槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

ババ平ではお花が開花。その上から雪渓が割れ要注意。大曲から上部はまだ雪の世界。5/31降雪

槍ヶ岳山荘前 通り雨ならぬ通り雹が降りました。細かい雹でした。(2019.06.24 槍ヶ岳山荘 )
槍ヶ岳山荘前 通り雨ならぬ通り雹が降りました。細かい雹でした。(2019.06.24 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

松本市の天気予報
明日
18℃
12℃
明後日
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
曇時々雨
17℃
10℃
明後日
曇のち雨
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月20日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

5/30現在、槍沢ロッヂ付近で残雪と新緑を楽しめるのは今時期だけです。

5/31 標高3000mの槍ヶ岳山荘の外気温は0℃前後。
午前中から雨時々雪となりました。。
15時頃になると、山荘前はうっすら白くなりました。

6/1 槍ヶ岳山荘は一夜明けて、朝外に出てみると穂先がほんのり白くなっていました。
少しの間、写真を撮っていると手がかじかんでしまうほどの寒さでした。
日中は快晴となりました。

6/2 槍沢~ババ平間 お花が咲き始めています。
オオバキ スミレ スミレ と ヒメイチゲ です。
オオバキ スミレ スミレ は大分咲き始めていますのでテント場へ向かわれる方も、そうでない方もお花観賞トレッキングが出来ます。

6/3、槍ヶ岳山荘から見ると先日の降雪で白くなった穂先もあっという間に黒の穂先に戻ってしまい太陽の暖かさを感じられる日々が戻ってきています。

6月と言えば梅雨のイメージが先行してしまいがちですが、晴れる日もあります。
計画も立てにくいとは思いますが、天気予報と睨めっこして、晴れ間を狙って足を運んでみてはどうでしょうか。

■天候
5/30 槍沢ロッヂ 朝1℃(放射冷却)のち快晴
6/2 槍沢ロッヂ 快晴
6/3 槍ヶ岳山荘 快晴

■6/2現在 ババ平テント場についてお知らせです。
今までトイレは男女共用になっておりましたが、男女別で使用できます。
けれど、テント場には水道は設置しておりませんので
槍沢ロッヂで十分に補給して頂きますよう重ねてお願い申し上げます。

登山道の状況

■槍沢ルート
5/30現在
槍沢ロッヂから天狗原分岐辺りまでのルートチェック。
ババ平キャンプ場にはまだ残雪がありますが、1週間もすれば融けてしまいそうです。
キャンプ場の水源は、まだ雪の下のため水は引いてません。(水場は使えません)

ババ平キャンプ場を過ぎてすぐに雪渓が割れています。
沢の中央部にはむやみに近づかないように。

ババ平キャンプ場と大曲(沢筋が左へカーブする辺り)の中間で雪渓が割れている箇所があります。
5/30の現状ですと、ここは左側を通った方が無難かと思いますが、日に日に状況は変わっていますので、その時の状況を見てより安全と判断するルートどりをして下さい。
右辺りに夏道が出てきてはいますが、雪のある急斜トラバースを強いられます。スリップでもしたら沢にドボンです。
落石にも注意しましょう。

大曲から上部は雪の世界です。
人によってはまだスキー・スノーボードいけますよ!
ただ、楽しむにはテクニックと確固たる決意が必要です。

5/31現在、雪解けが進んでおり、それに合わせて旗竿を立て直しております。
槍ケ岳までの登山道では、ババ平より上部はまだ雪道ですが雪が割れて沢が出始めてます。
気を付けてお越しください。

■新穂側から
槍平小屋のウエブを参考にして下さい
http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/

登山装備

まだ槍ヶ岳山荘までは残雪装備が基本。前爪のあるアイゼンとピッケルが必須です。

注意点

天気をよく見て無理のない登山をお願いします。

お知らせ

■槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
・ホームページには、各小屋のブログ、ライブカメラなどがあります。

・松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間:9:30~17:00)
・営業は4月27日(土) ~11月3日(日)

■2019年  営業予定(系列小屋も含む)
槍沢ロッヂ 4月27日(土)~11月3日(日)
南岳小屋 7月1日(月)~10月13日(日)
大天井ヒュッテ 7月1日(月)~10月13日(日)
岳沢小屋 4月27日(土)~11月3日(日)

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)
  • 10/6降雪時の槍沢リート 槍ヶ岳への登山道(殺生ヒュッテ分岐)風が強ければトレースはあっという間になくなります
  • 強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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