硫黄岳・横岳 | 硫黄岳山荘

昨日少し降雪、本日の好天で少し融雪。10本爪アイゼンなど雪山装備で。林道は凍結あり

稜線(2019.02.11 硫黄岳山荘)
稜線(2019.02.11 硫黄岳山荘)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

03/22(金) 夏沢鉱泉(標高2060m 07:00の天気)晴れ 0℃ 無風
松本市の天気予報
明日
18℃
12℃
明後日
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 6:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇時々晴
23℃
14℃
明後日
23℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

青空が広まっています。気温高く、天気のよい朝です。

■アイスクライミング まだ氷はしっかりしていて、十分に楽しめます!
夏沢鉱泉近くの 氷壁「ice gallery」は、今年もいい感じに大きくなっています。氷はよく締まっています。

(注)アイスクライミングに桜平方面の「醤油樽の滝」に行けれている方もおられるようです。
こちらは地元の財産区(地区)によって、入口に「落石注意 立入禁止」表示をしております。ご注意ください。

■降雪情報(今までの降雪状況)
3/21(木) 量は少ないですが、八ケ岳全体に降雨があり、少し雪融けがありました。
2/下旬~3/上旬の4回の降雪の延べ約100cmの降雪ありました。

さらに3/11(月)60~70cm、3/14(木)10~15cm、3/16(土)3cm
ここにきてまとまって八ヶ岳全体に降雪がありました。

新雪の延べ積雪量は、200cm前後になります。
いままで少なかった分 しっかりとした降雪になりました。
もともと少なかったところに、厚く積もりました。

・通常ルートは、10本爪以上のアイゼンで歩行できます。
スノーシュー、ワカンは不要です。使用することも可能です。

積雪が増えて雪山、雪の森がまた楽しめるようになりました。

■注意
・「雪崩」にご注意ください。過去に発生した箇所は、特に要注意です。
夏沢鉱泉をベースで、硫黄岳方面、天狗岳方面の場合は 特におおきな心配は不要と思われます。
→このルートの稜線は、風が比較的強く 雪が飛ばされて少なくなっています。
→森の中(森林限界)以下では、雪崩になりそうな箇所は ほとんどありません。

・「路面凍結」にご注意ください。
登山口(桜平ゲートなど)までの車道には、雪融け後の凍結で危険なところが増えています。(要注意)。

・全体での冷え込みは、おおむね例年通りの感じです。
積雪は、昨年同時期より 少なめで、夏沢鉱泉で100cm以上です。

稜線の積雪も大きく変わりません。
登山道 標高2500mで120~150cmくらい、吹きだまりで200cm以上になります。

冬のアクティビティのために、これからの降雪と冷え込みに期待したいところです。

・「赤岳~横岳~硫黄岳」を縦走される方は
10本爪以上のアイゼンとピッケルもご用意ください。トレースあります。
稜線に限らず、森の中も10本爪以上のアイゼンがあった方がよろしいです。安全で歩きやすいです。

・稜線に行かれる方は、「目出帽(バラクラバとも言います)」は必携です。
夏沢鉱泉ではおすすめ製品を販売しております。

登山道の状況

■登山道状況
ほぼ全体で、風倒木など支障となるものはなく、積雪や凍結に注意されれば 安全に通行できます。

■例外:通行不可
・マイナールート:赤岩の頭~峰の松目は、不明瞭な箇所があるため。
・白砂新道(本沢温泉~東天狗と根石岳の鞍部):滑りやすく 不明瞭な箇所があるため。

登山装備

2000~3000m級の山岳の、積雪のある山の登山装備が基本です。
・防寒、耐風への対策をしてください。
・きちんとした防寒着、手袋(グローブ)、耳までおおえる帽子などお持ちください。
・稜線に行かれる方は、「目出帽(バラクラバとも言います)」は必携です。夏沢鉱泉ではおすすめ製品を販売しております。

