ミズバショウの時期は終了し、尾瀬ヶ原の湿原は緑色に染まってきました。ワタスゲが顔を出してきました

天気・気温

山と周辺の状況

尾瀬ヶ原の ミズバショウ ミズバショウ はもう見頃を過ぎていますが、場所によっては、まだ白い仏炎苞が目立っています。山ノ鼻植物研究見本園など、少し遅れて咲く場所では、もう少し見られそうです。
なお、 ミズバショウ ミズバショウ は花が終わると、実になって、別の顔を見せます。尾瀬ヶ原では、実が立派な形になっていきます。

そして湿原は日増しに緑の色が濃くなってきていています。 リュウキンカ リュウキンカ 、 ミツバオウレン ミツバオウレン 、 チングルマ チングルマ 、ヒメシャクナゲ
などの花が咲き始め、 ワタスゲ ワタスゲ は果穂(綿毛)を付け始めています。
また、池塘を覗き込むと、モリアオガエルやクロサンショウウオの卵塊の姿をよく見るようになりました。

また、鳩待峠～山ノ鼻間では、樹木の新緑で爽やかです。樹木や植物のお花が増えていて、 シラネアオイ シラネアオイ 、 オオカメノキ オオカメノキ 、ムラサキヤシオ、ミヤマ エンレイソウ エンレイソウ などを見ることができます。

梅雨の時期は濡れた木道はたいへん滑りやすく、転倒によるケガの多い時期です。足元に十分気をつけて、散策をお楽しみください。

登山道の状況

鳩待峠から山ノ鼻への登山道と木道にあった雪は融けました。

三条ノ滝へは行けるようになりました。赤田代からは道中ドロドロのぬかるみ地帯や倒木で歩き辛い場所もありましたが、雪は完全に融けており、通過はしやすくなっています。
この時期は雪解け水で、豪快に流れ落ちる三条ノ滝を楽しめます。

残雪期の植生保護のため、至仏山登山道が閉鎖されています。解禁日は7/1を予定しています。

登山装備

朝晩は寒いので、防寒対策は行ってください。また、雪融けで増水していたり、ぬかるんでいる場所もあるので歩きやすい防水の靴が良いでしょう。

注意点

ツキノワグマの目撃情報が増加しております。まずは熊鈴などを使用して、遭遇しないための工夫をお願いいたします。
万一遭遇してしまった場合は、静かに後ずさってその場を離れましょう。

お知らせ

群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンターでは、週末を中心に各種イベントを開催しています。

●尾瀬沼ビジターセンター職員がおくる尾瀬沼のすすめ
日時　：6月22日（土）18：30～19：30
場所　：群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンター（山ノ鼻地区）

昨年の今頃の様子は？

山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21（金）より2023.04.19

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

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