大山 | 大山プロガイド協会

大山東隣の山。烏ヶ山の新小屋峠ルート紹介です

烏ヶ山の新小屋峠ルートより 南峰下部から見た北峰山頂(2019.07.06 休暇村 奥大山)
烏ヶ山の新小屋峠ルートより 南峰下部から見た北峰山頂(2019.07.06 休暇村 奥大山)
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日本気象協会提供 2024年4月25日 6:00発表
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日本気象協会提供 2024年4月25日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

7月6日(土)現在の烏ヶ山の新小屋峠ルートの情報です。

烏ヶ山に登る時の一般的なルートです。
休暇村奥大山の駐車場から歩いて10分程度のところの新小屋峠から山に入ります。

今日は、夏特有の太平洋高気圧が弱まると同時に梅雨前線も南下し、オホーツク高気圧が張り出してきたため、風向きは
北よりで冷たく湿った空気が入ってきました。お陰で非常に涼しい登山ができました。

新小屋峠入口の駐車場付近の標高は920m。そこから緩いのぼりを歩くと標高1230mの道標のある稜線に出ます。
手前にロープ場がありますが、これは上りではさほど必要とはしませ。しかし下りでは足元が滑るので使用してください。
ここから右に烏谷、左手にカーラ谷を見ながらアップダウンを繰り返しつつ分岐を目指します。
足元が見にくい場所があるのでお気をつけください。

分岐手前に少し長いロープ場があります。
通過時に一度に何人もロープに取り付くと非常に危険です。
前の登山者と充分に距離をとり、前者の干渉を受けない程度まで待ってから登るようにしてください。

キャンプ場からのルートとの合流地点は「分岐」と呼ばれて道標があります。
分岐から岩場となるのでルートをよく見ながら登ったところが南峰の山頂です。
自信がない方は分岐までで引き返したほうが無難です。

南峰頂上から約15分程度で北峰頂上に上れますが、北峰直下は非常に危険ですので焦らずゆっくり登ってください。

登山道でのお花は、ツルアリドオシ、エゾアジサイ、クロソヨゴ、ヤマツツジ、シモツケ、 カラマツソウ カラマツソウ 、ウツギ、ダイセンクワガタ、ノリウツギなどが咲いています。

大山と違って足元が黒土で滑りやすいために雨が降っている時はご注意を。

また岩場やロープ場の通過が多いため、服装注意。短パンはお止めください。必ず長ズボンで。
普通の他の山の登山でも短パンは危険です。
膝をついただけでもばい菌が入り、足が腫れてしまうことがあります。

登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。

登山道の状況

大山登山道で大きな支障の連絡はありません。
8合目上の木道に差し掛かるまでは階段状の登山道が続くため、ペース配分にはお気をつけください。

※山頂避難小屋の改修工事について
6月3日より山頂避難小屋が改修工事に入りますが、鳥取県より山岳関係者に詳細の案内が届いていないため、どのような改修かも不明です。登山口付近に看板が出ていますのでそちらをどうぞ。
また鳥取県のHPをご覧ください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/midori-shizen/

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

休暇村 奥大山  
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

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大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

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