南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

さわらじまロッヂは4/27より営業。GWの登山は畑薙第一ダムの県道終点・沼平に登山指導センターを開設

井川地区から撮影した南アルプス南部の様子(写真は上河内岳)(2019.04.12 椹島ロッヂ)
井川地区から撮影した南アルプス南部の様子(写真は上河内岳)(2019.04.12 椹島ロッヂ)
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04/23(火) ---
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※ご利用上の注意

山と周辺の状況

「さわらじまロッヂ」は、4/27から今シーズンの営業を開始します。皆様のお越しをお待ちしております。
「椹島(さわらじま)登山小屋」は、昨年12月末で取り壊しとなりました。これまで椹島で冬期に開放していた避難小屋は利用できません。「さわらじまロッヂ」は平常通り営業いたますので、ぜひご利用ください。

2019年ゴールデンウィークの登山については、4/27から5/6まで畑薙第一ダムの県道終点・沼平に登山指導センターが開設され、静岡県警や地元山岳連盟の方が常駐します。南アルプス南部の山へ入山される方は、情報やアドバイスを得るとともに、必ず登山届を提出してください。

4月中旬には、静岡県警山岳遭難救助隊が聖岳方面へ訓練に向かう予定です。最新の積雪状況は、静岡中央警察署地域課や同井川交番へご確認ください。
例年、赤石岳や聖岳・茶臼岳など南アルプス南部では、北アルプスと違って、春山シーズンに入山される方は多くありません。各自十分ご注意いただくようお願いします。

◆二軒小屋ロッヂの営業について
「二軒小屋ロッヂ」は、工事に伴う長期宿泊や道路事情などの理由により、本年2019年に限って一般の営業を休止させていただきます。誠に申し訳ございませんが、ご理解をいただきたくお願い申し上げます。
「二軒小屋登山小屋」は、建屋の老朽化に加えて昨年7月の台風通過に伴う被害のため使用できなくなりました。そのため小屋の使用は休止としております。

登山道の状況

赤石岳や聖岳・茶臼岳など南アルプス南部は、北アルプスと違って、春山シーズンに入山される方は多くありません。各自十分ご注意いただくようお願いします。最新の積雪状況は、静岡中央警察署地域課や同井川交番へご確認ください。

※冬期に赤石岳・荒川岳方面へ入山される皆様へ
椹島~赤石小屋の登山道は、昨年の秋に接近・通過した台風の影響により、倒木が多く残っており、通行が厳しい状況です。赤石岳方面への登山を検討されている方はくれぐれもご注意ください。

◆茶臼岳・聖岳への登山道について
畑薙から茶臼小屋、聖沢登山口から聖平小屋への登山道では、昨秋に接近・通過した台風の影響により登山道が崩れるなどして、通行が危険な箇所がみられます。
※登山道の状況については、山岳遭難防止対策協議会事務局(TEL 054-294-8805)、または、井川観光協会(TEL 054-260-2377)へご確認ください。

◆荒川岳・赤石岳などへの登山道について
昨年の秋に接近・通過した台風の影響により、椹島から各所へ向かう登山道では倒木がみられます。随時整備をすすめていますが、まだまだ倒木が多いですので、コースタイムを多めにとるなど、登山をされる際には十分ご注意願います。

◆早川町新倉~伝付峠 登山道の通行止めについて
早川町役場からの連絡によりますと、伝付峠・別当代山(新倉・田代ルート)への登山道は、台風20号通過に伴う大雨被害によって通行止めとなっています。詳しくは、早川町役場(TEL 0556-45-2511)へご確認ください。

◆椹島・千枚岳登山道 新登山口のお知らせ
昨年7月、椹島(さわらじま)から千枚岳・悪沢岳方面へ向かう登山口の場所が変更となりました。
従来の滝見橋前にある登山口からさらに5分ほど二軒小屋ロッヂ方面へ林道を歩いた場所に、大井川を跨ぐ吊り橋が新たに整備されて供用が開始されたことから、そちらが千枚岳・悪沢岳方面への新たな登山口となります。それに伴って、登山道も一部変更されていますのでご注意下さい。

登山装備

例年、悪沢岳・赤石岳・聖岳など南アルプス南部では、北アルプスと違って春山シーズンに入山される方は多くありません。登山をされる皆様には、各自しっかりと雪山装備を準備のうえ、入山していただくようお願いいたします。

注意点

◆交通アクセス/道路情報
静岡市・川根本町の各方面から畑薙第一ダムへの道路は、通行可能です。なお、静岡市街から井川へ通じる県道は、横沢・富士見峠を経由して下さい。

静岡市・川根本町の各方面から井川・畑薙の山間部へ向かう道路では、工事などに伴って通行規制が実施されている場合がありますのでご注意ください。
通行規制情報は、「静岡市道路通行規制情報 しずみちinfo」のサイトなどでご確認ください。
https://shizuokashi-road.appspot.com/

◆近隣の山小屋の最新情報
聖平小屋や茶臼小屋を運営されている井川観光協会さんのホームページが更新をされ、今年の山小屋の営業案内が掲載されました。各小屋の宿泊が予約制となることや、井川地区~聖岳登山口の送迎バスが運行されない、など重要な変更点があります。今年の夏に聖岳・茶臼岳方面へ登山をお考えの方は、ぜひご確認下さい。
http://ikawa-minamialps.com/main.asp

お知らせ

◆営業期間外の山小屋の状況
当社が管理する各山小屋(千枚小屋・荒川小屋・赤石小屋・百間洞山の家・熊の平小屋・赤石岳避難小屋・中岳避難小屋・高山裏避難小屋・小河内岳避難小屋)は、いずれも営業期間外は小屋の一部を開放しています。
・(県)千枚小屋 …小屋の一部を解放
・(県)赤石小屋 …小屋(別棟)の一部を解放
・(県)荒川小屋 …小屋(別棟)を解放
・(市)百間洞山の家 …小屋の一部を解放
・(市)熊の平小屋 …小屋の一部を解放
・(県)赤石岳避難小屋 …小屋の一部を解放
・(県)荒川中岳避難小屋 …小屋の一部を解放
・(市)高山裏避難小屋 …小屋を解放
・(県)小河内岳避難小屋 …小屋を解放

◆各お問い合わせ先
<赤石岳・悪沢岳への登山,椹島ロッヂ へのお問い合わせ>
特種東海フォレスト 0547-46-4717
<聖岳・茶臼岳・光岳方面への登山>
井川観光協会 054-260-2377
<光岳方面への登山>
川根本町役場 0547-58-7077
<長野県側から聖岳・光岳へ>
遠山郷観光協会 0260-34-1071

昨年の今頃の様子は?

椹島ロッヂは4月29日から今季の営業を開始します。予約受け付けの開始は4月18日から2023.04.10

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子
  • 畑薙第一ダムから望む南アルプスの様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈南部

笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

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