尾瀬ヶ原にミズバショウは見頃を少し過ぎましたが、途中の湿原では見頃。三条ノ滝が大迫力の時期です
天気・気温
山と周辺の状況
ミズバショウが満開だった週末は、天候も良かったので今年一番の賑わいとなりました。
ミズバショウ
ミズバショウ
も最盛期を迎え、光合成をたくさん行うために葉もだんだん大きくなってきています。
ミズバショウ
ミズバショウ
の見頃は、少し過ぎてしまいそうですが、尾瀬ヶ原ではお花のリレーが次々に行われます。
なお、鳩待峠から山ノ鼻へ至る登山道上にあるテンマ沢湿原、植物研究見本園では今が
ミズバショウ
ミズバショウ
が見頃を迎えています。
尾瀬ヶ原の先に見える至仏山は、日毎に残雪が小さくなっていくのがわかります。なお、至仏山の登山解禁日は7/1を予定しています。今はまだ登山できません。
ミズバショウ
ミズバショウ
の季節はまもなく終了ですが、これからは他の花が咲き始めます。
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、アズマ
シャクナゲ
シャクナゲ
、ミネザクラなどを見かけるようになり、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
の葉が大きくなっってきています。
また池塘を覗くと、モリアオガエルやクロサンショウウオを見つけました。サンショウウオは卵の周りをヒョイヒョイ泳いでおり、可愛い姿を楽しめました。
登山道の状況
鳩待峠から山ノ鼻への登山道と木道は、ほぼ雪は融けました。残っている箇所ではスリップや踏み抜きに注意してください。
三条ノ滝へは行けるようになりました。赤田代からは道中ドロドロのぬかるみ地帯や倒木で歩き辛い場所もありましたが、雪は完全に融けており、通過はしやすくなっています。
この時期は雪解け水で、豪快に流れ落ちる三条ノ滝を楽しめます。
残雪期の植生保護のため、至仏山登山道が閉鎖されています。解禁日は7/1を予定しています。
登山装備
朝晩は寒いので、防寒対策は行ってください。また、雪融けで増水していたり、ぬかるんでいる場所もあるので歩きやすい防水の靴が良いでしょう。
注意点
去る5月26日(日)に、鳩待峠から津奈木橋までの県道260号線沿で、外来植物であるハルザキヤマガラシの駆除作業を行いました。菜の花に似たハルザキヤマガラシは繁殖力の強い外来植物で、尾瀬内に侵入した場合、生態系に被害を及ぼすおそれがあります。
種子の流入は、タイヤや靴底に付着した土壌によるもので、尾瀬の各入山口の種子落としマットでの靴底洗浄の重要性にも通じています。今後も尾瀬への侵入を防ぐべく、駆除作業や種子落としマットでの靴底洗浄について、御協力をお願いいたします。
お知らせ
群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンターでは、週末を中心に各種イベントを開催しています。
●尾瀬で聞くツキノワグマのおはなし
ツキノワグマを題材としたイベント「尾瀬で聞くツキノワグマのおはなし」です。本物のツキノワグマの毛皮に触れながら、遭遇した時の対処法などを皆様と一緒に実演したいと思います。
日時 :6月8日(土)18:30~19:30
場所 :群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻地区)
申込 :参加無料、予約も不要。
●尾瀬沼ビジターセンター職員がおくる尾瀬沼のすすめ
日時 :6月22日(土)18:30~19:30
場所 :群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻地区)
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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