槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

槍沢はまだまだ全面雪です。天候による雪質変化がありババ平あたりは踏み抜きに注意

前日の降雪で、穂先が白くなりました(2019.06.01 槍ヶ岳山荘 )
前日の降雪で、穂先が白くなりました(2019.06.01 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

05/15(水) 曇り、無風 多少ガス
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
18℃
7℃
明後日
晴時々曇
16℃
6℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日は曇り。風はありませんが、多少ガスが出ています。

昨日から今朝にかけて雪が降りました。新雪は5~10cmです。

・5/14 槍沢では清流が顔をだし、樹々の緑も目を覚まし始めました。
春山は夏山へと、姿を変えつつあるようです。

・5/13に南岳小屋の様子を見に行きました。
まだ二階の屋根まで雪に埋もれていました。積雪は4mといったところでしょうか。
行き帰りには繁殖期で行動が盛んな雷鳥を随所で見ることもできました。
小屋の営業は7月1日からとまだまだ先となります。
それに先立ち、小屋開けは6月20日頃の予定です。

登山道の状況

槍沢は下から上まで雪があります。
昨日の降雪でしたが、トレースは残っているとおもいます。
登山には周囲の状況を見て、安全なルートをみつけて上がって下さい。

雪質が気温などで変わりやすく注意が必要。特にババ平あたりは注意

槍沢のスキーは今のところ大丈夫ですが、下の槍沢ロッジで最新情報を得ることをおすすめします。

・槍の穂先
融雪が進み、岩肌が出てきています。融雪により発生する浮石、落石に注意して下さい。

・5/8に登山道及び旗竿の様子を見に、槍沢から天狗分岐まで行った登山道の様子です
槍沢ロッヂからババ平までしっかり雪はついております。
ただ倒木や雪が溶けて踏み抜きしやすい所が出できておりますので気を付けて下さい
ババ平~天狗分岐まではデブリも見当たらず、沢が割れている様子もなくトレースもしっかり残っておりましたので楽しい山スキーや残雪期登山を楽しめると思います。
雪が緩んできているところもあり、大きな踏み抜きに注意が必要です。
また、融雪による浮石の落石や、落枝にも注意して下さい。

・新穂側から(5月上旬の状況です)
今年は雪が多く、大変そうです。
各自安全なルートを探り登山下さい。

槍平小屋のウエブを参考にして下さい
http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/

登山装備

完全雪山装備が基本。前爪のあるアイゼンとピッケルが必須です。

注意点

天気をよく見て無理のない登山をお願いします。

お知らせ

■槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間:9:30~17:00)
営業は4月27日(土) ~11月3日(日)

■2019年  営業予定(系列小屋も含む)
槍沢ロッヂ 4月27日(土)~11月3日(日)
南岳小屋 7月1日(月)~10月13日(日)
大天井ヒュッテ 7月1日(月)~10月13日(日)
岳沢小屋 4月27日(土)~11月3日(日)

昨年の今頃の様子は?

2023年の営業は4/27~。宿泊は要予約。予約は宿泊予定日一ヶ月前の朝9時から受付2023.03.27

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。
  • 山荘前 雪かき必要な程の積雪です
  • 槍ヶ岳初雪 早朝はもう少し白かったようです
  • 登山の日 奥穂山頂(日の出前) 岳沢ヒュッテスタッフ撮影
  • 今朝の気温は-1.4℃。本格的に氷の張る季節がやって来ました。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

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