各ルートとも一部残雪凍結あり軽アイゼン必要。シャクナゲシーズンの土日予約はお早めに
天気・気温
山と周辺の状況
・自然
小屋周辺ではまだ芽吹きの時期を迎えてしません。
しかし、山全体的にはそろそろ「
シャクナゲ
シャクナゲ
」のシーズンを迎えます。
登山者情報では徳ちゃん新道の標高1800mあたりで、先初めているようです。
メインの場所は、まだまだつぼみも固く、見頃は例年並みの5月下旬~6月中旬となりそうです。
一年で一番小屋が混雑する時期となります。土日の予約はお早めに。
・天候
今朝は、すばらしい晴天でしたが、昼近くなると埼玉側から強い風に乗りガスが出てきました。
最近このパターンが多いです。
先日、小屋近くで雷鳴があり、その後あられが降りました。天気の急変に注意しましょう。
・雁坂まで巡視に行ってきました。
本日午前中、雁坂まで巡視に行ってきました。
朝の快晴時、雁坂からの富士山は今まで見たことないほど素晴らしい富士山でした。
途中稜線では、強い風にあたりました。それほど冷たくはありませんでしたが、長時間当たると疲れそうです。
登山道では、シカの毛がたくさん落ちていました。冬毛から夏毛への生え変わりの時期です。
先日は小屋から毛木平に向かう途中に山側からガサガサと音がしたので「ヤバイ!熊かなぁ」と、振り向くとカモシカでした。
また登山者情報では、山頂付近で若いクマの目撃情報もあります。
単独の方は「クマ鈴」などをつけることをおすすめします。
あちこちで鳥達のさえずりも聞こえてきて、いよいよ初夏が近づいてきたなあと感じます。
登山道の状況
樹林帯の北斜面には、まだまだ残雪や凍結があり、6本爪程度のアイゼンやチェーンスパイクは必携です。
・毛木平から トレースはしっかりついています。
ナメ滝まで 融雪し残雪はありません。
ナメ滝の上からピークまで 残雪あり。軽アイゼンは必携
深いところでくるぶし程度、坂だと膝まで潜る程度あります。
雪が腐ってきていて、足を取られるので、体力と時間を消耗します。
・西沢渓谷から
徳ちゃん新道と近丸新道の合流点(標高1800m)くらいまで 残雪なし
戸渡尾根~木賊山 残雪あり 軽アイゼンは必携です。
・小屋周辺
例年より多めに雪が残っています。小屋周りが一番多いです。
テント場はだいぶ出てきました。
・小屋~雁坂へ
小屋~賽ノ河原 残雪あり
賽ノ河原~破風山 残雪なし 樹林に少し氷化した残雪あり
破風山~雁坂峠 支障なし
笹平の避難小屋 使用できます。ゴールデンウィークは賑わったようです。
登山装備
登山装備が基本です。
残雪、凍結があり、軽アイゼン(チェーンスパイク)、スパッツは必携です。
防水性の高い靴、雨具などはもちろん必要。
小屋でも暖かい服装ができるように防寒装備はしっかりとお願いします。
行動中に濡れることを想定して、着替えも必要です。
荷物の防水も怠りなく。
注意点
余裕ある行動時間をとるために、出発時間をなるべく早くしましょう。
ビバークになってしまうかもしれません。
お知らせ
■甲武信小屋
http://www.kobushigoya.net/index.php
2019年の営業は4月20日~11月30日まで。
宿泊は予約をお願いします。
ご予約のお電話は090-3337-8947まで。
※夜20:00には電話繋がらなくなりますので、ご注意下さい。
電話に出れない時は、こちらより折り返しご連絡致します。
■前泊に便利な登山口近くの宿
毛木平に一番近い宿は「白木屋旅館」(電話0267-99-2405)。
村営バスで梓山のバス停前に建ってます。
関西など遠来の多くの方ばかりでなく、登山者が利用しています。
https://kobu2475.exblog.jp/30255671/
昨年の今頃の様子は?
2023年の営業はGW~(それまでは閉鎖中)。宿泊は予約必要(受付中)。テント泊も予約必要2023.03.27
2023年の営業は4/20~(小屋泊+テントとも要予約)。毛木平~十文字小屋まで積雪なし2023.04.11
2023年営業は4/20~(小屋泊+テントとも要予約)。周囲はまだ冬、凍結残雪があり軽アイゼンなど必要2023.04.18
凍結のため西沢側からはチェーンスパイク、毛木平からは6本爪アイゼン必要。防寒具油断禁物2023.04.26
甲武信小屋周辺の過去の様子
甲武信小屋
- 電話番号:
- 090-3337-8947
- 連絡先住所:
- 369-1901 埼玉県秩父市大滝3638-8 山中徳治