唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

2019年営業は4/27〜5/5と6/22~。八方尾根は例年より積雪多め。刻々変化する雪面に注意

山荘から唐松岳を望む(2019.04.23 唐松岳頂上山荘 )
山荘から唐松岳を望む(2019.04.23 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

04/26(金) 06:00 小雨、霧雨 気温0℃ 南西の風約3m 
富山市の天気予報
明日
晴のち曇
19℃
10℃
明後日
曇のち雨
17℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
晴のち曇
23℃
7℃
明後日
曇時々晴
18℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

2019年のオープンは4月27日(土)。ゴールデンウィーク営業は5/5まで。
(再オープンの夏営業は6/22~)

・積雪状況
3月後半~4月初旬にかけて降雪の日が多く、八方尾根 丸山上部~稜線では 例年に比べて積雪が多くなっています。

稜線の積雪は、例年よりも多めの雪量です。
4/24現時点の積雪と一ヶ月前の積雪とを比較しましても 雪量変化はほとんどありません。
山荘南側~牛首取り付きの稜線上は 厚い雪で覆われています。気温の変化や降雨などにより雪面状況が変わりますので
ご注意ください。
また足を置く場所によっては、膝や足の付け根まで雪中にもぐるほど 雪が弛んでいる箇所があります。
岩と雪の境目などでは、特に足元に注意が必要です。

・天候
4/25 08:30 雨 +6℃ 5mの風
4/24 07:30 雨 0℃ 南の風約10m。02:20 雨 +1℃
4/23 快晴 4℃ 風速4~5m

■最新情報はこちら 唐松ガイド
唐松岳周辺の登山情報  
http://www.karamatsu-guide.com/
八方尾根ルート、祖母谷ルート、後立山連峰 唐松岳周辺の登山情報サイトです(山岳ガイド 中川)

(以下 ヤマケイオンライン付加情報)
■五竜山荘 GWの営業はありません
お隣、五竜山荘の営業は6/20(木)~10/14(月)※春山は営業していません。ご注意ください。
https://www.hakuba-sanso.co.jp/synthesis/954/

■八方尾根へのアクセス ゴンドラ&リフト
運行は下記サイトで最新情報の確認を
http://www.happo-one.jp/winter

登山道の状況

唐松周辺の積雪状況は、例年よりも多い雪量です。

八方尾根は尾根ルートの登下山です。
雪の上に目印はありません。
尾根から左右の谷に向かってついている 山スキーやスノーボードの方のトレースを辿らないように注意。

日中には気温が上がり、刻々と雪面状況が変化し登下山時は要注意。
・気温が高い時間帯 雪の踏み抜きによる足首の捻挫・怪我等にご注意ください
・気温の低い時間帯 雪面が結氷しています。転倒・滑落にご注意ください
・突風、強風時 が強く当たる上部の尾根ルート上では、雪は吹き飛ばされて雪と岩とが混ざり合っています。硬く滑りやすい雪面と足が深く沈むような柔らかな雪面とがあります。
・新雪が積もった場合 広い雪の斜面では ご自身でルートをよくご確認ください。

■唐松岳登山の方
山スキーをされる方や不帰登攀に向かわれる方がつけたトレースを辿って行かれませんように
必ずご自身でルート確認をお願い致します。
・降雪時は視界が悪くなりルートを間違えやすくなります。視界が妨げられると 方向感覚が低下する場合がありますので、下山時は特に注意。
・GPS、地図等で確認し安全に行動しましょう。

■以下に詳しく
http://www.karamatsu-guide.com/index.html#%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%99%E5%B9%B4%E3%80%80%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%B1%B1

登山装備

雪山登山装備が基本
ピッケル、10本爪以上のアイゼン、防寒防風防水対策

ザック内の荷物は防水しましょう。
冬用インナー、冬用アウター、防寒用品 (手袋、予備の替え手袋、目出し帽、冬用帽子など)
アイゼン装着ができる防水性登山靴、スパッツ、10本爪以上のアイゼン、ピッケル、(ビーコン)などの冬山装備
バックアップバッテリー、地図、ライト、日焼け止め、リップクリーム、サングラスなども必要。

・グループ登山は非常時用のツェルトの携行を推奨。

注意点

連休中は、天候が急変した場合には、穏やかな春山から厳しい冬山へと状況が変わります。

・この時期の注意(必ずお読み下さい)
http://www.karamatsu-guide.com/#%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%99%E5%B9%B4%E3%80%80%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%B1%B1

お知らせ

■唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/

営業期間は
ゴールデンウィーク 4月27日~5月5日のご宿泊までの9日間と、夏季の6月22日~10月14日です。
※5月6日(月)~6月21日(金)の間は、休業(山荘設備もご利用頂けません)。

ゴールデンウィーク最終日5月5日に入山、翌日6日に下山されるお客様は、天気予報をご確認ください。
GWの登山は、慎重なご判断と適切なご対処、しっかりとした登山計画をお願い致します

宿泊は、相部屋でのご利用を基本とさせて頂いております。
相部屋のご宿泊は、予約は不要です。 予約なしで当日直接お越し頂ければ結構です。
団体(概ね7名以上)のみ、準備の都合上、予めご連絡(090-5204-7876  山荘)を頂ければ幸いです。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/7迄営業をいたします。必ず事前にご連絡を入れてからお越しください2023.04.10

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

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五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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