湿原や森の木々が一層青々としてきました。ワタスゲの姿が目立ってきましたが、見頃はもう少し先
天気・気温
山と周辺の状況
梅雨期間中で雨の多い尾瀬ですが、今日は久しぶりに晴れ間が広がりました。
今朝、大江湿原を見ると、朝もやの中の
ワタスゲ
ワタスゲ
や露に濡れたミツガシワを見ることができました。なお、
ワタスゲ
ワタスゲ
は、少しずつ穂がひろがりはじめてますが、見頃はまだ先になりそうです。
尾瀬は、たくさんの花が咲く準備をしているところです。
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
などが蕾を付けているのが確認できます。
なお、大江湿原は、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、サンリンソウ、
イワカガミ
イワカガミ
などの花が今は見られます。
湿原や森の木々が一層青々として、雨露に濡れた花々やその蕾も生き生きとしています。モリアオガエルの大合唱が聞こえ、テントウムシの姿を見かけます。長い雨が終わったその先の美しい景色が待ち遠しいです。
登山道の状況
●沼山峠~大江湿原
沼山峠から大江湿原までの登山道は、残雪はほぼ消えました。なお、濡れた木道は滑りやすいので注意が必要です。木道の破損箇所には注意してください。
小淵沢田代方面への道も、雪は消え、道は明瞭ですが、ぬかるみが多くなっています。対策が必要です。
●尾瀬沼周回
尾瀬沼の周回は、南岸側も、ほぼ雪が消えて問題なく歩けるようになっています。
●燧裏林道
燧裏林道はとくに問題箇所はありませんが、木道が大きく傾いていたり、足場の悪い狭い橋があったりします。今の時期は広葉樹の新緑が美しいです。途中の湿原の
ミズバショウ
ミズバショウ
は見頃は過ぎていますが、まだ咲いています。
●燧ヶ岳
まだ雪が多く残っています。雪解け水が登山道を流れていたり、残雪の多い沢を横切る必要があったりで、慎重な登山が求められるコンディションです。
とくに柴安嵓への登りは、かなりの残雪と急登を覚悟する必要があります。アイゼンやピッケルなどを準備してください。
登山装備
日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。まだ寒い日もあるので、防寒対策を行ってください。
燧ヶ岳へは、アイゼン・ピッケルなど冬装備を用意してください。
注意点
尾瀬内には病院などの施設はありません。事前に最新の情報を収集するとともに装備を整えて、安全第一でお越し下さい。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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