完全雪融けにはもう少し。刀利天狗～小屋は軽アイゼンでもOK。小屋より上は前爪アイゼン必要

怪しい雲が走る霊峰甲斐駒ヶ岳山頂　今日は少し雨が降り、強い風もあり、なんだか怖い感じ。(2019.05.28　甲斐駒ヶ岳七丈小屋)

天気・気温

05/21(火) （07:00）7℃　雨

山と周辺の状況

今朝は強い雨が降っています。この雨で融雪が進むと思います。

5/19朝6時の気温はプラス3℃でした。
なんだか秋の終わりの様な？雰囲気も感じさせる空気でしたが、爽やかな朝でした。
お天気にもよりますが、まだ日中は10〜15℃ぐらいです。
麓の初夏の陽気とは気温差もかなりあります。
登山の際は水分補給以外にも、衣類の調節が出来る準備も必要です。

完全な雪解けにはまだもう少し時間がかかります。
足をとられやすい箇所もまだまだありますので、登山の際は足元の装備もしっかり整えてお出掛けください！

■自然
昨日、尾白渓谷から小屋までの道を歩きました。
登山口近くは残雪も融け、ツツジが咲いていました。
ツツジの赤と新緑が相まってとてもきれいした。

■甲斐駒ヶ岳登山ガイドツアー
小屋では一人からでもご参加いただける安心のガイドツアーを用意しました。
詳しくはこちら
https://first-ascent.co.jp/tourlist/

登山道の状況

■黒戸尾根　積雪凍結があります。以下は5/20の状況です。
登山口～刀利天狗　残雪はありません。

残雪が出てくるのは刀利天狗から上の黒戸山のトラバースから。
アイゼン等を履かずも歩けそうですが、しっかり滑ります。
結果的にアイゼン等の滑り止めを着けた方が早いペースで歩けます。チェーンスパイクでもOK。

五合から上は雪があったり無かったりの状態。
比率で言えば地面が出ている方が多いので、ついつい横着してアイゼン履かずに頑張ってしまいそうですが、怪我の元です。

小屋から上はまだ前爪のあるアイゼンは必ずです。
地面と雪と凍結箇所の繰り返しで歩きづらいです。どうか慎重にお願いします。

　

登山装備

3000m級の山岳の雪山登山装備が基本。
アイゼン、ピッケルは必携。防寒防水対策、ヘッドライト必携

注意点

■登山口の最寄り店舗
道の駅はくしゅうの近くにコンビニエンスストア（ローソン）があります。早朝出発の場合は、ここを使うといいでしょう。

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ　090-3226-2967
※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
山の状況が許す限り、いつでもご利用いただけるよう準備をして、皆さまのお越しをお待ちしております。

■冬季営業についてのお知らせです。
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/winter

・冬季は暖房費お一人様800円
皆様に快適に過ごしていただくよう、しっかりと暖房をしてお迎えしております。
期間は、5月中旬ごろまで

・冬季も二食提供を行っております。
水道が停止しているため、洗い物なども出来るだけ減らす工夫をさせていただいたメニューでのご提供です。
ご宿泊のお客様には可能な範囲でマイコップ、マイ箸などのご利用をお願いしております。
ご協力の程、どうぞよろしくお願い致します。

・冬季　水場は利用できません。
宿泊者、テント泊は一人2リットルまで無料
それ以上お水が必要な方、通過の方は有料販売
（小屋でも春まで節水しながら大切に使用していく飲料水になります。出来る限り必要な範囲内でのご利用ください）
受付の際スタッフまでお申し出ください。
テント泊の方は空のソフトボトルなど持参いただくと便利です。
※6月ごろまでは七丈小屋の水場はお使いいただけません

■小屋の入り口について
七丈小屋受付は、三角屋根の七丈第一小屋から約10m先です。
ご宿泊、テント泊の方は受付を済ませてください。
受付口にはチャイムボタンがあります。スタッフが受付のご案内をします。

小屋泊の方は、予約状況によって、第一小屋、第二小屋のどちらかのお部屋となります。
七丈第二小屋は第一小屋から約50m先にあります。

テント泊の方も第1小屋受付口にて一旦お声掛け下さい。
サイトはさらに約200m登山道の先です。

■オリジナルマグカップ　販売スタート
アウトドア好きな方にはお馴染みの、アメリカ・ダイネックス社製
丈夫で軽くて落としても割れる心配がなく、二重構造で保温保冷効果もあります。
七丈小屋オリジナルマグカップ（容量250ml）¥1500