至仏山が7/1より登山可能、まだ一部で残雪があります。長沢新道では、幻の「笹の花」が咲いていました。
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原はすっかり緑に染まり、そこに色とりどりの植物が先際立っています。その緑の中に、
ワタスゲ
ワタスゲ
の穂が揺れています。
ワタスゲ
ワタスゲ
は今が見頃です。
また現在はカキツバタとアヤメ(オウギアヤメ)の紫色が目立っています。オウギアヤメは下ノ堀川で群落があります。
また、先日アヤメ平(鳩待峠~富士見峠の間)に巡回に行くと、「笹の花」が咲いていました。ご存じの人もいると思いますが、笹が花を咲かすのは60~120年ごとの周期があると言われていて、凄く貴重なお花で、幻の花とも呼ばれています。
しかし笹は一回花を咲かせると枯れてしまうそうで、昨年花を付けていたのか枯れ気味の笹藪も所々あったりします。
長沢新道(竜宮十字路~富士見峠間)で咲いている花は竜宮十字路から入って長沢橋の手前などで見る事が出来ましたので探してみて下さい。
7月1日より至仏山が開山しています。東面登山道方面は登り専用となります。詳細は以下を確認してください。至仏山の希少種の高山植物が、すでにいくつか見頃となっています。
登山道の状況
・鳩待峠から山ノ鼻、および尾瀬ヶ原周辺は、問題なく歩けます。
・見晴からアヤメ平に行く八木沢道、長沢新道、鳩待峠からアヤメ平までの登山道もすべて問題なく歩けます。
・見晴から三条の滝への登山道は、雨が降るとぬかるみが増します。防水性のある登山靴とゲーターを用意してください。
●至仏山登山道について
7/1より至仏山は登山可能となりました。ただし、東面登山道(尾瀬ヶ原~至仏山)は上り専用で、下山はできません。
現在はまだ、一部で残雪が残っています。東面登山道の至仏山山頂手前、および小至仏山~オヤマ沢田代間に残雪が多く残っています。雪歩きが不安な場合はアイゼンやストックを携行してください。
なお、雪渓を避けて湿原を歩くことのないようにお願いします。登山道や木道・木製階段と残雪上のみを通行してください。
現在、至仏山では
ユキワリソウ
ユキワリソウ
、ジョウシュウアズマギク、タカネシオガマ、ジョウエツ
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、ハクサン
シャクナゲ
シャクナゲ
、アズマ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、
シナノキンバイ
シナノキンバイソウ
など、沢山の花が咲き始めています。
登山装備
濡れた木道やぬかるんだ登山道では転倒や滑落によるケガなどの危険が増大します。
また雨に濡れた衣服は容赦なく体温を奪います。尾瀬へお越しの際は天候に留意し、しっかりとした登山装備でお越しください。
注意点
ツキノワグマの目撃情報が増加しております。まずは熊鈴などを使用して、遭遇しないための工夫をお願いいたします。
万一遭遇してしまった場合は、静かに後ずさってその場を離れましょう。
お知らせ
群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンターでは、週末を中心に各種イベントを開催しています。
7月のイベントは、以下URLをご確認下さい。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/92959/
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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