注意点

■登山口 桜平の情報
・桜平駐車場(上、中、下)ご案内。無料

・美濃戸口、桜平、渋の湯などの主要登山口の積雪が増えました。10~30cm程度。
凍結箇所もあるため「冬用タイヤ」で「4WD車」にてお越しください。2WD車では、スリップしやすく危険で上れません。

・桜平方面:凍結のため、タイヤチェーンが必要です。
現在、分岐(唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐)に雪と氷が残っていてしっかり凍結しています
分岐へは2WDは、入らない方がよろしいです。チェーンがあっても動かなくなりますのでご注意ください。
冬用タイヤで4WD車の方であっても、チェーンをお持ちでない方は 分岐か、桜平駐車場(下)までで駐車してください。長い区間にわたり、凍結しています。

桜平駐車場(中)までは、危険です。先週末で陽気が緩んで、路面に凍結箇所が多数あります。慎重な運転を心がけてください。

お知らせ

■硫黄岳山荘
http://www004.upp.so-net.ne.jp/iou/index-2.htm

■硫黄岳山荘と根石岳山荘:11/4に小屋閉めし冬期休業中。
夏沢鉱泉 通年営業中!!
※根石岳山荘は、冬期に変則的に営業す。
稜線上で冬期の営業は貴重です。どうぞご利用ください。
1~3月の土曜日と休前日のご宿泊。
ただし(注)3/20(水)は、休日の前日ですが 営業いたしません。お休みさせていただきます。
その代わり、3/29(金)宿泊営業。
稜線上で冬期の営業は貴重です。どうぞご利用ください。

■とっておき情報
「山と渓谷4月号」(現在発売中)p.205~春山の「硫黄岳」の記事掲載されています!
これからの山行計画のご参考にしてください。おすすめの夏沢鉱泉(泊)プラン。
昨年3月末に、「山女日記」の湊かなえさん(作家)、工藤夕貴さん(女優)がお泊りになった記事です。

モデルの仲川希良さんが、硫黄岳山荘での宿泊体験をnetにupしていただきました。
http://sharethemt.com/pleasure-10687/

硫黄岳山荘グループ主催 とっておきの登山教室!
http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/event-info/event-info.html
(春山シーズンまで予定を更新いたしました!)

「春山のスケッチ教室」開催!!根石岳山荘にて
3/29、30、31金土日 講師:小倉玲子氏(日本画家)
2泊3日6食コース¥35000、1泊3食コースもご参加可能です¥21000。
ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。JR茅野駅~桜平ゲートまで無料の送迎を行います。

■2019年 イベント情報のお知らせ:参加ご希望の方は、予定表にご記入ください
グリーンシーズン イベント情報
4/20(土) 硫黄岳山荘 営業開始
4/27(土) 根石岳山荘 営業開始
6/1(土) 開山祭前夜祭 硫黄岳山荘(テノール歌手+バイオリニスト出演)
6/15(土) タルチョ祭(リピート山中コンサート) 硫黄岳山荘
7/6(土) 駒草祭 硫黄岳山荘(テノール歌手+クラリネット奏者出演)
8/11(日) 山の日(おたのしみ) 硫黄岳山荘
8/17(土) カメレ音楽隊演奏会 硫黄岳山荘
9/28(土) スカイビューコンサート(リピート山中)根石岳山荘
11/3(土) 山に感謝の日 硫黄岳山荘と根石岳山荘
11/4(日) 硫黄岳、根石岳 営業終了

硫黄岳山荘周辺の過去の様子

  • 根石岳
  • 根石岳に向かう登山道
  • 夏沢峠
  • 冬へ向かう硫黄岳(みんなの登山記録 yasuhiro さんの投稿から)
  • 赤岩の頭から硫黄岳へ(みんなの登山記録 リュウイチ さんの投稿から)
  • 硫黄岳山荘から硫黄岳
  • 硫黄岳山荘
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子
  • 根石岳山荘周辺の様子

硫黄岳山荘

現地連絡先:
090-3142-8469
電話番号:
0266-73-6673
連絡先住所:
長野県茅野市中大塩13-73

地図で見る
https://iodake.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報