ岳ガイドツアー」
メインガイドは七丈小屋管理人でもある花谷泰広(全日程)、サブガイドは杉本龍郎(一部日程)が担当いたします!
夜は写真や映像を使ったツアーオリジナルトークなども予定しています。
小屋でゆったりと過ごす冬の夜も、ぜひお楽しみください!
冬季ツアーは雪山登山経験者の方のみの受付とさせていただきます。
登山道の状況
■黒戸尾根
雪山登山装備が必要です。
この週末は悩ましい予報ですが、この先の予報などを注視しながらご判断ください!
・八丁坂付近
2/20の気温上昇により、2/21はドロドロでした。
しかし、このドロドロの下はしっかりと凍っています。
もちろん今日あたりは気温の低下でガチガチになっていると思われます。
普段はチェーンスパイクで快適に上がれるこの坂も、この状況ではアイゼンのほうが快適かつ安全でしょう
・五合目から小屋にかけて
氷が剥き出しになっている場所が多く、ミスは許されません。
とにかく慎重に!
小屋の直下も雪の下は硬い氷です。
・小屋から頂上にかけて
雨は降りましたが、トレースを消すほどのものではなかったので、少し雪は硬いとは思いますが登山には問題ないと思っています。
登山装備
3000m級の山岳の厳冬期雪山登山装備が基本。
アイゼン、ピッケルは必携。防寒対策(暖かい帽子や手袋も必要)、ヘッドライト必携
注意点
■登山口の最寄り店舗
道の駅はくしゅうの近くにコンビニエンスストア(ローソン)があります。早朝出発の場合は、ここを使うといいでしょう。
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ 090-3226-2967
※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
山の状況が許す限り、いつでもご利用いただけるよう準備をして、皆さまのお越しをお待ちしております。
●冬季営業についてのお知らせです。
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/winter
・冬季は暖房費お一人様800円
皆様に快適に過ごしていただくよう、しっかりと暖房をしてお迎えしております。
期間は、5月中旬ごろまで
・冬季も二食提供を行っております。
水道が停止しているため、洗い物なども出来るだけ減らす工夫をさせていただいたメニューでのご提供です。
ご宿泊のお客様には可能な範囲でマイコップ、マイ箸などのご利用をお願いしております。
ご協力の程、どうぞよろしくお願い致します。
・冬季 水場は利用できません。
宿泊者、テント泊は一人2リットルまで無料
それ以上お水が必要な方、通過の方は有料販売
(小屋でも春まで節水しながら大切に使用していく飲料水になります。出来る限り必要な範囲内でのご利用ください)
受付の際スタッフまでお申し出ください。
テント泊の方は空のソフトボトルなど持参いただくと便利です。
※来年6月ごろまでは七丈小屋の水場はお使いいただけません
■小屋の入り口について
七丈小屋受付は、三角屋根の七丈第一小屋から約10m先です。
ご宿泊、テント泊の方は受付を済ませてください。
受付口にはチャイムボタンがあります。スタッフが受付のご案内をします。
小屋泊の方は、予約状況によって、第一小屋、第二小屋のどちらかのお部屋となります。
七丈第二小屋は第一小屋から約50m先にあります。
テント泊の方も第1小屋受付口にて一旦お声掛け下さい。
サイトはさらに約200m登山道の先です。
昨年の今頃の様子は?
明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27
昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10
今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19
まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25